COSMOS～天の川のひとしずく

人は誰でも一度は「人はどこから来てどこへ向かって、自分はなんのためにいるのか…自分はなぜ存在してるのか？」と言う問いかけをしたことがあると思います。
自分も幼い頃、空を見上げてそんな事を漠然と思ってました。


あの宙には無数の銀河があって、その中のひとつ、天の川銀河の中に太陽といっしょに私たちの住む地球があります。

気が遠くなるような遥か昔、いろんな物質が気の遠くなる時間を旅して、それらが次第に寄り添い集まって、だんだんと大きくなり、やがて星になり散っては星になって…


いつの頃かそれらが生命となって、長い歳月をかけて海から陸へと…
そして今、その事について空を見上げながら考えてる事が奇跡なんだと…


何十万年、何十億年も輝き続ける星たちに比べれば、人の一生など、瞬きほどの短い時間かも知れません。
でも同じ時間の中を旅してる我々人間も、大きな星も小さな星も、懸命に生命を燃やして輝いてるのだと自分は思います。


しかしこの国では滅多にない事ですが、紛争や戦争で懸命に生きてるにも関わらず、外的要因で突然命を絶たれることも少なくありません。
全ての人が幸福になる権利を阻害されない、平和で文明的な暮らしが出来る事を、切に感じる今日この頃です。


画像データ
Nikon D800 ISO2000 50秒　Tokina AT-X270AF Pro F2.8→3.5 28mm
Photoshopでトーンカーブ、シャープネス調整後、リサイズ
撮影地；富山県富山市