
この土日で作業手伝ってきました。実質、一人で工場内の車をほとんど全て作業されているようなもので、場合によっては日曜も出勤するとか。それどころか、こだわり出したら明け方まで作業されていることは日常茶飯事と言う・・・とんでもないお方なわけで。今回土曜日も翌日日曜の朝5時までインマニのガスケットを剥がしていたそうな!とりあえず、土日作業の内容報告をば。
老朽化が顕著なため、ブレーキ修理とセットでエンジンガスケット一式交換です。工程は、平場でエンジン上側のガスケットを全て交換、リフティングジャッキに移動してミッション下ろしてエンジン前後のガスケット&オイルパンガスケット交換、ブレーキ周りの修理。と言った感じ。このうち日曜までで平場作業まで終わりました。
土曜の昼過ぎに行くと、エアクリ、キャブレター、デスビキャップ等、細かいパーツはすでに外されていました。デスビ本体、バルブカバー、インテークマニホールドをこれから外します。
バルブカバーが外れた状態
デスビ本体
して、インマニ本体を外すわけですが、ここまでで、恐ろしい事実がいくつか。バルブカバーのボルトが全て緩んでいたこと。スパナをかけて小指でも回せました。おそろしか~w
さらにファンベルト用のプーリー、これも完全に緩んでました。ゾゾゾォ~っと鳥肌が・・・
んで、インマニのボルトですが、2本だけ焼き付いてました。折れたら最悪とすこーしずつ回して・・・なんとか取れました。ボルトも無事です。ねじ山がカスで埋まってましたけどw
いざ、御開帳~・・・重っ!!!2人がかりでインマニ下ろしました。見た目以上に重い。15kg以上あるんじゃなかろうか。
中は真っ黒くろすけのすすわたりw
ガスケットは、かなり昔に交換した痕跡がありますが、ちゃんと面出しせずにカスが こびりついたまま新しいガスケットを付けたんでしょうね。剥がしたら大惨事になってました。
インマニ本体も真っ黒。存在意義の不明なカバーがリベット止めされているものの、隙間から見えるのは・・・間違えなく黒ずんだカスの集団・・・
リベットの頭を落として外すと・・・
ウギャ~~~!!!へばりついとる!
ここから先、ショップの人はエンジン本体の清掃、自分はインマニの清掃。CRCエンジンコンディショナーとブレーキパーツクリーナーが大活躍。通常、エンジンコンディショナーはエンジンの暖気が終わった段階で、少し回転数を上げた状態でキャブレターに直接噴射しますが、今回はインマニの汚れに直接噴射して市販の歯ブラシで磨きました。泡がカフェラテの色になり、やがてブラックコーヒーに・・・ここでパーツクリーナーで洗い流し。これを繰り返すこと4時間。
どやー!地金が見えるっ!歯ブラシの限界です(汗
その頃エンジン本体もインマニ、バルブカバー接合部がピカピカに!
と、ここで自分は時間切れ。帰らなきゃ・・・ってもうAM1:30過ぎてるし(笑
翌日日曜日、昼過ぎに行くと、気分転換ということでランチア テーマの足回りを整備されてました。聞くと、自分が帰った後もエンジン内部のプッシュロッド、ガスケット配置部のペーパーがけ、インマニに付いていたガスケットを剥離、綺麗にペーパーをかけていたそうな。気が付いたら朝の5時だったそうです(爆
で、11時頃からランチアの足回りをバラシていたそうです。
と、いうわけで(?)今回、チョー老朽化したイグニッションコイルを新品に交換。
まぁこの日はステーを付け替えただけですが。若干、新品のほうが太く、純正のステーにかぶせるとビスが届かない!直径2ミリ弱太かった!んで、結局割りピンで固定(笑
暫定処置ですが、コイルは全く動きません。スバラシィ~~のか?
閑話休題。新品のガスケットです。
なにやら付属品があって、ブローバイの流量調整用みたいな感じで、2枚(左右1枚ずつ)なんですが、純正では1枚も付いていませんでした。「ん~アメ人だから交換するときに手抜いたんじゃね?」なんて笑いながら話して。ショップの人が考えながら英語の説明書を読み上げて・・・「あ、エンジンの排気量と年式で付け方が変わるんだ!」パターンを見ると、
・左側のみ
・右側のみ
・両方付ける
・両方付けない
の4パターン。
自分のは350ciの1969年だから・・・両方付けない。おぉ~合ってたんだ!手抜きじゃなかったw大爆笑です。
その後、自分はインマニの表をピカピカに・・・
いや、これでも見違えるくらい綺麗になったんですよw
エンジン側もスタンバイ完了。
水周りに液体ガスケットを塗って、ガスケットを載せます。このまま15分放置。
15分後には超重量のインマニを載せます。気が滅入る・・・
別件で高校時代から付き合いのある友人を呼んでいたんで、手伝ってもらうことに。いや、手伝ってもらわないとムリ!インマニを載せるとき垂直に降ろさないと、ガスケットがずれたら液体ガスケットが均一にならず後でオイル漏れの原因になります。当然、ズリズリ調整するのも好ましくない。そのうえパイプやら何やらを かわしながらボルトの穴位置を見て置かないといけないんで大変。
3人で「せーのっ!」インマニがエンジンルームに登場・・・と次の瞬間!「ライト用意するの忘れたー!ちょっと取って~(泣」ショップの人と友人が支えている間にライトを取って、いざ勝負!
「もうちょっとこっち。前、前、前、行き過ぎぃ!後ろがもうちょっと右・・・」3人で腕がプルプルしてました(笑
もうちょっともうちょっと・・・言っている間に、「すいません、すでにインマニ下りてますw」友人と2人で声を揃えて言うとショップの人は「えぇ~~~~~~!あ、下りてるw」ボルトの穴位置を見てちょっとのずれだったため、少し押して調整。後はボルトを入れるだけ。
カスが焼きついたボルトを綺麗に磨いて手で閉める。スパナで本締めをするのは翌日。すぐに締め切ってしまうと固まっていない液体ガスケットがブニュッっと出てしまい、塗布する意味がなくなるそうです。
ふぅ~。くたびれたぜぃ。
日曜はここで終了。
オイルの流れが良くなって、圧もしっかりかかるようになって、これからエンジン前後のガスケット交換&引きずってた左前後輪のブレーキも解消されて・・・全部終われば一層元気良く暴れてくれるでしょうw
Posted at 2012/10/23 20:32:30 | |
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