
年末年始がかなりバタバタしていて、みん友さん達のブログチェックが後手に回っていたら、未読ブログだけで300件以上たまってしまい泣きが入っていました(TдT)
順次拝読中ですが、タイミング逃したのもあって、コメント率低めなのはご容赦ください。
年末年始バタバタしていた理由のひとつに、ワールの不調がありまして…。
昨年12月27日のブログで、ワールの肛門腺が腫れてしまった話をチラッと書きましたが、その前後日譚を少々報告させて戴きます。
そもそもは昨年夏前頃、右側肛門腺に直径1cm程のしこりが発見されたのが事の発端でした。
肛門腺
『犬の肛門の左右には肛門腺と呼ばれる退化した臭腺が一対あります。この臭腺は袋状になっていて、肛門嚢を形成しています。臭腺から続く管が肛門括約筋の左右につながって開いているので肛門を左右から押してやると独特の悪臭を持つ分泌物が出てきます。
大型犬の中には、自分で便をする時に肛門腺を一緒に排泄することが出来る子もいますが、小型犬や中型犬など現在の犬は、肛門腺を絞り出して排泄する力を持っていません。
(中略)犬によっては、肛門腺が貯まりやすい子もいるし、あまり貯まらない子もいますが、1ヶ月に1回くらい肛門腺を絞り出してあげれば大丈夫だと思います』(
アイリスペットどっとコムより)
という事で、ワールの場合、月イチのシャンプーでトリミング屋さんに行った時に一緒に肛門腺しぼりをやってもらっています。
で、夏前にそこのトリマーさんから『右側肛門腺にしこりのようなものがあり、肛門腺が右側からあまり出ません』という報告をもらったので、すぐに主治医の動物病院に連れて行く事に。
診察の結果、『確かに、直径1cm位のしこりがあり、絞ろうとしても出てこない。おそらく肛門腺が溜まっていて、悪性腫瘍の可能性は低いと思うが経過観察』と言う事になりました。
その後、数ヶ月に渡って経過観察のために診察に通いました(そもそも心臓の三尖弁・僧帽弁閉鎖不全症のために月イチで通院しています)が、しこりが大きくなる事はなく、経過観察が続いていました(その間も、トリミング屋さんでの月イチの肛門腺しぼりは継続)。
が、年も押し迫った12月22日に訪院した際、しこりが若干大きくなっていると言う事で、改めて肛門腺導管閉塞との診断が出て、右側肛門嚢に注射して肛門腺を抜き出す事に。
結果、かなりの量の肛門腺を吸い出す事に成功しました。
ワールは抗生剤の薬剤が大嫌いで、ジャーキーなどと一緒に与えても食べてくれないので、この時は2週間効果のある抗生剤を注射投与(注射は平気)w
これで安心して年を越せると思っていた所、24日のクリスマス・イブの夜頃から、右側肛門腺辺りが腫れ出したので、
ジャーキーつまみ食いwith袋と合わせて、25日にまたも動物病院へ向かいました。
肛門腺や膿が溜まって膨れているのではなく、肛門嚢周辺の炎症と診察され、ステロイド剤を注射投与。4日分のステロイド剤を処方されました。
その後、炎症も治まって来て一安心…というのが、27日のブログの頃です。
一応様子見という事で、29日にも診察を受け、炎症も治まり、肛門嚢の中の肛門腺も以前の量程度という事で、今度こそ安心して年を越せると思っていました…。
ところが、大晦日の夜頃から、またも右側肛門腺辺りが腫れ上がり始めました。
今度は、炎症というより、中から膨れている様な感じに見えます。
年明けの元日、2日となるに従って、腫れは大きく、赤黒く膨れて来ました。
出るかどうかは判りませんでしたが、少しでも絞れば楽になるかと思い、肛門腺を絞ろうと触ると、ワールは激しく痛がるため、絞ってあげる事も出来ません。
おしりの違和感が激しいのか、ワールは殆ど出ないにもかかわらず、何度もトイレを繰り返していました。
主治医の動物病院は、12月30日の午後から1月3日までの正月休業に入ってしまっていて、この時はただただこれ以上進行しない事を祈るだけしか出来ず…|ω-`*)
が、2日から3日に日付が変わる頃、就寝前におしりの状態をチェックしようと、ワールの尻尾を持って上に持ち上げた瞬間…肛門嚢が破裂して、肛門腺と血が飛び散りました!
