たま３のブログ一覧

この素敵なイラストは有名な沼澤大先生がお描きになったもので、自分はこの方の描く星景画が大好きです。
今回は使わせて頂いたので、今度ご挨拶に新潟まで行かなきゃいけません。（＾-＾）

昨日のブログで七夕のお話をしました。
今まで沢山の方の前でいろいろお話をしましたが、
「これだけは話すまい。」
と封印しておいたものです。

読むのはご自由ですが、夢も希望も無くなってしまうので、覚悟なさって下さい。


織姫さまと彦星さまの距離は約１６光年あります。
これは光のスピードで１６年かかる距離と言うことですよね。
もし二十歳の織姫さんが「明日は七夕だから会いたいの…」と、同じく当時二十歳の彦星さんに電話をかけました。
すると繋がるのは、１６年後の彦星さん３６歳（働き盛りです。）
で、「じゃあ会おうよ！」と返事をして織姫さんに届くのが更に１６年後、この時織姫さんは５２歳であります。
で、川を渡って真ん中で会いますが、それから８年かかります。
するとお互いすでに６０歳となっており、会った時には
「あんた誰（￣-￣）？」とお互いの変わりように驚く事になります。
これが天の川伝説の真実です。
こんな現実的な話、夢を持って星を見に訪れる子供たちの前では話せません。
（ますます理科離れも懸念されます。）


星空には夢を持って、見てもらうのが良いと思っていますが、今は空が明るくなって、天の川も見えにくくなってますね。
ライトアップすると綺麗だけど光害となってしまうので、夜空は大切にしてほしいと思います。
人は後を振り返ったり、下を向いたり前を向くことは多いけれど、上を向く事は意識しないと出来ないことです。
たまには空を見上げる事も人間にとって大切な事だと思います。
（寝転がって夜空を見ると、とても有意義な気持ちになれます。）



-うんちく-
私達が住む銀河系は、約２８００億の星々で構成されています。
その中に私達の太陽系があります。
よく単位に「光年」を使いますが、これは光が一年かかって進む距離の事を言います。
馴染み深い単位【ｋｍ】で表すと、300,000×3600×24×365日＝
どえらい距離になります。
（ヒマなひとは計算してみてちょ！）

で、銀河系の端から端まで１０万光年…光の速度で１０万年かかります。
これだけ広いので、当然星同士の距離も離れています。
中には星同士が密集して、「星団」を形成している場合もありますが、多くはお互いが離れて存在しています。