たま３のブログ一覧

今日は午後から買い物に連れて行ってもらいました。
何か身になる事がしたいと思っていたので、とりあえず読書をする事に…

で、書店へ行って買って参りました。
タイトルは
「１００万回のコンチクショー！」
著者は野口健さんです。


野口さんはエベレストの清掃登山で有名な方ですが、最近は富士山での清掃活動や、自然について学ぶ学校などでもご活躍なさってる方です。

彼は日本とエジプトの混血児で、そのために色々苦労もありましたが、持ち前の負けん気の強さで困難を克服してきた方です。
中でも日本山岳会特有の体質や、日本独特の価値観など、共感出来る部分がとても多くありあまりにも面白かったので、あっと言う間に読み終えてしまいました。


史上最年少で７大陸最高峰制覇を成し遂げた原動力も、やっぱり負けん気の強さと自ら言葉にする事で自分自身を鼓舞させたりと、本当に有限実行の人なので、ますます好きになりました。


私自身よく山に出かけ写真を撮っていましてたが、目に付くのはどこへ行っても目に付くゴミの多さです。
ゴミを辿って中高年の写真グループと出くわした際も、火のついた煙草を投げ捨てるわ、フィルムの空き箱を捨てたりと目にあまる行為からキレてケンカをした事もあります。
そのたびに山へ来てもやり切れないい思いをした事も多々ありました。


でも、一番悲しかったことは、上高地で出会った米英豪の女性３人のトレッキンググループの一人に言われた一言でした。
「日本人は
　　なぜ庭は綺麗にするのに、
　　　　外へ出るとああなのか？」
と指を指され見た先には、オジサンたちが梓川へ煙草の灰やら吸殻をせっせと捨てていた事です。


もうひたすら情けないです。
ゴミは持ち帰るのが最低限のマナーですが、野口さんも著書の中で書いていましたが、ヒマラヤでも日本、中国、韓国のゴミに対する意識はかなり低いそうです。
そう言う野口さんも最初は認識が無かったそうですが、各国の遠征隊と行動を共にしてるうちにその矛盾に気付き、活動を始めた方です。


環境やゴミ問題から、日本人の本質や教育にまで踏み込んだ野口さんの視点には共感出来る部分が多々ありますので、機会があればぜひ読んでみて下さい。