まず、社外HID/LEDを入れた人に問いたい。
光軸調整はちゃんとやってる?
眩しくないかチェックしてる?
まだなら、すぐにでもやってください!お願いします!「ナニソレ?」っていう人はこの記事を読んで必ず実行して頂きたい。(緑文字はある程度知っている人向けなので無視してもOK)
以前から迷惑ライト撲滅のために啓蒙活動をやりたいと思っており、今は効果的にネット上で広めるアイデアを捻り出そうとしているところ。考えてばかりでも仕方がないので、ブログ記事を書いてみることにした。
あくまでも素人の推測だが、例えば…
光軸:知っている人が増えつつある
グレア光/上方散乱光:まだまだ知られていない
配光:ライトを弄るのが好きなでも知っている人は少ない
これが現状だと思っている。最低でも「光軸」と「グレア光/上方散乱光」については世の中に広めたい。
1.迷惑ライトの原因
(1)光軸(ライトの照射方向)がズレている
車のライトは照射方向を調整できる構造になっている。ロービームなのに眩しい原因の一つとして、照射方向が上にズレていることがあげられる。社外HID/LEDを入れた後に必ず光軸を確認・調整して欲しい。確認方法や調整方法がわからない場合はプロに依頼を。(車検場近くのテスター屋さん、ディーラー、整備工場など)
迷惑ライトの原因は光軸だけではない。実際は眩しい迷惑ライト(ロービーム)でも車検の光軸検査に合格する場合もある。フォグはハッキリ言って「ザル」なのでユーザーの知識やモラルへの依存度が高いと思う。
(2)上向きの光が漏れすぎている
正常な車のロービームで壁を照らすと画像のようになる。明るい部分と暗い部分の境界線(カットオフライン)があることで対向車の運転手や歩行者が眩しくない。ただし、その上の赤い枠の部分が薄っすら照らされているのは、標識を照らす等の目的で意図的に眩しくない程度に照らすように設計されているからである。社外HID/LEDを入れると赤い枠の部分が明るくなりすぎて「迷惑ライト」となってしまうことがある。これのチェック方法は後述するので是非読んで頂きたい。他にも上側にわずかな光が漏れており、その漏れる量が多すぎると眩しくなる。フォグも境界線があって眩しくない程度に上側に光が漏れる構造になっている。
2.自分でできるチェック方法(簡易版)
(1)光軸を簡易的にチェックする方法
ロービームとフォグの光軸が上向き過ぎていないかの簡単なチェック方法を書く。水平で壁のある暗い場所であればOK。

まずは、上図のようにライトを点灯させてできるだけ壁に近づけておく。このとき、エンジンはかけたままでハンドルは真っすぐにしておく。
ロービームの場合は、中心付近に境界線が逆ヘの字になっている部分(エルボー点)があるので、折れ曲がっている頂点(画像の赤点)の部分にガムテープ等を貼って印をつける。(壁の模様を印代わりにしてもOK)場所があれば10m、狭ければ5mほど車を真っすぐ後退させる。そして、逆ヘの字の頂点が印からどれだけズレているかを確認する。
印とピッタリ重なるor印よりも上
→光軸調整が必須(上向き過ぎ)
印よりも下にある
→OK
OKというのは対向車に迷惑がかかるかどうかという意味での話。ロービームの場合は、平らな場所で40m先の物が見えないくらい下向きになっていたり、あまりにも左右にズレている場合は光軸調整が必要。また、壁から10m離れても逆への字が全く見つけられないくらい境界線がボヤけている場合は、取り付けた社外HID/LEDと車の相性が悪いので使用は諦めた方がよい。
(2)上向きに漏れている光を簡易的にチェックする方法
ライトを点灯させて車の10mくらい前に立ち、眩しいかどうかの確認を行う。ただし、眩しい光で気分が悪くなったりする人は別の人に依頼を。
徐々に顔(目)の位置を低くしていって、上から順番に眩しさのチェックをする。自分が対向車の運転手なら眩しく感じるかどうかを基準にすればよいと思う。可能なら他の正常な車と比較してみることをオススメする。
これとは別に、場所があれば車高の低い対向車の運転手の頭の高さを思い浮かべながら、少ししゃがんで対向車視点からのチェックもしておく。また、実際に夜に走行してみて標識が眩しい場合は上に光が漏れすぎている可能性がある。
3.最後に
(1)相手が眩しくなくて自分は明るいライトが理想
ライトについて無知なユーザーが多すぎる。車だけでなくバイクや自転車も同様。社外HID/LEDでライトをカスタムすること自体は肯定派だが、他人に迷惑をかけるのはNG。最近の車の純正ライトは眩しくないのに明るい非常に出来のよいものがある。素人のライト弄りでその域に達するのは難しいが、どうせならそういうのを目指したい。
(2)最近のYoutube事情
ここ最近、Youtuberが社外LEDバルブを扱う例が増えている。多いと感じるのは、以下CN360社(中国広州)のN1シリーズ。販売会社はNIGHTEYE(NOVSIGHT)で俗称は「タマキン」。(Amazonで「タマキン」で検索すれば一発で出る)
モノ自体は中国製の中では良い方だと思う。ただし、日本製の高品質な製品でも言えることで、車との相性が出ることがあるので注意して頂きたい。ごく一部のYoutuberがユーザーを誤解させ迷惑ライトを生み出す原因になりかねない説明の仕方をしている動画も見られるのが残念である。
(3)ご注意
内容を理解しやすくするために情報量を絞ってあるので、この記事の内容だけでは保安基準をクリアできるレベルには至らない。光軸のチェック方法等は、迷惑ライトかどうか判断するために最低限やって欲しいこととして書いている。
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Posted at
2018/08/25 22:37:40