上官殿!
久しぶりに連休が取れたので、我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」が支援する引退競走馬の様子を確認して来ようと考えておりますが、よろしいでしょうか!!
(上官殿)五月の大型連休以降となるしな、よかろう。
はっ! (`Д´)ゞ ビシッ!
もちろんそれだけでなく、美味しい食事処も偵察致します!!
(上官殿)ふっ・・・二等兵も分かって来たな ー ̄)ニヤリ
1日目【10月7日(土)】
《日高自動車道》
今回は飛行機にて北海道入り。
予約していたレンタカーに乗り込み、
日高自動車道から
国道235号(浦河国道)へ。
競走馬を引退し、更に種牡馬・繫殖牝馬(子孫を残す)としても引退した馬たちを支援する認定NPO法人「
引退馬協会」の会員である、ワタクシ二等兵。
まず最初は、今年6月から新たに支援を始めたばかりの子に会いに行きます。
《Calm Days Farm》
牧場の方に挨拶し、早速放牧地へ。
さてさて、支援している子はどこかなー
・・・・・・・・・・
いた!
テイエムプリキュア
2005年のJRA賞最優秀2歳牝馬。
同年の阪神ジュベナイルフィリーズにて、中央競馬における最高峰 GIレースを制しています。
そして ”プリキュア” という名前の通り牝馬、つまり女の子です。
この子の最も印象的なレースは、
2009年 エリザベス女王杯(GI)
クィーンスプマンテとともに ”大逃げ” を敢行し、一番人気の牝馬二冠 ブエナビスタから逃走。
1着は逃したものの、ブエナビスタに先着する2着でゴール。
※ずっと先頭付近にいる11番 ピンクのメンコ(お面)がプリキュア
そんな大観衆を沸かせたプリキュアも、今年で20歳。
人間でいう所の60代に相当する彼女、生まれ故郷の北海道でのんびり余生を過ごしています。
↓ワタクシ二等兵とテイエムプリキュア
《渡辺牧場》
今年5月に亡くなったアイドルホース、
ナイスネイチャが繋養されていた牧場です。
ナイスネイチャも支援していたワタクシ二等兵は過去何度も訪れており、今回新たに1頭の支援を開始。
モアザンベスト
中央競馬で14戦4勝、2007年に引退。
モアちゃん自身に重賞(GI・GII・GIII)勝ちはないものの、息子のタイセイドリーム(父:ディープインパクト)が、新潟ジャンプステークス(JGIII)を制しています。
マイペースですが、とても懐っこいかわいい子です。
さて次の牧場に向けて移動ですが、そろそろ昼どきなので、お腹が空いてきました。
《食事処 冠月》
新ひだか町にあるお店で、
海沿いに店舗を構えているため、店内からの眺めも一面の海。
ワタクシ二等兵は、ミックスフライ定食を注文。
揚げ物ひとつひとつがデカイ!
まずは塩&レモンでひと口。ううっ、ビールがほしい・・・
サクリ食感にホワリ食感、タラの美味しさが引き出されている。実に旨いのであります。
続いてソースで1個。そして白メシをバクバク喰います。
モノと仕上げが素晴らしいので結局どう喰っても白メシに合うのでしょう。
なお、マヨネーズも当たり前に旨いです。
《Yogibo ヴェルサイユリゾートファーム》
こちらは関係者でなくとも、指定された見学時間内であれば、いつでも訪問可能な生産牧場です。
ワタクシ二等兵のお目当ては、この子。
オジュウチョウサン
障害競走馬として活躍し、昨年2022年末に引退したばかり。
中央競馬での最多勝利数(通算20勝)を誇り、最優秀障害馬に5回も選出(2016~2018年・2021年・2022年)など、数々の記録を打ち立てました。
現役時代は気性の荒いイメージでしたが、近くで見ると凄いカワイイ顔をしています。
(ワタクシ二等兵 撮影)
《ブリーダーズ・スタリオン・ステーション》
先のヴェルサイユリゾート同様の生産牧場ですが、見学時間が限られており、いつでも可能ではないのでご注意ください。
ここには、超メジャーなお馬さんが多数在籍。
シュヴァルグラン
馬主は、「
ハマの大魔神」こと元プロ野球選手
佐々木主浩氏。
2017年の国際GI ジャパンカップに勝利しています。
キセキ
2017年 菊花賞(GI)優勝。
ダノンスマッシュ
2020年 香港スプリント、2021年 高松宮記念とGIだけで2勝。
