
昨年末にマフラー盗難被害で廃車としたワタクシの50cc原付バイクですが、「壊れないから今まで所持していた」ので今後の買い替えは無いつもりです。とは言うものの24年間も乗ってきましたので前述の形で突然の廃車になれば
ポッカリと心に穴が開いたような気分になります。
なので正月休暇で帰省して持て余す時間を利用してGooバイクを色々と検索してみました。
(1) 何故に50cc原付バイクは衰退したのか
昨年のニュースとして流れたのでご存知の方も多いかとは思いますが、2輪の雄の一角であるヤマハ発動機が50cc原付バイクの自社生産から撤退し、もう一方の雄であるホンダ技研からOEM供与を受けるというもの。
◆若者の味方「原付バイク」はどこへ消えた?
~ヤマハ・ホンダ提携が示すバイク文化の凋落~(東洋経済オンラインより)
http://toyokeizai.net/articles/-/139521
色々な事情が語られていますが50cc原付バイクの需要が激減した事は紛れもない事実で、つまりは商売にならないという事なのでしょう。この流れを理解しておかないと、今後仮に50cc原付バイク復活をワタクシが考えた時のターニングポイントとなると考えています。
ワタクシの幼少期は一家に1台自家用車所有がまだ行き渡らない時代で
(ワタクシの父も会社の車を週末に持ち帰り帰省に使っていた)その時代を経験した者としては、
学生や主婦の一番身近なモーターリゼーションとして50cc原付バイクは貴重な存在でした。ところが近年は自動車は一家に一台どころか一人一台の時代となり、また一番手頃な軽自動車の大幅な性能向上&低燃費化が図られてきました。また電動アシスト自転車の普及というのも見逃せない事と思います。かくて挟み撃ちに合った50cc原付バイク市場は少子化も相まって凋落したのではないかと考えます。
(2)50cc原付バイクの使用目的を考える
既に自家用車が有る我が家にとって50cc原付バイクの存在価値はどこに見出すことが出来るでしょうか。パターン別に考えてみます。
・近所のコンビニ → 自転車が圧倒的に便利
・スーパー等の買い物 → 自転車or大きな荷物や降雨では絶対に車
・駅前での用事 → 自分だけなら50cc原付バイクが便利だが、降雨や2名以上なら車
・大阪市内方面 → 駐車場の事を考えると電車利用、50cc原付バイクでは遠すぎる
・それより遠方 → 言わずもがな車
こう考えますと50cc原付バイクの出番が少なく「無くてもイイだろ」と言われても仕方がありません。
(3)50cc原付バイクの購入を考える。
それでもなお購入を考えたとしましょう。選択肢は新車と中古車です。
先ほどのGooバイクによりますと、中古車として購入できる50cc原付バイクのエンジン種別は4ストと2ストに分かれます。これは排ガス規制によるもので今では新車はほぼ全て4ストです。
2ストは排ガス規制前の車種なのでエンジンパワーも有り&安価なのですが何せ販売終了から時間を経た車種ばかり。なので将来の修理リスク上昇や補修部品入手困難を考えると(先の廃車もこれが理由のひとつ)考えどころです。一方4ストはと言いますとこれらの懸念はまだ無いものの、チョイ乗りしか行わないワタクシにとって2ストには無く4ストに付いて回る各種オイル交換の手間は面倒くさいし。また4ストの中古車は結構イイ値段がします。これなら思い切って新車購入も視野に入ります。
これらを考えますと積極的な50cc原付バイク購入の選択肢が見当たらずです。