先日試乗させていただいたABARTH 500e。
最初は「面白そうなので、駐車スペースと予算が許せば。。。」と思っていたのですが、試乗した感触としては残念な感じ。
車自体の出来は非常に良く、車そのものを否定するような内容ではないのですが、ベースになった500eが出来が良すぎたといえばわかりますでしょうか?
ガソリンエンジンの500とABARTHの差ぐらいの変化を期待すると、そこまでの差は感じないんですよね。質感含めて。
外見も派手ではあるものの、500eの色違いに見えてしまったり、細かく見て行けばリアサイドのサッシが500e icon同様に樹脂だったりとか。(樹脂を否定はしないのですが、価格差を考えると、ちょっと萎えるポイントです。)
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室内もご覧の通り、ステッチこそ派手ですが500eのエコレザーも質感では頑張ってると感じました。
例の疑似エンジン音も6000時間かけて練った割には。。。というのもあって、試乗中にオフにしたぐらいですし。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/066/919/111/4b4e9440da.jpg?ct=dcc87bd99b8b)
ABARTHの方はステアリングやダッシュボードの一部がアルカンターラになっているのはやる気にさせるインテリアでカッコイイですが、この為に差額100万円以上の価値は見出せませんでした。
乗ってみた感じも、500eの重くどっしりした印象のハンドリングはABARTHにも健在で、ハンドルを切る楽しさはあるものの、やはり500eとのキャラクターの違いがあまり感じられず。。。
メーカーの言う加速感についても、確かに500eよりもABARTHの方が加速感はありますが、500eが制限された加速感という感じで、ABARTHが本来のモーターの能力なんじゃないの?というぐらいの差ですかね。
総じて、ベースとなるFIAT500eの出来が良すぎて、ガソリンの時と比べると、ABARTHとしての商品性が薄まってしまった感じはありました。
(ABARTH500e Scorpionissimaカブリオレで乗り出し700万円!)
実際、Dの方も「皆さん、乗ると良いと言ってくれるのですが。。。」と言ってましたし。(笑
あ、でも街中で絶対に見ないだろうな。。。という意味では、ABARTHの希少性は貴重だと思いました。
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Posted at
2023/11/05 23:00:51