ポジティブな話と、ネガティブな話があります。
今回はネガティブな話からします。
Ninja 1000をカスタム、整備していましたが、全体の工程が終わった時に、一部やり直したいところが見つかり、六角穴付きボタンボルトを緩めようとしました。
そのボルトを緩めようとしたら、六角穴がなめってしまった(潰れてしまった)のです…。
油断しました…。十字穴に比べてなめにくいのですが、その六角穴付きボルトをなめてしまいました。
原因は定かではないのですが、多分六角穴にしっかりとレンチを差し込まない状態で回してしまった事が原因だと思います。それかもしかしたら、ラチェットハンドルを使って締めたので、しかもボルトがステンレスのようで、強く閉めすぎてかじってしまった(強く締めすぎて熱の影響で強力に付いてしまうこと。ステンレスボルトに起きやすい)かもしれません。その場合は非常にヤバいのですが…。
なんとかボルトを緩めたいのですが、そのボルトはボタンボルトでボルト頭が滑らかな曲線であり、かつ少し座ぐりされた場所に使われているので、ネジザウルス的なペンチが入らないのです。かなり致命的です。
ボルトがなめった時の対策方法を調べて、また、ツイッターのフォロワーのアドバイスもあり、マイナスドライバーをボルトを緩める方向に、ボルトの端に当ててハンマーで叩いて衝撃を与えつつ回すというのを試したのですが、回りませんでした。
第二の方法として、別途六角ナットを買ってきて、ボルトの頭に瞬間接着剤でナットを着けて、ナットを回す事でボルトを緩めようとしています。前に何かの部品で金属同士を接着した場合は本当に瞬間に接着されたのですが、今回のボルトとナットでは瞬間には接着されなかったので、明日以降に回してみます。でも多分、瞬間に着かなかったので、ボルトを回せるほどのトルクをかけるまえに取れそうですね…。
それもダメなら、六角穴に強く打ち込み、溝を作り、そのまま回すようなビットを購入してみるしかないですね。ボルト一本のために何千円もかけたくないというのが正直な気持ちですが…。
ようやくバイクが仕上がったのに、最後の最後に気持ちよく終われない…辛い…。
では、ポジティブな話題を。
上記の通り、バイクのカスタムが一通り終わりました。
4週間くらいかけてちまちまやってたのが、ようやく終わりました。
なのでちょっと思い出を語りつつ、いくつかの取り付けた部品について話せたらと。
最初のカウルを外す作業は、かなり苦労しました。初めてカウルがついたバイクを買ったわけですが、慣れないとこうも大変なものかと思い知りました。特に下の大きいピン二つは難しかった…。ただ、一度自分で外したので、取り付けは簡単に出来ましたし、これから先は迷わず出来ると思います。
それにしても、こんな大変な作業を、あらゆる車種でやっているバイク整備士はすごいですね…。
バイクのボルトは多くが六角穴付きボルトです。
私は数年前に買った工具セットに入っている、ビット式の六角レンチで作業を行なっていたのですが、とあるボルトを外そうとしたら、ビットハンドルの取手とビットを刺す棒の間に滑りが発生してしまいました。つまり、トルクをかけられなくなり、壊れたと言う所です。初めて買った工具セットで、車もバイクもこれ1セットで何でも出来ていたんですけどね…。壊れるとその道具のみ買う事が難しいのが、工具セットの難しい所です。
仕方がないので、これを機にいくつか工具を買いました。
3/8インチ(9.5mm)ヘックスビットソケットセット
https://store.shopping.yahoo.co.jp/pwt/PWT-IBS38HSET.html
3/8インチ(9.5mm)エクステンションバー、ユニバーサルジョイント、ソケットアダプター8点セット
https://store.shopping.yahoo.co.jp/pwt/PWT-IEB38SET-8.html
マルチツール10(写真に写っていません)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/pwt/PWT-PT10.html
SK11 スイベルラチェットハンドル3/8インチ(9.5mm)
https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/dcmonline/item/4977292239455/
この工具のおかげで、途中から作業スピードが上がりました。
特にスイベルラチェットハンドルはおすすめです。一般的なラチェットハンドルと同じように強いトルクで締めることもできますし、ハンドルを立ててドライバーのように回せるので、早回しもできます。ハンドルが少し長く、力も入れやすいです。(力を入れすぎて初めに書いたボルト穴を舐める事案が発生したかもしれませんが…)
マルチツールは六角レンチとプラス・マイナスドライバーがあり、バイクのほとんどのボルトを回せますので、これ一つバイクに備えておけばかなり安心できると思います。元は自転車向けのツールですが、バイクにも使えます。自転車向けツールだからこそバイクにも使える…?
バイクに主に取り付けた部品を紹介します。

