用事を済ませ仕事場へ戻る途中。
プラザを出て銀行を左手に見ながら交差点へ近づいた。 すると目の前右から左へ、黒いKittenがヨロヨロと横切る。
(´・ω`・)エッ? マジ? そんなとこ居ったら轢かれるやん。
後方鏡を見るとクルマはいない。前にある道は、幹線路。往来が激しい。チョッと間違えればイチコロだ。チョッと迷ったけど、クルマを後退させてハザード点灯。降りて子猫が居る辺りに向かった。拾ってどうするなんて考えてない。とりあえず危険が危ないのでその場から助けねばならんと思ったのだ。
子猫が交差点脇の茂みに入った。幸い茂みは薄いので黒子猫がそこに居るのが見える。近寄ると、何処からともなく、男の声がした。「そこや、そこに居るでぇ。」と言った様な気がする。男の顔を見て頷いた。そして、無事捕獲。黒子猫は、生後三週間から四週間だと勝手に推測した。目の色がまだ青かったのだ。
捕獲したら今度は、女が近寄って来た。 「その子どうするの❓ ウチに連れて帰りたいけど、仕事中やから無理なんよね。娘が子猫欲しがってるんよね。どうやって育てたらええんやろ❓」 色々聞いてくる。 でもワタシには、説明する時間が無いし。 砂箱とご飯と水をやっとけば 猫なんて勝手に生きとるで問題ないと思うけど、その前には、獣医に見てもらわんとアカンし、、、。この人に出来るか心配になった。「御免、ウチで飼うわぁ」と誤魔化した。
ウチには、老猫が居る。とても神経質なツンデレ猫だ。黒子猫と仲良く出来るかと言えば無理だと思う。「ウチで飼うわ」は、その場を早く離れたかったから。クルマの中には、白い籠が置いてある。深さは子猫が背伸びして顔が出るほどだ。ちょうど良いサイズだと思った。内容物を後ろにばら撒いて、助手席足元にそれを置き子猫を入れた。そして仕事場へ向かった。
冷蔵庫からミルクを出した。小皿に入れて与えるが飲まない。ニャーニャー鳴くばかり。白籠に段ボールで蓋をし、出れないようにした。んで、アニマルコントロールへ電話した。「子猫拾たんやけど、引き取れる?」 電話の向こうは、女性の声。「Okay、引き取れるよぉ」と言う。「分かった、んじゃぁ。連れてくわ~」と電話を切った。そのあと、住所をよくよく見たら軽飛行機で一度だけ行った地名な事が分かった。(´・ω`・)エッ? マジ?
マップで調べるとクルマでは一時間かかる距離。オヨヨ。他の施設はないモノかと調べたが、有っても閉まっている。腹をくくった。Pahokeeまで行こう。今は元気な子猫だが、いつ力尽きるかもしれない。仕事はあるけど、子猫を助けるのが先だ。。。
パホーキーへは、高速道路を北上して下道を西へ走る。片道一時間。

何もねぇ~。
西へ走る途中雲行きが怪しくなってきた。

出発した時は晴れてたのに。

白籠から蓋が出来る段ボール箱に替えた。中には、黒子猫が、、、。さっきまで鳴き声が聞こえていたが、今は、静か。 力尽きて果てたか、、、。 寝てるか、、、、。

前方は雨。しかも土砂降りだ。

うひょー。いよいよ雨の中。水でハンドルが取られる。このクルマのトラクション コントロール壊れてるんよね。 オヨヨ。

子猫の命を救おうとして自分が逝ってまったら洒落にならん。速度を落として走った。
土砂降りのなか、目的地に到着。 建物があるが、金網の向こうだ。金網ゲートには、鎖に南京錠。「どういう事?連れて来いって言うたやん。」 もう一度電話しようと携帯を取り上げたら、土砂降りのなか、黒い人影が見えた。 右前方に見えたアニマルレスキューのトラックから出て来たようだ。 窓を開けて、「子猫拾ったんで、電話したら連れて来いって言われたんよ」と助手席足元にある箱を指さした。その人は、無言で助手席に回り、ドアを開け、箱を取り上げ、無言でトラックの方へ向かった。何やら異様な雰囲気ではあるが、レスキューの制服を着ていたので、まともな人なのだろう。ワタシが電話したので、待機していたのだろうか? 土砂降りでなければ、話しがしたかったな。
仕事場へ戻る道程。土砂降りは止んだ。そして、仕事場辺りは、曇り空。雨が降った様子は、なかった。
🅼
Posted at 2021/06/26 17:13:36 | |
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