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2012年12月24日 イイね!

フェアレディZの歴史[第4回:フェアレディZ(Z33)の復活]

フェアレディZの歴史[第4回:フェアレディZ(Z33)の復活]990年後半に北米向けのZが製造中止・販売停止されましたが、その件である人が本社に殴りこんできました。
北米でダットサンブランドを立ち上げた、Mr.kこと片山さんです。
80年に日産ブランドの統一で影を潜めていましたが、さすがにZの製造中止には本社に直訴しました。


その当時の日産社長は、北米等の工場を主担当してきた塙社長です。
この頃の日産は経営がどん底の状態で、とてもスポーツカー開発できる雰囲気ではありませんでした。
それでも塙社長は日産として、スポーツカーを造ろうと決断します。
ご時勢だけにスポーツカー開発を極秘で託されたのは、湯川さん含め3名の開発者で進められました。
そして日産はルノーに再建支援を求めて、あの日産再生のリバイバルプランが発表されます。
その直後にフェアレディZ(Z32)は国内でも販売停止となり、次期Z33登場まで姿を消しました。

しかしそのリバイバルプランの発表直後から、湯川さんが開発責任者となり密かに次期Zの開発がゴーとなります。
この開発と前後して、Mr.kこと片山豊さんもニスモ嘱託(名誉会員)として日産グループに復帰を果たします。
Zの生み親が同じ社内グループにいるとのことで、お互いに意見を出し合い開発していきます。
そして2001年北米ショーでプロトタイプが登場し、その年の東京モーターショーでは生産タイプの参考展示もありました。

Z完全復活に向けてすべてが準備され、2002年7月に日産のV字回復とZ33として華麗な復活を果たしました。
Z33では日本でも350Zとしてフェアレディの名前を外そうという動きもありましたが、開発責任者の湯川さんの強い意思で国内ではフェアレディの名前はそのままとなりました。
この頃は環境による排ガス規制もあり、R34GT-Rやスープラ/RX-7等のスポーツカーが生産中止となりスポーツカーを選べるのはZのみで価格も庶民のスポーツカーの価格ということでヒットしました。
また片山さんがニスモの嘱託になったこともあり、ニスモはGT-Rイメージが強いでしたがZ33用のパーツも拡大していきます。
そしてZ33は、GTやS耐レースにも出場して活躍していきました。
開発責任者の湯川さんが、毎年進化させるとの公言通りZ33は年々進化して、少しずつスポーツカーファンを確実に増やしていきます。

今回は、ここまでです。(今回の補足1補足2
次回はフェアレディZ歴史のシリーズも最終回です。
次をお楽しみに・・・・。

この記載の件については、さまざまの参考文献(雑誌・書籍・TV放送等)を参考にしております。
Posted at 2012/12/24 14:27:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | 企画物 | 日記

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