AKEEYO(アキーヨ) AKY-988G
https://www.akeeyo.co.jp/products/akeeyo-aky-988g
バイクに初めてドライブレコーダーを取り付けました。
ドライブレコーダーを取り付けようと思ったと言うことは、「長く乗ろう」と思ったと言うことでもありますね。
前後録画できますし、カメラで撮影している映像をレコーダー本体の画面に映せます。バックカメラの表示は鏡像も対応していて、車のルームミラーで見たのと同じように表示することもできます。バックモニターとして使えるので、サイドミラーと合わせて使う事で、運転の安心感が更に高まりそうですね。

SSK Ninja 1000 マルチマウントバー90mm
https://www.k-ssk.co.jp/shopdetail/000000002412/
実は違うメーカーのマウントバーを買おうとしたのですが、注文してから「在庫なし、長納期品により注文キャンセル」されたので、代わりとなる物を探しました。こちらの方が少し長く、スマホマウントをつけてもまだ少し余裕があります。また、ハンドルの右手側に取り付けても、ブレーキフルードタンクから少しはみ出たところまで長いので、先程のドライブレコーダーの本体モニターをハンドル右側に取付けられました。左右に取り付けても真ん中が空いているので、鍵を刺す際にも邪魔になりにくいです。注文キャンセルになった時は落ち込みましたが、より良い製品に出会えたので運が良かったです。

デイトナ アクセサリー電源ユニット
https://www.daytona.co.jp/products/single-16037-genre
バッテリーとアクセサリー電源に線を繋げて、アクセサリーON(イグニッションON)になるとバッテリーから電源を供給するものです。リレーと電源の分配を兼ねており、これ一つ配線すれば3つまでバッテリーから電源を供給できます。

エーモン 防水ギボシ端子セット
https://www.amon.jp/products2/detail.php?product_code=3343
エーモン 防水配線コネクター
https://www.amon.jp/products2/detail.php?product_code=3349
バイクは水がかかる可能性のあるものなので、配線には防水の物を使用しています。これで安心。僕も防水になりたい(炎タイプのエースバーン)。

デイトナ バイク専用電源 USB2口
https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/e-zoa/item/ITM0015776769/
一般的なギボシ端子の他、フロントブレーキから電源を取れるようにもなっています。
(ちょっと待って、なんか新しくなっている)
https://www.daytona.co.jp/products/single-93040-genre

K&N エアフィルター KA1111
https://www.knfilters.com/ka-1111-replacement-air-filter
https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/horidashi/item/35996/
結局、エアフィルターはK&N。クリーナーとオイルは車と共通です。洗って繰り返し使えて長い目で見れば経済的ですし、吸気効率も良くなるしでお勧め。
こんな所ですね。実際に取り付けた様子は、走りに行った春にでも紹介します。
で、今日の昼間に作業を終えたので、家の周りの車通りが少ない道を走りました。(昨日色々書いたのに)
まず、久しぶりにバイクに乗れて素直に楽しかったです。
以前のブログで色々書いたのですが、こうして自分で手をかけたバイクに乗ると、色々書いたもやもやなんかほとんど吹っ飛んでいます。
思えば前回は納車したてで、自分で買ったバイクなのに他の人のバイクのような気もしていたのかもしれません。とにかく落ち着かなかった。そして他のバイクの方が良かったかもと思ってしまっていました。
でも久しぶりに乗ってみて、かなり「自分に合ったバイクだな」と思えました。
見た目がかなりスポーティなのに、乗りやすいポジション。家の周りをくねくねと走っていたのですが、先に書いた通り緊張がだいぶ取れて、カスタムもして愛着も少し湧くようになり、ようやく「自分のバイク」と思えるようになったNinja 1000は、かなり軽快に道を走れました。これでもっと大きなバイクだったらそうはいかなかったかもしれません。
そしてK&Nのエアフィルターに変えたからか、吸気音がより聞こえるようになりました(変える前の走行はもう1ヶ月も前になったので、正確な比較はできていません)。
Ninja 1000は、その吸気音がかなり特徴的で、「キュイーン」というような音がハッキリと聞こえます。納車した時は壊れているのかと思っていました。または前のオーナーの手によってターボが搭載されているのかと思いました。しかし、いろんな動画を見て、これがNinja 1000の特徴だと知りました。この「キューン」という音に魅力を感じる人は、結構いるようです。K&Nのエアフィルターに変えて、この音がかなりクリアに聞こえる気がします。今は私も、「キュイーン」のマジックにすっかりかかっています。あれ、良い音です。
私はまだ動画を作れていませんが、「キュイーン」を聞きたい方は、こちらのkydex s-さんの動画が良いと思います。
これの1:28あたりから見ていただくと、よく分かると思います。
そんなこんなで、ボルトがなめて終わったのが非常に悔しいのですが、Ninja 1000が良いバイクだと思え始めたのが大きな収穫ですね。ボルトについてはもう後戻りできない状態になったので、何がなんでも外してやるつもりです。じゃないと今後の整備にも影響出るかもしれないし…。
早くこのNinja 1000で北海道を、そして日本のいろんな場所を走りたい。
待っていろよ、日本。
今年はロードスターでたくさん走った。
来年はNinja 1000でたくさん走るぜ。