CygnusさんのV6エキが予想外に大変な事になってるっぽいので、何かの参考になればと、
あおえくの(わりと)重整備の話を頑張ってアップするおー。
まぁ、Cygnusさん他、ほんの数人しか待ってないネタだと思いますがw
そもそも、あおえくに手に入れる必要がある兆候は、色々とあったのです。
佐藤師匠に乗ってもらった時は、「2速めっちゃ入りにくくないですか?シンクロ終わりかけてるかも?」と言われた事がありますし、2月に
アライメント調整でTiRacingに持ち込んだ時も、井土社長に「クラッチがそろそろかも?」と言われてます。
ついでに、車検点検の際に、Dからもドライブベルトの交換時期と言われていました。
『アレもコレも一気に手を付ける頃合いか…?(;´Д`)』
新車での納車から3年、走行距離45000km超といったところでしたが、ロータスは元々、耐久性がある事よりも軽量である事を尊ぶメーカーですし、トヨタから提供されているエンジンもミッションも、本来ならば350ps/40.79kgmをターゲットとしたものでは無いはずです。
サーキット走行もそれなりにしていますし、普通に乗られている国産車辺りの寿命と比べてしまうのは酷でしょう。
そして、あおえく納車前からずっと待ち望んだ(つまり3年以上)機械式LSDの正式リリース(クワイフ式は2年位前?から出てましたが)。
以前も書きましたが、ロータス車の整備性はすこぶる悪く、ちょっと手を入れるだけでも車体半分のボディ(クラムシェル)を外したりする必要が出てきたりします。ですから、作業を分けてちょこちょこと繰り返すと、クラムシェルの着脱工賃だけでも膨大な事になってしまいます。
ですから、やる時は、アレもコレも一気にやってしまった方が、絶対にお安くてお得…。
という事で、アライメント調整の時に、クラッチ交換、ミッションOH、LSD組込の見積もりをTiRacingにお願いしていたのですが、後日貰った見積もりの
合計金額は3桁突入…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
まずは金策。そして、奥さんの説得が必要です。どうしよう…。
とりあえず、出来ることから手を付けようと、3月2日、雨降る中、毎度おなじみ
マーキュリーエンタープライズへ向かいます。

2月に
あんだ~さんが
ブログで書いていた、国立IC先(下り)に新設されたオービス。

ブログには、警告板がまだ無かったと書かれていましたが、警告板もちゃんと手前に新設されてました。
マーキュリーに着いたら、まずは車検点検の時にDに指摘された、もうすぐ終わりそうなフロントタイヤの交換。

えー?まだそこそこ使えそうじゃない?
とは言え、もう新しいタイヤも届いていましたから、仕方なく交換することに。
新しいタイヤは、ダンロップのZⅢ。
あっ!なんも写真撮ってなかった!
ま、いっかw
リアタイヤをR1Rに換えた時(2月初旬)は、ZⅢまだ高かったんですが、2月終わり頃にはだいぶ値段がこなれて来てたので決めました。
続いては、こいつ↓。
トーイングフック(牽引フック)の補修。
トーイングフックに取り付けるナンバーステー(サーキット走行時は外す)が、ボルト一本でしか固定されていないため、風圧で動いてトーイングフックにキズを付けて、そこから錆びてきちゃってまして…。

という事で、軽くサビを落として、色をタッチアップ。
ナンバーステーには板ゴムを咬まして、また動いてキズを付けないようにしてもらいました。
この日は他にもあった用事を済ませ、22時半過ぎにマーキュリーから帰路へ(´‐ω‐)=з
さて、重整備の方ですが、実は、奥さんの説得はわりとスムーズに進んじゃったのでした。
クラッチやミッションが終わってしまったら走れなくなってしまうこと、ぶっ壊れてから直すよりもその手前で整備した方が安くあがる可能性が高いことなどを滔々と説明した結果、まぁ、両手を挙げてと言う訳ではありませんが、何とかご納得戴けました。
むしろ、説明が効きすぎて、「ツーリング行って走れなくなったらヤだから、ちゃんと整備が終わるまで乗らない!」とか言い出す始末www
ちょうどその時期に、Cygnusさんがドライブベルトを切って走行不能になった件も、奥さんを更にビビらしてました(;´∀`)
一方、金策の方はそう簡単に行きませんでしたが、なんとか用意出来る目処が立ち、Tiへ作業依頼の連絡を3月中旬にした所…ちょうど4月2日のジャパンロータスデーに向けての作業が立て込んでいて、
入庫はロータスデー明けの4月3日となった次第。
それでは、今回の作業の全貌を紹介しましょう(前フリ長かったなぁ…)。
①クラッチ交換&改善
軽量フライホイールに釣られて強化クラッチも検討しましたが、駆動系への負担を考えて、結局は純正新品への交換にしました。純正でも高いぞ!(;´∀`)
それと、クラッチラインダンパーを除去して、クラッチラインを加工する事により、クラッチのフィーリングが向上するという事なので、ここも手を入れました。これは、全体の中では大してかかってませんw
②マニュアルトランスミッションオーバーホール&強化
今回最大の作業です。
ミッションを分解して、シンクロ、ハブ、スリーブ類の交換等を行う典型的なOH。
合わせて、弱い部位に
WPC処理(金属表面強化処理?)も行って耐久性の向上を図りました。
そして、V6エキのミッションが弱いと言われて来た理由最大箇所の、強化品への交換です。
それは、ミッションフォーク(セレクターフォーク)。

パーツリストで見ると、こいつらです(赤丸/赤下線)。
このパーツの2又の先端部分が樹脂製になっていて(本体は鋳鉄製)、大きな負荷がかかった時に、樹脂部分が砕けてミッションが死亡するそうです…。

