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さとちん@のブログ一覧

2016年10月15日 イイね!

秋季山岳訓練 後編

上官殿!


先の報告にて、本偵察訓練の前半部分である、上高地~槍ヶ岳までの訓練状況を申し上げさせて頂きました!

天候には恵まれませんでしたが、我らが「陸上自走隊 埼玉方面隊」基地から遠く離れた北アルプスでも上官殿のご威光を被ることができ、ワタクシ二等兵、この上ない幸福感に包まれております!!

今回は後半部分となる『涸沢』を中心とした、訓練報告をさせて頂きます!!






北アルプス 穂高連峰に抱かれた登山者の聖地として知られている涸沢

2万年前の氷河期の爪痕を残すこの地は、1年の半分近く雪に埋まります。
それでもここをベースにして穂高を目指す人は後を絶たず、涸沢には2件の山小屋と、700ものテントが張れる幕場が広がっています。


昨日は雨と強風で散々な槍ヶ岳紀行でしたが、天気予報では本日天候が回復する予定。

夜明けと同時に出発し、涸沢を経由、パノラマコースで上高地に下山する、天候に恵まれれば眺望にも恵まれる、歩きがいのあるコースです。



予定通り、夜明けとともに横尾山荘を出発。(5:30)



画像中央に見える横尾大橋を渡り、樹林帯の中へ。
比較的ゆるやかな上りは石畳状で、見た目ほど歩きにくくはありません。



正面上方に北穂高岳が見えると、本谷橋が。(6:30)


渡ったところが少し広くなっており、休憩するには良い場所ですが、付近の水は飲用には不適とされているので、ご注意を。



本谷橋を過ぎると少しずつ山登りらしくなり、すぐにジグザグの急登となります。

ダケカンバやナナカマドの樹木が多くなると、Sガレの押出しに差し掛かる。(7:10)
下の画像はSガレの押出しを通過した後、振り返って撮影したもの。

決して難所ではないのですが、ここで渋滞してしまうことが多く、この日も下山してくる団体様ご一行でなかなか進めず。 人の切れ目を見計らって素早く通過します。



Sガレの押出しを通過すると、正面には奥穂高岳の大障壁と涸沢ヒュッテ。
涸沢の核心部が近づいていることを実感し、気分も上々♪♪


付近の木々も色付いて来ていますが、景色に気をとられていると意外と多い浮石に乗ってしまいますので、足元もしっかり見ながら進みます。

涸沢小屋と涸沢ヒュッテの分岐が現れれば、あと一息!
ガンバレー!! 自分!!!






そして、

ついに、

とうちゃーくっ!!!(7:50)




感動、感動、感動!!!


何度見ても、いくら見ても飽きない!



一番迫力のある大障壁の頂が、日本で3位の標高を誇る奥穂高岳(3,190m)。
来年の夏、登頂を目指すぞい!



右に目を移せば・・・・・・


涸沢岳(3,103m)



北穂高岳(3,106m)


と、3,000mを超える稜線が続く、一級の山岳風景です。

写真がヘタなので、きっと魅力の半分も伝わっていないと思いますが、この素晴らしい眺めに時間の経つのも忘れ、涸沢で終日過ごす人も。

ワタクシ二等兵もそうしたいトコロですが、残念ながら明日は仕事。
帰らねば。。。。。。






下山ルートは来た道とは別の、パノラマコースから下山することにしました。


このコース、山岳地図を見ると破線ルートになっており、基本上級者向けとされています。

実際に歩いてみた感想ですが、特に涸沢から屏風のコルまでは注意が必要な箇所も多く、「涸沢までとりあえず来てみた」位の登山者が、その名前に惹かれて選ぶルートではないなと思います。


パノラマコースへ行くには、涸沢ヒュッテから少し下ったところに、通常の本谷コースとの分岐があります。


しっかり「注意」を読んだ上で自分の体力、スキルと相談して進みましょう。(8:30)




下山ルートのはずなのに・・・・・・

どんどんどんどんと、登っていくじゃナイデスカァァァァァァー!!


振り返ると、こんなに登ってきてます・・・
あの赤い屋根から降りるはずが・・・




さて、その下山をしているのにどんどん標高を上げていくパノラマコースですが、屏風のコル分岐までは急な左斜面の道を進みます。



ロープが張ってる場所や手を使って登る場所も多く、無理と悟り、途中で引き返して来る登山者にも2組出会いました。



下の画像を見て、どこがルートか分からない方は、ハッキリ言ってとっても危険・・・
最初で最後のパノラマコースになるかもです。




もう標高は2,500m近くまで上昇・・・・・・
下るはずがどんどん高度を上げて、ついに尾根まで出た・・・・・・


でも、




そこで、




素晴らしい絶景を見ることが出来ました!!



こうやって見ると、随分登ってきたなぁー!



そして少し視線を右に移せば、昨日はガスに覆われ、その姿を見せることのなかった槍ヶ岳がはっきりと見える。




そして振り返って尾根の反対側を見ると、これから下りる梓川が。
写真左下の方に開けて見えるのが徳沢かな?



更に遠方に目を凝らすと、フジヤーマ♪



最っっっっっっ高の景色でした!!



この景色を堪能しながら、屏風のコルで一休み。(9:30)



そして、ここから4キロの下り。
うーん、これはなかなかの傾斜の下り道。



徐々にコースが狭まって大きな岩が多くなってきます。
荷物が軽ければピョンピョン飛べるのですが、ザックも重いのでなるべく足に負担をかけないよう丁寧に一歩ずつ。


ちなみにこのコースを登って来たら、かなりの急登になります。
実際にこのコースから登ってきた方たちとすれ違い、少しお話をしましたが、どの方もかなりしんどそうでした。



下っていく途中で、右手に前穂高岳が見えてきます。
ここから見える奥又ルートは、山登ラーの中でも最上級者が挑むレベルで、ロープを使って上り下りする技術が必須となる難コースです。



ま、ワタクシ二等兵には縁遠いセカイなので、サクサク下山♪

勾配が緩くなり始めたら、終点までもうすぐです。




そして遂に、パノラマコースの終点 新村橋。(12:00)
この橋を渡り、観光客が闊歩する日常世界に戻ります。




結局、涸沢ヒュッテからここまで、休憩を入れて3時間30分程かかりました。
前半のガレ場のトラバース、屏風のコルからの急峻な下り・岩場・樹林帯と、本谷コースと比べるとかなりバラエティに富んだコースです。


ここから上高地バスターミナルまでは、さらに2時間ほどかかります。


3日間で、歩行時間は約22時間。
ワタクシ二等兵としては、よくがんばったと自分を褒めたい!!

長ーい長ーい北アルプスの、そしてとても素晴らしい絶景が見れた、汗と感動の登山でした!



上官殿!

以上で報告を終わります!!






はっ!

ワタクシ二等兵の誕生日でありますか!?
そう言えば完全に忘れていましたが・・・・・・



まさかお祝いして頂けるのでしょうか?
有難き幸せでございます!!

ワタクシ二等兵、これまで以上に上官殿に・・・・・・






上官殿?









(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル・・・・・・
Posted at 2016/10/15 17:47:50 | コメント(4) | トラックバック(0) | 偵察訓練 | 日記

プロフィール

「@チョコレース 木曽駒ですか!中岳超えて頂上まで行ったのかな?」
何シテル?   07/22 19:08
車歴・・・AE86レビン⇒FC3S(前期)⇒Z16A⇒FC3S(後期)⇒FD3S⇒SF5フォレスター⇒フェラーリ456GT⇒SG5フォレスター⇒BMW335i⇒...
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