重賞(GI・GII・GIII)8勝という素晴らしい成績を残しています。
ラブリーデイ
2015年の宝塚記念、同年の天皇賞(秋)と、こちらもGIだけで2勝。重賞6勝。
コパノリッキー
風水で有名な、
Dr.コパ氏が馬主。
ダートレースで活躍し、10億円近くの賞金を獲得した名馬です。
フィエールマン
2018年の菊花賞、2019年・2020年の天皇賞(春)という長距離GIレースを勝利した、生粋のステイヤー(長距離レースが得意な馬)。
また、2020年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬でもあります。
ジャスタウェイ
2014年度ワールド・ベスト・レースホース・ランキングで単独1位となり、日本調教馬として史上初めて同ランキング単独1位「世界一」を成し遂げた馬です。
2013年の天皇賞(秋)、2014年のドバイデューティーフリー、安田記念とGIレースだけで3勝。
それだけの大偉業を打ち立てながらも、その性格は真面目で穏やか。
その性格ゆえか、この日は顔を見せてくれず、馬房の奥から出て来ませんでした(残念)
2日目【10月8日(日)】
今日もお馬さんづくしとなります。
《イーストスタッド》
今回初めてお邪魔する事になった、(子孫を残す)種牡馬を扱う生産牧場です。
ここでのお目当ては・・・
ホッコータルマエ
2016年に日本競馬史上初のGI(ダートGI含む)レース10勝を達成した、歴史に残る名馬です。
にも関わらず、幼少期から大人しく、優しい性格。
故にストレス発散は、周囲に対して行わず、馬房に吊り下げられたプラスチックのリンゴのオモチャに向かって、ヘディングしていたとのこと。
(ワタクシ二等兵 撮影)
《うらかわ優駿ビレッジAERU》
こちらは関係者でなくとも、指定された見学時間内であれば、いつでも訪問可能です。
つい最近、新たにGIホースが繋養される事になったので早速訪問。
ナカヤマフェスタ
2010年の宝塚記念(GI)勝者。
また同年にはフランス・パリのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(国際GI)で、アタマ差(約40cm差)の2着。
これが凱旋門賞における、”日本馬の最も勝利に近い” 結果は、10年以上経った今でも変わっていません。
《ドライブイン あさり浜》
今日のお昼です。
おそらく地元の方だと思いますが、子供から大人まで賑わってるお店でした。
こうゆうお店って、だいたい何食べても美味いって思ってます(о´∀`о)
五目ラーメンを注文。
って、全然五目じゃなーい!(数えたら十二目)
魚介類の出汁と野菜からの出汁も加わって、うんまい塩らーめんですわ。
オマケに器が洗面器並みの大きさで、ボリュームたっぷり。
こりゃ地元民で賑わってるのも納得です、ごちそうさまでしたー
《ビッグレッドファーム》
こちらも指定された見学時間内であれば、いつでも訪問可能です。
ゴールドシップ
ウソのような本当の話から都市伝説レベルまで、とにかく話題に尽きないお馬さん。
”黄金船” ”不沈艦” ”猛獣ゴルシ” など、多くの愛称を持つ。
実績もとんでもなく、GIだけで6勝。
通算27戦のうち、一番人気が15回・二番人気が10回、引退式は4万人もの観客に見守られるなど、高い人気を誇っています。
《レックススタッド》
見学時間が限られており、いつでも可能ではないのでご注意ください。
(子孫を残す)種牡馬を扱う生産牧場なので、中央競馬で活躍した有名馬がズラリ。
エイシンフラッシュ
2010年の日本ダービー、そして2011年の天皇賞(秋)、2つのG1レースの勝者です。
スマートファルコン
ダート最強格の馬として知られており、獲得賞金も約10億円と超高額。
いつもちょっとだけ口が空いているのが、チャームポイント。
マカヒキ
2016年 東京優駿(日本ダービー)の勝ち馬。
レッドファルクス
短距離王を決めるスプリンターズステークスで、2016年・2017年と連覇したスピードスター。
ぬいぐるみも発売されていたアイドルホースです。
これにてお馬さん巡りは終了。
次回報告は、ちょっとだけ行った観光・・・じゃない、偵察報告になります! (`Д´)ゞ ビシッ!
(つづく)