大鐘家(牧之原市〔旧相良町〕)
「花庄屋」とも呼ばれ四季折々の花と古民家の風景が素晴らしい大鐘家
2025年09月24日

大鐘家は約300年前の建築物で、母屋・長屋門が「国の重要文化財」に指定されています。
大鐘家7代目「大鐘籐八郎貞綱」は、尾張の国(名古屋市)高針の出身です。同地出身でもある戦国武将柴田勝家の家臣となり、勝家の甥である越前丸岡城城主柴田勝豊の家老として仕えました。その後、勝豊は近江長浜城主となりますが、勝家との確執もあり、羽柴秀吉に降ります。
大鐘貞綱も「賤ヶ岳の戦い」で羽柴軍として柴田相手に戦いました。その後勝豊も病死し、長浜城主は山内一豊に変わります。のち一豊が掛川城主となり、大鐘は一豊の命により遠州相良に移り住みました。
江戸時代は旗本として徳川家に仕えましたが、江戸中期大庄屋となり、「大鐘館」を築きます。
天明7(1787)年時の相良城主田沼意次が失脚し、相良城が没収され取り壊されましたので、大鐘家は城の石垣を購入し石垣を築きました。この石垣の前は田沼街道で相良城から東海道藤枝宿まで七里(28km)の大名街道が通っています。
昭和41(1966)年、相良町(現在の牧之原市)の文化財に指定され、昭和46(1971)年、静岡県民家緊急調査により18世紀初頭の造りをもつ古民家として静岡県指定建造物となり、昭和48(1973)年6月2日、静岡県を代表する古四間取りの上層民家として主屋と入母屋造桟瓦葺長屋門が国の重要文化財に指定されました。
大鐘家は別名「花庄屋」とも呼ばれています。大鐘家屋敷の1万坪の敷地に、初夏はあじさいが咲き誇ります。10,000株のガクあじさい、西洋あじさいなど、35種類のあじさいが植えられており、紫・白・青の美しい花々が「花庄屋」を彩ります。また、秋には「酔芙蓉」が見頃を迎えます。単衣・八重・最初から紅白の花と3種類あります。その他にも、一般的なピンクの「芙蓉」や、少し大きくて真っ赤な「アメリカン芙蓉」や、同じアオイ科のムクゲなど大小合わせ100本程の花があります。
蔵の史料館では、200年前の米蔵が史料館となっており、江戸時代からの当家に残る秘蔵の宝物が常時展示されています。渡辺崋山や谷文晁などの掛け軸があります。また、田沼家から賜った酒杯も展示されています。
令和7(2025)年、NHK大河ドラマ「べらぼう」の第17回「乱れ咲き往来の桜」の「べらぼう紀行」で紹介されました。
営業時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 1/1〜1/3
入館料 大人400円 小人200円
あじさいまつり(5月下旬〜7月上旬) 大人700円 小人400円
酔芙蓉(9月上旬〜10月中旬)・菊花祭り(10月下旬〜11月下旬)・吊るし雛と大鐘家雛人形(1月上旬〜5月上旬)
大人500円 小人300円
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R7.9.13
住所: 静岡県牧之原市片浜1033
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