上官殿!
お申し付けいただいた通り、送り盆だけではありますが、ワタクシ二等兵の実家(グンマー)に戻って参りました!!
(上官殿)うむ、ご先祖は大切にしなければな。
2泊3日、とは言え1日目は夜に実家到着となったので、活動を行えたのは2日間のみでしたが。
(上官殿)まぁ仕事もあったし、仕方が無いだろう。
3日目は我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」基地へ帰るだけでしたが・・・
(上官殿)お!?何か偵察して来たのか??
久しぶりの山岳訓練を行って来たのであります!!(`Д´)ゞ ビシッ!
《上信越自動車道》
早朝にワタクシ二等兵の実家を出発、あっという間に長野県へ。
やっぱ近くていいなーヾ(○´▽`○)ノ彡☆
でも天気は・・・
《高峰高原ビジターセンター》
登山口にほど近い駐車場に着いたが、ご覧の通り。
今回の訓練地は、浅間山外輪山の最高峰である「
黒斑山(くろふやま)」。標高は2,404M。
まず浅間山ですが、富士山と同様に観賞用の山として非常に見栄えがする山です。
遠くからでも一目でそれとわかるそのプリンのようなシルエットは、目の前で見れば迫力満点!
と言うことで、巨大プリンを眺める山岳訓練に繰り出しましょう!
《黒斑山登山口》
黒斑山への登山道には、「
表コース」と「
中コース」の二つのルートがあります。
「
表コース」・・・展望が良いが、道中は登り下りを何度か繰り返す。
「
中コース」・・・最短距離のコースだが、樹林帯の中を進むため展望皆無。
ここは当然、表コースへと進みます。
基本コースタイムは、
登山口 → 槍ヶ鞘 1時間20分
槍ヶ鞘 → トーミの頭 20分
トーミの頭 → 黒斑山 20分
と、片道2時間くらい。
さぁ久しぶりの山岳訓練、がんばるぞい!
《表コース》
まだ朝の時間である樹林帯は、静けさに包まれています。
自分の息づかいと足音以外、わずかな風の音と鳥の鳴き声のみが周囲に響きます。
歩き出しは、緩めの上り。
歩き始めて30分ほど、森の中から視界の開けたガレ場に出ました。
何も見えねー
天気予報では晴れ予想なので、希望を捨てずに登り続けるワタクシ二等兵。
しかしここは登山道。
傾斜は徐々にきつくなっていく。
この長い階段を登り切れば、樹林帯を抜け一気に眺望が開けます。
《槍ヶ鞘》
何も見えねー(2回目)
目の前には浅間山が、その雄大な姿を見せつけるはずだが・・・(꒪д꒪II ガーン
と絶望していると、雲が急激に動き出した!(↑と同じ画角です)
この先のルートも見えて来ました!!
俄然やる気が湧いて来たぞぉぉぉーーー!!!
これまでの手入れされた登山道から一転して、ガレ場の急登を進みます。
この流れなら、ここを上りきれば浅間山の雄大な姿を見れるはず!
《トーミの頭》
何も見えねー(3回目)
トーミの頭からは、浅間山の全体の姿を拝むことが出来るのですが・・・
ちなみに足元はこの通り、断崖絶壁。
ここでの眺望は諦め、黒斑山へと向かいます。
左に見える黒いのは、黒斑山山頂付近に設置されている火山活動観測施設の電気・通信ケーブルです。
《黒斑山 頂上》
何も見えねー(4回目)
(*Ծ﹏Ծ) ぐぬぬ・・・
やっぱり今日は眺望を楽しむのは難しいか・・・
ただ、黒斑山山頂から先にも登山道は続いており、そちらを見ると少し雲が切れている。
基本コースタイムはここまで2時間だが、トーミの頭でしばし滞在したのでその時間を除くと1時間30分くらいで到着。
足も体力も、まだ全然残っている。
よっしゃ!もう少し先まで行くか!!
するとすると・・・
浅間山が姿を現した!!!
この先のルートにも雲は掛かっておらず、進めば進んだだけ浅間山がその全容を現すだろう。
この道が本当に気持ちイイ!
浅間山を右手に望みながら、最高の稜線歩きを楽しめます。
しかしちょっと先に進んだだけ(20分くらい)で、ここまで変わるとは・・・
ちなみにトーミの頭付近は、雲が掛かったまま。
あの辺りにだけ、雲が滞留しているようです。
眺望をたっぷり楽しめたので、そろそろ引き返します。
黒斑山山頂も、往路と同様に視界なし。
そのままトーミの頭へ。
《トーミの頭》
・・・・・・・・・・
往路では全く見えなかったが、今はその雄大な姿を、惜しげもなく見せつけ続けています。
「うわー!すごーい!!!」
と、初めて黒斑山に来たと思われる登山者たちが、歓声を上げている。
その嬉しそうな声を顔を見ていたら、往路で見れなかった事は、どうでもよくなってきました(笑)
さて、ここからはサクサク下山。
帰りは「
中コース」を通ります。
コースタイム的にはこちらのルートが最短。
展望皆無な樹林帯の道ですが、もう展望はお腹いっぱい。
快調に飛ばして、トーミの頭からは一時間かからずに、高峰高原ビジターセンターまで戻ってきました。
黒斑山における山岳訓練は、結果として大成功のうちに終了。
例え浅間山本体に登ることが叶わずとも、外輪を巡るだけでも十二分に満足の行く登山が可能です。
目の前にそびえ立つ浅間山を見上げれば、「大きいことはいいことだ」と言う言葉が持つ迫真性を、ひしと感じることが出来るでしょう。
「鑑賞用の山」として、非常にオススメします。
(おわり)
Posted at 2025/08/23 22:14:59 | |
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偵察訓練 | 日記