
ワタクシ、当Blogを始めた頃よりまだ昔に、デジタル日記(メルマガ)をやっておりました。題して「四国遍路漫遊記」。それは毎晩自宅のPCで当時の遠距離の彼女にメールして・・・。当時はまだアナログ56kbps回線と記録媒体にMOを使用していました。
そんな当時のMOを懐かしく思い、当Blogのネタ切れ時に不定期に回顧してゆこうという企画です。
なるべく当時のままで転載しますが、一部表現が適切ではない部分は修正させていただきます。
<第5話>
<時期>2003年2月
うーん・・・今週はメチャクチャ眠かったです。思わず「道の駅」で寝てしまいました。春の目覚めで冬眠から目覚める動物が出てくる中、眠りの季節に入った?ワタクシです。
なんでこんなに眠いかと言えば、今週の移動距離が関係してるのでしょうか?火曜日の朝一番(7:30)に香川県高松市の自宅を出て、高速道路と一般道路で海を越え山を越え走ること、5時間。高知県は宿毛市まで行きました。まさしく四国を対角線上に端から端まで行ったって感じです。高知県宿毛市は足摺岬のお膝元の街、そして、清流「四万十川」の流れる街です。のどかな街です。
四国の北半分では大雪の為に高速道路が通行止めになったりして皆さん立ち往生しているさなか、ワタクシだけは南国土佐の国にてのんびり車を走らせていたのです。とーってものどかなので、ちょいと横道に反れて四万十川を見に行きました。見に行くといっても、四万十川沿いを車で走っただけなのですが・・・。そー言えば、四万十川って最後の清流と言われているのですよ。その訳は「ダムが一切無い川」なのです。日本の川は多かれ少なかれ、上流から河口まで必ず何がしかの人工物が有るのだそうです。ダムや、水門、砂防ダム、などなど、水の流れを遮るものが有るそうです。ところが、四万十川にはそれらの人工構造物が一切無いのです。だから、最後の清流、だそうです。そう言われてみれば、川の流れはとても静かです。川を泳ぐ魚も見えそうです。上流に行けば、小船に薪を焚いて漁をする、幻想的な光景が見られるのでしょうか?そうそう、清流と言っても渡らねば生活できないので、橋は所々に掛かっています。で、ワタクシが見つけた面白い橋が有りました。看板によると「佐田の沈下橋」です。
沈下???
おいおい、沈むのかよ?と思うでしょ。本当に沈むのです。とは言っても、いつも沈むのではありません。洪水のときだけ沈む橋なのです。つまり、ダムが無い川って事は、言い換えれば洪水のコントロールが出来ない川とも言えます。だから大雨が降ろうものなら、一気に川の水かさが増します。そうなると、川に掛かった橋が流れの妨げになるのです。だから少しでも川の流れを妨げない工夫として欄干(手すり)を無くしてしまいました。一見、合理的のように思うのですが、結構怖いです。だって、橋の両脇に有るはずの「手すり」が無いのですよ。転落予防の防護柵が無いと同じです。高所恐怖症のワタクシとしては、これって、メチャメチャ怖いです。しかも、ここを車で渡れって言うんだもん。オシッコちびっちゃいました・・・
最近の橋はきちんと立派な橋ですが、一昔前の橋はこんなのです。
とまぁ、いろいろ見てきてホテルに泊まる事にしました。いつも泊まっている、ホテルサンルート中村が団体の為に満室なので、今回は別のホテルにしました。11月だったかな?「コンビニが無い&こんなの鉄板焼きか!」と携帯にてメールしたホテルです。1泊税込み5000円は安いのですが、食事がねえ・・・まあ、ビジネスユースだから妥協しましょう。で、そこのホテルの食堂にて面白い話を聞きました。先日、<田舎の人の自慢話は面白い>とメールした件です。地元の方が東京自慢話を、のどかに話してるのですが、違うんだなぁ・・・
田舎って、面白いところです。