バッテリー交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
週末限定のアテンザ。
11月末の土曜日にキーオープンすると連動ドアミラーからは非常に弱々しいモーター音。始動するとバッテリーのSOCが66%!?
その後は75〜80%前後と、バッテリー交換を躊躇させる数値が続いていましたが、この三連休初日の土曜日はSOCが62%!?
「バッテリーマネジメントシステム点検」こそ表示されませんでしたが、バッテリーの充電でi-Stopできませんが続く。
そりゃ4年1ヶ月ジャスト118,000km使用だもん、これもうヤバい死ぬ!!
と、いうことで、楽天スーパーセールで調達しておいたバッテリーを早速用意しました♪
ほかにゴム手袋とエーモンの新製品、12V仕様のメモリーバックアップを用意しました。
作業にあたっては「つぼ」さんのCX-5の整備手帳を片手に進めました。おかげで作業完遂出来ました。ありがとうございます。
また、バッテリーのマイナス端子を外した後処理を解説しているところも見つけました。記載内容はメーカーのものと同一みたいですね。
http://www.toolplanet.jp/files/pdf/tpm-r/car/files20180502112822.pdf 2
バッテリーを取り外す前に充放電積算量のリセットをするそうです。
1. 全てのドアを閉める。
2. エンジンスイッチを2回押してON(ATはブレーキペダルを踏まず、MTはクラッチを踏まずエンジン停止のまま。)にする。
3. マルチインフォメーションディスプレイに警告が出ている場合は全て消す
4. ATはシフトレバーをPからNへ。MTはシフトレバーをニュートラルへ。
5. 左足でブレーキペダルを踏みながら、右足でアクセルペダルを5秒以上踏み続ける。
6. 「バッテリーマネジメントシステム点検」が表示されます。
7. 左足でブレーキペダルを踏んだまま、右足でアクセルペダルを3回踏み踏み踏みする。
8. 「バッテリーマネジメントシステム点検」が消灯。
9. エンジンスイッチをOFFにする。
3
バッテリー交換後にi-Stop作動チェックを控えているので、バッテリーを交換前にしっかり暖気をしておきましょう。
i-Stopの作動条件は外気温にもよりますが、冬季は水温40℃以上が必要です。作業中にも水温はどんどん下がることも考慮してしっかり走り込んでおきます。
また、DPF再生中に交換すると、途中で自動的に水温70℃以上まで上げて再生終了まで足止めを食らうと書いてあるのでご注意を。
作業の邪魔になりそうだったので、タワーバーは外しておきました。
他は何も外しませんでしたが、ディーラー作業ではエアクリーナーボックスの蓋なども外すそうです。
後で後悔しましたが、銀六印やコルトレーン装着車は予め増設ケーブルを外した方が作業性を確保出来ます。
4
バッテリーフレームを外します。
ボックスレンチはディープソケットが必要です。
ナットは外さず、あくまでも「緩める程度」に。
銀色の棒はJ形になっていて、バッテリーを載せてる台に引っ掛けてあるので、フレームと一緒に外します。
さもないと落下、、させちゃった(^^;)
5
メモリーバックアップを+ターミナル→-ターミナルの順に繋いでワニ口クリップが外れぬようテープでぐるぐる巻きに。
続いてバッテリー端子から-ターミナル→+ターミナルの順に外します。
特に+のターミナルはテープで厳重にぐるぐる巻きにしておきましょう。
6
もう交換が終わっちゃってますが、バッテリーは23kg。持ち上げる際に周りについてるインシュレーターがズレ動いて難儀しましたが気合いで降ろしました。
本来なら外す取っ手は付けたままでも弊害は無いと思うので付けたままにする主義です。
ケーブルを戻す際は、バッテリー端子に+ターミナル→-ターミナルの順に繋ぎます。
メモリーバックアップは、-ターミナル→+ターミナルの順に外して終了です。
尚、ターミナルの締め付けトルクは2.9〜4.9Nm。バッテリーフレームもその程度と聞きます。締め過ぎるとバッテリーの変形などトラブルの原因になるので締め過ぎ注意!
7
さて、アテンザはいろんな制御が掛かっているので、バッテリー交換後に設定を初期化していきます。
今回、メモリーバックアップを使ったのにTRIPメーターが0.0になってたので、、本項2から全部いきます(>_<)
成功した方は飛ばして次項13からです。
1. 一時的に外して再利用する場合は、事前にTorque ProなどでバッテリーのSOCが75%以上であることを確認。(エアバッグ対策などはヒューズ外しの方が良いかと。)
2. バッテリーのマイナス端子からターミナルを外し、5分以上放置する。
3. 電流センサーのコネクタを外す。(写真)
4. バッテリーのマイナス端子にターミナルを装着し、10秒以上放置する。
5. 電流センサーのコネクタを戻す。
6. エンジンスイッチをON(エンジンは停止)にし、15秒以上・1分以内放置する。
7. i-Stop OFFボタンを長押しし、i-Stopランプを確認(約10秒間)。
・緑色の点滅→次へ進む。
・橙色の点滅→バッテリーSOCが75%未満とか異常があるかもしれません。
・橙色の点灯→手順に不備があるので始めからやり直し。
8. エンジンスイッチをOFFにする。
続いてステアリング舵角センサーのリセット
9. ボンネットを閉じる
10. エンジンを始動する
11. ステアリングを右にフルロック・左にフルロックさせる。
12. エンジンスイッチをOFFにする。
8
メモリーバックアップが成功した場合はここからスタートです。
13. 25秒以内に13-1〜13-4の操作をする。
13-1. エンジンスイッチをON(エンジンは停止)にし、5秒以内にi-Stop OFFボタンを3秒以上長押しする。→i-Stopランプが警告灯(橙色)で点灯する。
13-2. エンジンを始動する。
13-3. i-Stop OFFボタンを1回長押しする。
13-4. i-Stopランプが橙色の点灯から緑色の点滅に切り替わることを確認する。(橙色の点灯が続く場合は1からやり直し)
※DPF再生(なじみ再生制御)中にバッテリー交換作業をした場合は、この時点で自動的にエンジン回転数が上がってDPF再生を再開するそうです。
14. i-Stopランプ(緑色)が消灯するまでアイドル状態(電気負荷無し)で待ちます。
15. i-Stopランプが消灯したらエンジンスイッチをOFFにする。
16. エンジンを始動し、i-Stopランプが消灯していることを確認する。
17. 4km/h以上で走行し、i-Stopランプが緑色に点灯することを確認(筆者は水温が40℃まで下がってしまい、200〜300mほど走行して点灯しました。)
18. そのまま停止してi-Stopが作動するか確認する。
19. エンジンスイッチをOFFにする。
お疲れ様でした。
尚、Torque ProでバッテリーSOCを監視している場合、装着後しばらくは0%を示していますが、安定すると直るそうです。
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