上官殿!
今週も引き続き、北海道における偵察活動報告をさせていただきます!!(`Д´)ゞ ビシッ!
■報告まとめ
函館編 (函館山~八幡坂など夜景坂めぐり~赤レンガ倉庫~朝市)
有珠山編(旧国道230号水没エリア~西山散策路)
お馬さん編 ←今回
3日目【10月12日(土)】
《北海道 浦河町》
今回も偵察の主目的であり、ワタクシ二等兵にとってはお楽しみの時間でもある、お馬さん巡りが始まります! ワクo(´∇`*o)(o*´∇`)oワク
競走馬を引退し、更に種牡馬・繫殖牝馬(子孫を残す)としても引退した馬たちを支援する認定NPO法人「
引退馬協会」の会員である、ワタクシ二等兵。
まず最初は、昨年から新たに支援を始めたばかりの子に会いに行きます。
《Calm Days Farm》
牧場関係者以外で立ち入れるのは、引退馬協会の一部の方のみですので、ご注意ください。
牧場の方に挨拶し、早速放牧地へ。
さてさて、支援している子はどこかなー・・・いた!!
テイエムプリキュア
2005年のJRA賞最優秀2歳牝馬で、中央競馬における最高峰、GIレースも制しています。(獲得賞金 2億474万1000円)
そして ”
プリキュア” という名前の通り牝馬、つまり女の子です。
この子の最も印象的なレースは、
2009年 エリザベス女王杯(GI)
”大逃げ” を敢行し、一番人気の二冠馬 ブエナビスタから逃走。
1着は逃したものの、ブエナビスタに先着する2着でゴール。
※ずっと先頭付近にいる11番 ピンクのメンコ(お面)がプリキュア
そんな大観衆を沸かせたプリキュアも、今年で21歳。
人間でいう所の60代に相当する彼女。
生まれ故郷の北海道で、のんびり余生を過ごしています。
浦河町から
新冠町(にいかっぷちょう)へ向けて、
国道235号を西へ。
《ノーザンレイク》
こちらも牧場関係者以外で立ち入れるのは、引退馬協会の一部の方・一般見学で予約済の方のみですので、ご注意ください。
ここにも、ワタクシ二等兵が支援している引退馬が。
メイショウドトウ
2001年の宝塚記念を制した、GIホース。
ちなみにメイショウドトウの買付価格は500万円と、サラブレッドとしては破格の安さ。
しかし現役中は27戦10勝、9億2133万4000円もの賞金を稼ぎ、掲示板に乗らなかった(5着以内に入れなかった)レースはたったの3回という、大変に馬主孝行な子。
威風堂々とした名前に反して、おっとりとした穏やかな性格で、非常に人懐っこい事で有名。
”
ドットさん” の愛称で親しまれています。
↓ ワタクシ二等兵とドットさん(肩をモグモグされてます)
何もしなくてもドットさんの方から近寄って来るので、撮られる写真の多くが顔のドアップという、珍しいサラブレッドでもあります。
新冠町から
日高町へ向けて、
国道235号を更に西へ。
《ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックス》
今回初めてお邪魔する事になった、(子孫を残す)種牡馬を扱う生産牧場です。
見学期間および時間が限られていますので、ご注意ください。
ここでのお目当ては・・・
フリオーソ
通称「
船橋の星」
地方(船橋競馬場)所属のままで数々の中央(JRA)馬と渡り合い、地方競馬の記録を次々と塗り替えた競走馬です。(獲得賞金 8億4544万6000円)
《ブリーダーズ・スタリオン・ステーション》
先のダーレー・ジャパン同様の生産牧場ですが、こちらも見学期間および時間が限られていますので、ご注意ください。
ここには、超メジャーなお馬さんが多数在籍。
サトノダイヤモンド
2016年の菊花賞・
有馬記念と、GIレースを2勝。
ダイヤ型の流星(額の白い部分)が馬名にも反映された、約2億円の超良血馬。
馬主は、
セガサミーホールディングス代表取締役会長である
里見治氏です。
競走馬にかなりの投資を行っていたものの、最高峰であるGIレースの勝利までなかなか辿り着けなかった里見氏。
その里見氏、そして冠名「サトノ」に初めてのGI勝利をプレゼントしたのが、サトノダイヤモンドとなります。
(ワタクシ二等兵撮影)
キセキ
2017年 菊花賞(GI)優勝
シュヴァルグラン
2017年 ジャパンカップ(国際GI)に勝利。
馬主は「
ハマの大魔神」こと、
元プロ野球選手 佐々木主浩氏です。
リアルスティール
2016年のドバイターフ(海外GI)の勝者。
現役当時、個人的に好きだったお馬さんです。
ジャスタウェイ
2013年 天皇賞(秋)、2014年 ドバイデューティーフリー、安田記念とGIレースだけで3勝。
2014年度ワールド・ベスト・レースホース・ランキングで単独1位となり、日本調教馬として史上初めて同ランキング単独1位「世界一」を成し遂げた馬でもあります。
4日目【10月13日(日)】
《北海道 浦河町》
今日も、お馬さんづくしとなります。
《中村雅明牧場》
昨年に続き、2回目の訪問です。
ヒシミラクル
2002年 菊花賞、2003年 天皇賞(春)、宝塚記念とGIレースで3勝。
父は ”
サッカーボーイ” という気性が荒い事で有名なお馬さんですが、当のヒシミラクルは現在25歳。
人間換算だと70代相当なので、だいぶ大人しく、そして懐っこくなったそうです。
(ワタクシ二等兵撮影)
↓ ワタクシ二等兵とヒシミラクル
《イーストスタッド》
こちらも昨年に続き、2回目の訪問となります。
ホッコータルマエ
2016年に日本競馬史上初のGI(ダートGI含む)レース10勝を達成した、歴史に残る名馬です。(獲得賞金 11億1459万1800円)
にも関わらず、幼少期から大人しく、優しい性格。
ストレスがあっても人にも馬にも当たらず、馬房に吊り下げられたプラスチックのリンゴのオモチャにヘディングしていたとのこと。
また非常にファンサ上手な、賢い子でもあります。
(ワタクシ二等兵 撮影)
今日も
国道235号を西へ、目指すは
新ひだか町。
牧場へ向かう途中で昼食です。
11時開店の、このお店。
12時頃入店しましたが、ワタクシ二等兵の次の方で「ご飯が無くなりました」と早くもオーダーストップする人気のお店です。
ワタクシ二等兵は、ミックスフライ定食を注文。
揚げ物ひとつひとつがデカイ!
