ホテルからの玉手箱が無く
少々ホッとしたワタクシ(←何を期待しとったのか?)ですが、後半二日目は太地町立くじらの博物館にイルカショーを見に行きました。
太地町立くじらの博物館公式HPは
こちら
当初は会場周辺もしくは会場内で、
シーシェパードによる襲撃を
警戒していたワタクシでしたが、思い過ごしでしたね
(←当たり前や!)。
入場料はJAF会員証を持っていれば少しは割引が利くかと期待しましたがあえなく撃沈、まぁイイでしょう。入場して早々、イルカショーが始まるとの事で会場へ向かいます。
イルカショーの水槽は、他の豪華水族館と比べればはるかに小さいです。そんな水槽にイルカが4匹も居るのですから窮屈かもしれません。水槽が小さいので大きなアクションは出来ませんが、それでもトレーナーと息が合った4匹がお客さんを楽しませてくれます。

ダイブをする場面の写真を収めようと悪戦苦闘したワタクシですが、イルカが飛び出た瞬間にシャッターを押したにも関わらず
写った画像は着水した場面ばかり。ホントはこんな写真が撮りたかったんですよ。

(写真は公式HPより)
イルカショーの後はお楽しみの「イルカにタッチ!」の体験です。別途200円を払えば参加できます。先ず自身の履物の消毒を済ませショー会場に上がります。そして順番にイルカにタッチさせてもらえるのですが、
流石にイルカ自身も長続きしないのか入れ替わりでタッチさせてくれます。でも相手も生き物です、
機嫌が悪いことも有るのかトレーナーさんの言う事を聞かないイルカもいるようで・・・。
会場を移して、湾の一角に設けられた浮島に行けばイルカの餌やり体験が出来ます。
小さなバケツに小魚5匹で200円なり。これを持って浮島を歩くのですが、
お腹を空かせたイルカ達が独特のガラガラ声を響かせて寄ってきます。
もうカワイイのなんの!

(写真は公式HPより)
餌やり体験の海上ではイルカのみならず小型のクジラにも餌を与える事が出来ます。ちなみに、餌やり体験が出来るイルカやクジラの
一日の食事量は職員さん曰く
おおむね10~15kgの餌が必要だとか。
「おまえら、こんな大勢の人間から餌を貰ったら食いすぎやろ!」と思っていたワタクシですが、それを聞くと
今ワタクシが持っている5匹の小魚なんぞ米粒ごときの存在なんでしょうね。
続いて今度はクジラショーが始まります。
ある方はシロナガスクジラのショーを期待していたようですが、南極海で捕獲する
あんなデカいクジラが
こんな小さな湾に収まるはずがありません。聞いたワタクシがビックリです。

クジラショーは湾の一角を利用した会場ですので、イルカショー会場よりは遥かに広いです。ショー自体はイルカもクジラも同じ内容のようですが、いかんせんクジラの体は固いのか動きが鈍感です。ジャンプも水面高くという訳にはいきません。だから怪我防止のために広くしているのかな?
でもシャッターチャンスは何とか捉えれたかな?
イルカとクジラのショーを見終えた我々は、海洋水族館にいるという真っ白なイルカに会いに行きました。その彼女(メス)は
スピカちゃん。

このイルカは全身の色素が無い「アルビノ」と考えられています。「アルビノ」は遺伝子の異常でメラニン色素を作ることができないため、多くのハンディーがあり、自然界での生存率は低いと言われているそうです。
アルビノのバンドウイルカ「スピカ」に関する情報は
こちら(PDF形式)
イルカ&クジラ体験を十分満喫した我々一行は帰路につきました。
帰路は昨日走った道を反対方向に走るだけですが、同乗者は疲れたのかスヤスヤオネムです。運転手のワタクシはそういう訳にはいきませんが
意外と運転してる方が楽ちんなのはワタクシだけでしょうか?
昨日も立ち寄った道の駅みなべで休憩した後、昨日に気になっていた
イノブータンランドに寄ってみることにしました。そこで海岸沿いをさらに進みますと「道の駅イノブータンランド」が見えてきます。が、
チーン・・・。
数台の駐車枠とトイレ設備が有る小さな道の駅ですが、
物産コーナーは閉鎖中!期待外れでした。
少々後味の悪い事になってしまいましたが、総じてこの南紀紀行は十分楽しめた旅でした。
~終わり~