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上官殿！

今年も残すところ１日となりました。
先日から報道されています通り、日本列島は冷え込みが例年より一層厳しくなっております！！

ただし冷え込みが厳しいという事は、我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」のように車両を保持している偵察部隊にとっては、悪い事ばかりではございません。

つまり、偵察車両を使用した普段行えないような訓練を行っても、発熱による損傷・性能低下は、一年の中のどの時期よりも少ないのであります！

実は今回の走行訓練に先立ち、乙三三式車両改のブレーキローター（フロントのみ）を社外品に交換。


ついでにブレーキパッドも四輪交換。
バネ下重量がちょっとだけ軽くなり、制動力もちょっとだけ向上した乙三三式車両改の性能確認を行う目的も併せてございます！

早速、走行訓練に出発！！






今回も走行訓練の地として選択したのは「筑波サーキット コース2000」
冬晴れで気温も低く、走行訓練にはもってこいのコンディション。


走行スケジュールは15分×3回。
また今回も、過去に記録したベストタイムにより2つにクラス分けされており、ワタクシ二等兵はもちろん上位のクラス (ΦωΦ)ﾌﾌﾌ･･･

ところが！
ところがところが！！

今回はこの上位クラスで一緒に走ることなった他の車両を見て「マジか・・・」となった。

まずは「マクラーレン765LT」
それもこの他にオレンジ色の車両がもう1台、計2台がエントリー。


「NSX タイプR」
SUPER GT参戦車両ののようなこのクルマ、ナンバーは付いていたが助手席は無く、その場所には消火器が搭載されていた。


「ランサーエボリューション（CT9A）」
毎年2月に行われるタイムトライアルイベント”筑波アタック”車両。
（もちろん専用車両にてナンバーなし）


「ランサーエボリューション（CP9A）」
こちらも”筑波アタック”車両で、かなり有名。
（当然ナンバーなし）


大胆にカットされたトランクスペースには、リヤに移設されたラジエーターが見えます。


ひぇぇぇぇぇぇーーー！
こんなのと一緒に走らにゃイカンのか！！

他にも35GT-Rが2台、ポルシェやロータスなど、性能では乙三三式車両改（車検対応マフラー・車高調・ブレーキ改良のみ）を遥かに上回る車両がズラリ。

とすると今回の走りのコンセプトはこれか・・・

「無理せず、壊さず、ジャマをせず」

とにかく自分より遅いクルマは無いと思って、バックミラーにクルマが見えたらすぐに譲ろう！という超弱気な決意を固め、いざコースへ！




1回目の走行時間。
路面温度が低いこともあり、乙三三式車両改とワタクシ二等兵自身のウォームアップを中心に走行。
しかし、ロータスがいきなり58秒台を記録。ハエー！！



2回目の走行時間。
クルマも二等兵も温まったので、周囲に気を配りながらアタック開始。
交換したブレーキローターは、制動力は以前とそれほど変わらないが、熱ダレしにくく安心してブレーキペダルをガツン！と踏める。

前を走るマクラーレンにも、ヘアピンに限ってならついて行ける。
しかし裏ストレート、マクラーレンは凄まじい加速であっという間に豆粒に。
まっ、しゃーない。

バックミラーを見ると、第2ヘアピンを抜け裏ストレートに入って来たクルマが。
既にワタクシ二等兵は、裏ストレートの真ん中へん。
どこで譲ろうか、とちょっとだけ考えながら最終コーナーを抜けホームストレートへ。

すると後ろから”パンパンパン！”と、アンチラグシステムの爆音が聞こえる。
「え！？まさか・・・」

バックミラーを見ると、すぐ後ろに例のランエボが接近。


と同時に凄いクイックな動作で第1コーナーのインにノーズを向け、これまた凄い加速で立ち上がっていく。

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーー！
ハエーーー！！！

ある程度想定はしていたが、現実として目の前で見るとワタクシ二等兵の感覚と違いすぎて驚愕。
ピットに戻って、ランエボとのタイム差をみてまた驚愕。

ワタクシ二等兵、20代の頃は草レースに出ておりましたが、同じクラスで出場したクルマにここまで大差をつけられたことはありませんでした。
まっ、さすがにこれはどうしようもない。



3回目の走行時間。
西日となり最終コーナーのクリッピングポイントが眩しくて良く見えず、5周ほど走ったところでピットインし、この日の走行は終了。




ところで今回、キャンギャル様がサーキットに降臨。
ちょっとだけお話しする機会がありましたが、何と東大の学生さんとのこと。
才色兼備とはまさにこの事だろうが、なぜ世の中はこうも不公平なのだろうか・・・

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でもキレイだったな・・・ (〃' ∇'〃)ゝｴﾍﾍ



（上官殿）・・・・・・


（おわり）※ワタクシ二等兵も