まずはソースでひと口。そして白メシをバクバク喰います。
モノと仕上げが素晴らしいので、結局どう喰っても白メシに合うのでしょう。
続いてマヨネーズで1個。ううっ、ビールがほしい・・・
サクリ食感にホワリ食感、タラの美味しさが引き出されている。実に旨いのであります!
《レックススタッド》
見学期間および時間が限られており、いつでも可能ではないのでご注意ください。
こちらで一番会いたかったのが・・・
タイトルホルダー
2021年 菊花賞、2022年 天皇賞(春)、2022年 宝塚記念で勝利。
獲得賞金は10億超え。
「
タイホくん」の愛称で親しまれ、
2023年12月の有馬記念で引退したばかり。
去年の今頃はまだ現役馬だったので、まだ記憶に新しい方もいるのではないかと思います。
いつもパドックや本馬場で、遠くから見ていたタイホくん。
こんな近くで見れるとは・・・感激 。°(°´ᯅ`°)°。
他にも中央競馬で活躍した有名馬がたくさん。
ロゴタイプ
2012年 朝日杯フューチュリティステークス、2013年 皐月賞、2016年 安田記念と、GIレースだけで3勝。
スマートファルコン
ダート最強格の馬として知られており、獲得賞金も約10億円と超高額。
いつもちょっとだけ口が空いているのが、チャームポイント。
エイシンフラッシュ
2010年 日本ダービー、2011年 天皇賞(秋)と、G1レース2勝。
オメガパフューム
大井競馬場で開催される
東京大賞典(GI)を2018年~2021年に4連覇するなど、同競馬場のレースに滅法強いことで知られ、「
大井の帝王」と呼ばれていました。
《アロースタッド》
こちらも見学期間および見学時間が限られていますので、ご注意ください。
こちらも中央競馬で活躍した有名馬がズラリ。
トランセンド
ジャパンカップダート(GI)を2010年・2011年で2連覇。
更に
2011年のフェブラリーステークス(GI)、マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)と、GI 4勝の実績を誇る。
性格は、サラブレッドとしてはかなり大人しめ。
でもイタズラ好きらしい、カワイイ。
ステルヴィオ
2018年 マイルチャンピオンシップ勝者、一昨年2022年に引退したばかり。
つぶらな瞳がカワイイ。
ジャンダルム
2022年のスプリンターズステークス(GI)を勝利した短距離馬。
こちらも一昨年まで走っていた馬なので、記憶にある方もいるのではないでしょうか。
キリッ!としたお顔がカワイイ。
ダノンプレミアム
2017年 朝日杯フューチュリティステークス(GI)勝者。
ワタクシ二等兵の中では、この子の顔面偏差値が非常に高い。
また馬房から顔を出している事が非常に多く、カメラを構えると、ほぼ必ず目線もくれるなど、愛嬌もたっぷり!
あー、とにかくカワイイ。
カワイイを連呼し、これにてお馬さん巡りは終了。
明日からの偵察のため、
国道235号を東へ。
再び浦河方面へと進行します。
《日高本線 大狩部(おおかりべ)駅跡》
日没が近かったので、お気に入りの廃駅に寄り道。
2021年に日高本線 鵡川駅~様似駅間の廃止に伴い、大狩部駅も廃駅となりした。

↓ 現役当時
廃止の6年も前、2015年の高波被害により運行を休止したのが直接の原因です。
偵察時も波が防波堤に打ち付けられ、かつて電車が通っていた所まで波しぶきが上がっていました。

↓ 現役当時
誰もいない廃駅でひとり日没を眺め、お馬さん偵察で慌ただしかった一日をゆっくり締めくくります。
(つづく)