実物は、これ↑。
これがV6エキミッション弱々説の正体!…らしいw
普通に乗る分には純正で問題ないと思いますが、今回はLSDを組みますので、駆動系の負担増に対応して先端まで鋳鉄製(コメント戴いたYoshikiさん情報によると、全部が鋳鉄ではなく、先端の樹脂部分が真鍮に変わってるっぽい)の強化品へ交換しました。
しかし、この強化品の値段がくっそ高くて…
純正の10倍以上します…_| ̄|○ il||li
1-2速、3-4速、5-6速の3つの内、1-2/3-4の2つを交換しましたが、この2つのパーツ代だけで、LSDより高い事になりました∑(゚д゚lll)ガーン
③LSD組込
IKEYA FORMULA製機械式1.8WAYです。
V6エキには、機械式LSDはミッションが弱くて組めないと言われ、国内では今までずっと発売されなかった訳ですが、ようやくです。
結局、LSD装着のためには、ミッションフォークの強化が必須になると思うので、それにはミッションのOHもするべきで、そこまでやるならクラッチも…どれが出発点かは不明ですが、ここいら辺はセットでやらざるを得ない訳ですなw
④エンジンマウント強化
V6エキのミッションは、横Gなどがかかっている時に、非常に入りにくくなります。そして、それを無理に入れると、ミッションを痛めると…。
原因は、横置きのエンジンとミッションがGで撚れるせいかと思っていたのですが、どうやらそうらしいです。
という事で、エンジンマウントを強化品へ交換。
⑤ドライブベルト交換
Cygnusさんがちぎったベルトも交換w
もしかして、Cygnus号の今のエンジントラブルって、ベルトがちぎれて負荷が一気になくなった時に激しくレブに当たっちゃったせいとかじゃないかとか今思いついた。あくまでも素人の思いつきですがw
⑥エアクリーナー交換
純正から、OUTERPLUSキノコへ交換。
やるならまとめてやっちゃえ!的な部分の最たるものw
と、ここまでが、事前に打ち合わせていた項目。
実は、入庫当日あおえく持って行ったその場で、ダメ元でお願いした作業がありまして…(;´∀`)
⑦大容量ガソリンタンクに交換
今までも何度もネタにしてきましたが、V6エキは今までの4気筒モデルに対して排気量が倍になったにもかかわらず、ガソリンタンクは同じ40Lタンクのまま…|ω-`*)
高速をダラダラ走っても、燃費は10km/Lちょいってところですので、航続距離は最大でも400km…安パイを考えるなら300kmで給油を考え始めた方が安心な感じです。
ツーリングのみならず、サーキット走行では、1時間の走行が非常に微妙な感じ(Tiのデモカー(FSW:1'46.281/TC2000:56.577)を井土社長が走らせると45分で空だそうな)なので、40Lタンクは正直辛い|ω-`*)
在庫があれば…的な感じで聞いてみたら、在庫があったので60Lタンクに交換決定w
ただ、デメリットもあると説明されまして…
・60→40Lの間はずっと満タン表示
・40L以下でも、表示が不安定になる事がある
という事でしたが、60L化のメリットに比べれば小さなものだと思いGOサインです。
⑧4輪アライメント調整
Tiに預けに行く道すがらで気が付きました。ステアリング放すとまっすぐ走らないのと、ステアリングセンターがズレてる事に。
2月11日のTC2000走行のせいか、新しいタイヤに換えたせいか…両方かな?w
前回、ノーマルのアライメントから、スポーツ走行向きのアライメントにしてもらいましたが、全然乗りにくくならなかったので、今回は更にサーキット向けのアライメントにしてくれる様に依頼しました。
と、ここまでをお願いして、あおえくを預けて来ました。
後は、完成を待つばかり…と思っていましたが、4月14日、Tiから突然の連絡が!?
届いたメールの添付ファイルには…

チンファ部の削れた(ガタガタしたシルバー部分)2速ギアががががが…。
メールとほぼ同時に掛かってきた電話での説明によると、V6エキではよくある現象らしく、すぐにギアが入らなくなるような事はないものの、この機会なので新品交換しては?との事。
新品の2速ギアも在庫が1個あるというので、追加作業で交換を依頼しました(これまた高額なパーツでしたが…)。

新品2速ギア。チンファ部がキレイなトンガリ型になっているのがわかります。
ロータスは、国内に在庫がないパーツだと、平気で3-4ヶ月待つなんて事が普通にあるメーカー(
Yoshikiさんが、まさかの同じ2速ギアでこの罠に)ですので、V6用のパーツは一通り在庫しているというTiに預けてホントに良かったです。
関東でV6をいじってるのはTiだけっぽいですからねぇ。
という事で…
⑨2速ギア交換&WPC処理
が、追加作業となりました。
そして、その電話でそう言えば…と思い出したので更に追加でお願いしたのが
⑩スーパーチャージャーオイル交換
30000km頃から、
ゴロンゴロンとコブシを回すような音が出だしたあおえくのSC。
しかし、メーカー的にはSCはメンテナンスフリーパーツのため、オイル交換は出来ない(出来ないじゃなくて、やらないですけどね)との事。
SCだって中にオイル入って駆動してるのに、交換できないって!?
マーキュリーや
サンライズブルバード辺りにお願いして、勝手に交換しちゃおうとかも考えていましたが、オイル交換後にSCトラブルとか起きたら、手を入れたからだとか言われて保証してくれそうもなかったので、じっと我慢してましたw
どうせ壊れるなら、新車保証期間内で壊れないかなー?って思ってたのですが、結局壊れなかったので、新車保証が切れた今、大手を振ってオイル交換ですwww
そして、遂に作業が全て完了し、4月20日引き取りに。
果たして、あおえくはどう変わったのか!?そして、請求金額は!?…という辺りで、次回へ続くw