わりと惨事っぽい感じでしたが、意外と冷静に、万が一破裂した場合の対処法と言う事で主治医から聞いていた様に、ワールのおしりに飛び散った内容物を拭き、ワールが我慢できる範囲で肛門腺を絞り、消毒液で破裂孔を消毒し、滅菌ガーゼで押さえてテープ止めまで終了。
後は、床や椅子に飛び散った内容物の洗浄をして、2時過ぎにヘトヘトになってベッドに入りました。
しかし、ベッドの上で落ち着かないワール(嘔吐も一回)に、僕達夫婦も落ち着かず、あまり熟睡は出来なかったですね(;´∀`)
翌日の3日、ネットで正月中も開院している動物病院をわりと近所に見付け、ワールを連れて訪院しました。
しかし、たまに前を通るといつも混んでいる様に見えたその動物病院は、正月中開院と言う事で更に混んでいて、診察開始まで1時間半以上待つことに(;´∀`)
対応してくれた、わりと可愛い女医さん(ここ大事!w)に状況を説明すると、本格的な消毒作業にかかる事になりました。
普段、治療行為にはわりと平気な顔をしているワールが、あれほど痛がり泣き叫ぶのを見たのは初めて…|ω-`*)
12月22日に打った抗生剤とはバッティングしないという抗生剤を注射して(やっぱりこれは平気w)、この日の治療は終わりました。
人間用の滅菌ガーゼでは、もふもふのワールのおしりに当て続けるのは難しかったので、近所のペットのコジマで犬用のオムツを購入して、ガーゼ代わりにすることに。このオムツをした姿が、タイトル画像ですw
4日は、奥さんの仕事始めの日でしたが、どうせ挨拶くらいだからとの事で有給を取り、主治医の動物病院にワールを連れて行きました。
破裂孔の状態をチェックして、再度の消毒作業。今回は、処置室での作業で、目の前ではありませんでしたが、扉の向こうからはまたも泣き叫ぶワールの声が…|ω-`*)
3日、4日とずっとグッタリしていて、食事もあまり食べず、何度も嘔吐を繰り返したワールでしたが、今日になってちょっと回復したのか、今のところ嘔吐もしていません(食事はあまり食べませんが…)。
直後は綿棒がそのまま入りそうな位ぽっかり開いていた破裂孔も、単なる傷に見える程度にはふさがり、膿や炎症は無い様です。なので、オムツもしていませんw
…て書いてたら、おしりをベッドにこすりつけていました。確認したら、そのせいでまたちょっと破裂孔から肛門腺の様なものが…|ω-`*)
という事で、またオムツをさせています(ちょっと嫌そうですが)。
こんな感じで、しばらくはあまり目が離せないですね。
体力的にはかなり落ちていると思いますので、あまり連れ回すことも出来そうもありませんから、しばらくは僕もいつも以上にヒキコモリになりそうですw
ワールも13歳を過ぎ、普段は元気そうに見えても、色々と衰えて来ている事を今回は痛感させられました。
他にも、最近は、以前ほどはおしっこを我慢できなくなったりしてもいますね。
12月29日に、
あおえくに乗せて5時間位連れ回して、車内に残してちょっと離れたら、おしっこを我慢できずに、シートの上でしてしまっていました(;´∀`)
辰巳PAでこんな怪しい飲み物発見していた日ですよ(何気なつながりが?www)
以前は、12時間以上でも我慢できたんですけどね。こんな所にも、老いの徴候が…?
BSKのフルバケが、クッションを外して洗濯する事が出来てホントに良かったwww
今回の肛門嚢破裂から完全回復したら、肛門嚢除去手術の検討を主治医からは示唆されています。
こんな状況を繰り返す様なら手術をした方が良いとは思いつつ、軽度とは言え心臓に病を抱える高齢犬ですので、全身麻酔による死亡リスクを考えると、両手を挙げてと言えないのが難しい所です。