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2023年11月17日 イイね!

Trip To Japan 2023 (Day 10)


日本滞在十日目(副題 ミラクル ジャパン)


この日の朝は、生憎の雨。 同伴者と共に 傘をさしてバス停まで徒歩。 幸いだったのは、11月なのに、雨なのに、寒くは無かったって事。





バスに乗って この写真が貼ってある駅に 来た。 ここから北上する。





そして此処は次の列車への乗り換え駅。 小雨と列車と高層ビル。 南フロリダでは、なかなか見れない風景。 風情だな。






何時から有るのかしら? ボタンを押さないと開かないドア装備の列車。



 

小雨降る駅から乗った列車は、こんなヤツ。 大きい方のカバンは、上のRackに載せた。 肩掛けバッグは、「便利なモノが有るわい」と 目前にあるHookに引っ掛けた。 新しい列車 とても快適。 

車窓から山の景色やらを楽しんでいると、目的駅に着いた。 Rackに載せたカバン下して、下車支度。 無事下車したら列車が走りだす。 その瞬間気が付く。 肩が軽い! 一気に血の気が引く。 前と後ろ チビリそうになる。 そう、目前Hookに引っ掛けた肩掛けバッグは、走り出した列車の中。 それには、Jenny、Credit Cards、FL州運転免許証、永住権カード、FAA整備士免許証が、、、。 ワタシの人生が詰まってると言っても過言ではない。 オヨヨ。 チビル。

構内の「Lost & Found」へ駈け込んだ。 5分も経ってないから、走る列車の車掌さんに連絡すれば直ぐに確保出来るだろう。 大丈夫だ、焦る必要は無い。

忘れ物係の駅員さん曰く「係のモノは、不在。 代わりに私がやる也。」 鉛筆で紙に列車番号、座席番号、バッグの色、形、内容物等書き込んでる。 レトロなプロセスの進行がとてつもなく遅く感じる。 でも、大丈夫だ、焦る必要は無い。 連絡先電話番号は、ワタシのにすると、国際電話になるので、同伴者のモノに。 この時点で、出来る事はやった。 やっちまった失態は、取り返せない。 待つしかない。 そんな気持ちで、取り敢えず予定の行程を進む。





レンタカー屋へ、来た。 ワタシの知っている軽自動車の記憶をぶち壊す車体のK-Car。 この時、此れにしておいて良かったとしみじみ思った。 普通車の予約を入れてたら、借りる時点で払うJennyが大きくなる。 ワタシの人生が詰まったバッグにその大半が入っているのだ。 今は、節約せねばならないのだ。

Lost & Foundの駅員さんからの連絡は、未だ無い。





同伴者の運転、ワタシの携帯電話、GPSの指示に従って山方面へ進む。 ワタシの携帯電話は、米国仕様。 GPSの尾根遺産は、米語を喋る。 米語を喋るはずなのに、「In 200m, turn left on チャウチャウ ジョージョー ダイエン 前」と、訳の分からん言葉を連呼する。 慣れないクルマで初めての道を緊張しながら運転する同伴者、人生バッグを紛失し意気消沈な助手席GGE,  意味不明な指示をするGPS。 車内は、静かながらも大混乱。 とってもChaosだった。

道中、駅員さんから電話有。 「未だ、見つかってません。」ですと。 見つかって無いんなら電話してくるんじゃないよ!と一瞬思ったが、「探す方向で動いてくれてるんだ。」と思えば怒れない。 怒れば怒る程見つかる可能性が上がるのかと言えばそれは、違う。 怒ってもしょうがないし、紛失したのは、自分なので怒れないし。 「ありがとうございます。 宜しくお願いします。」と電話を切った。

クルマは、進む。 標高が上がってるのが判る。 耳の空気抜きをせねばならない。 車窓から見える紅葉、眼下の雲。 「綺麗な景色ね。」と言ってしまった。 同伴者は、言う。 「この状況下でそんな事が言えるなんて、、、、。 アンタがどんな人か、判った。」ですと。 果たして、それは、良い事なのか悪い事なのか? 上の画像は、泊まるお宿の受付付近の窓から撮影。 ほら、雲が眼下に見えてとても綺麗じゃんね。

人生バッグ紛失から2時間程経つ。





紛失人生バッグが返って来ないと泊まれないかも知れないお宿に事情を説明していたら。 駅員さんから連絡あり。

「有りました!」

聞いた瞬間、出そうな涙をグッとこらえた。 お宿に事情が更に変更した事を伝え、即座に発見人生バッグの保管場所へ向かった。





列車で片道1時間半先の保管場所は、此処の10番ホーム。 Lost & Found係の駅員さんは、人生バッグの持ち主である事を証明出来るモノを求めるが、全てそのバッグに入っている。 無理な相談だ。 物的証明は、出来ないが、内容物が何かを証言出来る。 告げると駅員さんは、納得して人生バッグを返してくれた。 Nice guyだ。

そしてそれは、ジャパニーズ ミラクル。 バッグの中身、Jennyを含め全てそこに有った。 ワタシの人生、マダマダなんだな、なんて、思った。





帰りの列車内、楽しみにしていたお宿の洋風しゃぶしゃぶの代わりに頂いたのは、とても安いおにぎり。 これが、とてつもなく美味く感じた。 この度は、同伴者に多大な迷惑をかけた。 申し訳ない気持ちから、これ以後は、「さん」付けで呼ぶようになった。





片道1時間半の列車と半時間の夜間ドライブの後、辿り着いた部屋で、幸運を祝った。



十日目終了



  🅼
Posted at 2023/11/29 16:25:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「Nice Photoですね~!     。」
何シテル?   07/29 15:22
ねぇ。 あんた 日本車 持ってる? 何に乗ろうがあんたの勝手やけどさ。 日本経済に貢献してよ。 だから、一台ぐらいは、日本車にしなよ。...
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