金曜日の夜は、日本より大事なお客さんがおいでになった。
先月より、こちらに向かうとのことを聞いていた。
なにやら、大きなコンベンションに参加がてら、とある商談交渉のため近くに来るそうだ。加えて、なにか仕事を回してくれる算段があるので、
「金曜の夜、奥さんも交えて、お食事しましょう。」
とのお言葉をいただいていた。柄になく、緊張して、
「はい、是非、、」
「場所は、お任せします。」
「ハイ!了解いたしました。」
お泊りになるホテルの近場で、”残念・失敗でした~” にならない、良いお店。。。。。。。
どこやろ?わからん。。。。
レストラン業界に居たころなら、穴場的な場所も耳にしていただろうけど。今となっては、見当が付かん。しょうがないので、ホテルのウェブサイトの案内を見る。そして見つけたのが、ヒューストンズ。
「おお、この名前は知ってる。オラがボカラ島にもあるし。行ったこともあるわ。」
と言うことで、”ポンパノヶ浜”のお店に、8時の予約を入れた。電話で ”名前は?” と聞かれたので、”◎◎◎◎” と、苗字を伝えた。普通、ココで、”スペリングは?”と聞き返されるのが定番。しかし、”Okay,you are all set for the Friday night.” と言ってきた。
オ~。流石やな。しっかりしたレストランやと日本人名を一発で聞き取れる人がおるんやな~。と思った。でも、心の中を”心配風”がよぎる。。。
んで、7時45分にレストラン到着。金曜日の夜だ、とても忙しい。ドレスアップした老若男女の間をくくりぬけて、、、
「8時の予約入れた、◎◎◎◎やけど、、、、」
フロントの綺麗な尾根遺産に告げるが、、、、
「その名前で予約入ってないです。」
オヨヨ。やっぱりか~。”心配風”がよぎると、必ずと言っていいほど現実となる。もう動揺は、しない。
「あのさ、三日前に、入れたんよ。予約。大事なお客さんが来るんだから、何とかして頂戴?」
この様な場面で騒いではいけない。静かに、しかし、力強く伝えるのだ。
「Okay。大丈夫。何とかします。」
しばらくして、お客さんが来店された。8時丁度だ。初めての街で、驚きの正確さ。恐るべし、”ジャパニーズ ビジネス マン”。
程なくして、テーブルに案内される。”予約入ってない” って言われたときは、びびったけど店の込み具合を考慮に入れれば、5分ほどの待ち時間は、納得できる。ホッとした。
ココの店も、オープン キッチン。ボカラ島店と同じだ。
ワタシが、注文したのは、ハワイアン リブ アイ。ベークト ポテトは、トッピング全種のせて貰った。

肉は、パイナップル+セサミ+ジンジャーのマリネ。味は、こちらの界隈で提供されている照り焼きステーキに共通するものがある。しっかりマリネされているのでこれだけでいただける。”ナンチャってレストラン”で良く見かけるソースぶっ掛けてごまかしているものでは、無い。とても、満足のゆく一品だと思った。
これは、次男が注文したもの。ポーク リブ に フレンチ フライ。

後で、味は、どうだった?と聞いたら、「Ribs」としか言わない。どこにでもあるバーベキュー リブの味だ。と言いたいのだろう。無愛想なやつだ。今回、次男が付いてきたのは、
「皆さんでどうぞ」
と、言われたのもあるのだけれど、家内のトラックが、久しぶりに駄々をこねたのがその理由だ。バイトがあった次男。でも、それを休ませて、彼の車を使ってココに来たからだ。
そして、お客さんと家内が注文したのは、マグロの洋風たたき。写真撮るの忘れた。と言うか、やはりお客さんの前では、写真撮るのチョッと変だと気づいた。(汗) ”Firecracker Ponzu” とメニューにあった。辛いポン酢でも付いているのだろうか?それすら確認することも出来ず、ワタシは、会話と肉に気を取られていたのだった。
ともあれ、今回ワタシは、興奮と緊張が混ざってとてもエンジョイしてしまってた。普段、お客さんと食事などしないし、ましてや、日本からのお客さんなんて稀の稀。前回、このようなお客さんを迎えたのは10年ぐらい前のことだ。新しい仕事については、後日連絡してくれるとのこと。継続的な件ではないが、いただければ、ワタシとしては大きい仕事になりそう。
Posted at 2015/03/09 05:00:53 | |
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