上官殿!
過去3回に亘り行って来ました、北海道における遠地自走偵察活動報告。
ついに最終報告となります!!! (`Д´)ゞ ビシッ!
■ここまでの報告まとめ
其の壱 大洗港~苫小牧~浦河~襟裳~静内
其の弐 札幌~日本海オロロンライン~稚内
其の参 稚内(宗谷岬)~宗谷丘陵~美瑛
其の四 帯広~新冠~浦河~苫小牧~仙台港 ←今回
5日目【5月7日(土)】
《
道東自動車道》
宿をとった帯広を出発。
曇り予報だったものの、良い天気!
《
日高自動車道》
千歳恵庭JCTで道央自動車道へ。
苫小牧東JCTから日高自動車道に進み、この北海道
旅 偵察活動初日に向かった浦河方面へ。
目指したのは、
新冠町にあるこちらの牧場。
《
ノーザンレイク》
ワタクシ二等兵が支援している引退馬のうち、2頭がここに繋養されています。
直近だと、
昨年11月に訪問。
ただし現在、牧場関係者以外で立ち入れるのは引退馬協会の会員を含めた一部の方のみですので、ご注意ください。
会いに来たうちの1頭「
タイキシャトル」
「マイルの鬼」という二つ名を持ち、国内外のGIレースで5勝。
1998年に年度代表馬に選出されています。
引退した1999年には、史上25頭目の
顕彰馬に選出された歴史に残る名馬です。(顕彰馬とは、スポーツで言う所の
殿堂入りに相当)
更に2000年にJRAが発表した「20世紀の名馬100」では、何と16位にランク付けされています。
そんなタイキシャトル、現役時代はかなり気難しい性格だったらしく、周囲が気持ちよく走ってもらうためにいろいろ手を尽くしていたらしいです。
28歳(人間だと80代くらい)となった今、イタズラ好きは変わらずですが、現役時代に比べるとだいぶ大人しくなったようです。
↓昨年11月、ワタクシ二等兵の自撮り動画
もう1頭「
メイショウドトウ」
2001年の
宝塚記念を制した、G1ホースです。
威風堂々とした名前に反して、おっとりとした穏やかな性格で、賢く人懐っこい馬。サラブレッドの、それもG1を勝つような馬で、これほど大人しいのは大変珍しい。
ちなみにメイショウドトウの買付価格は500万円と、サラブレッドとしては破格の安さ。
しかし現役中は27戦10勝、9億2133万4000円もの賞金を稼ぎ、掲示板に乗らなかった(5着以内に入れなかった)レースはたったの3回という、大変に馬主孝行な子。
そして引退した今でも、先に登場の「
ナイスネイチャ」「
タイキシャトル」とともに引退馬の顔と呼ぶべき存在となり、競馬業界にもファンにも孝行しています。
牧場の方と話し込んでしまい、思ったより長居してしまった。
正直カワイイ子たちをもっと見ていたいが、次の目的地に向かわねば!
次の目的地に向かう途中、野生のキツネにじっと見つめられる。
キツネ「何だこのうるさいクルマは・・・?」
《
うらかわ優駿ビレッジAERU》
こちらも
昨年11月以来、通算3回目の訪問。
会いに来たのは「
ウイニングチケット」
1993年の「
東京優駿(日本ダービー)」という、ホースマン憧れのビッグレースに勝ったG1ホースです。
32歳という超高齢(人間換算でおよそ90代)であるにも関わらず、AERUスタッフ皆さんの努力もあって、異様なほどの健康体であることでも有名。
腰こそ落ちているものの、黒光りする精悍な馬体を維持しており、元気よく牧場を駆け回ったり、砂浴びで寝転んだ状態から素早く立ち上がったりしている様子を見ることができます。
↓ワタクシ二等兵撮影
人間にも他の馬にも友好的で、大変懐っこく素直な性格な一方、繊細なところがあるのか、人間に叱られると管理面で支障が出るレベルでイジケてしまうというカワイイところも。
↓ワタクシ二等兵撮影
また同じ隣の放牧地にいる「
スズカフェニックス」
こちらも2007年「
高松宮記念」、武豊騎手の騎乗で制したG1ホースです。
このスズカの仲良しコンビとして、ファンにはお馴染みだった「
タイムパラドックス」(左側)
残念ながら今年2022年2月10日、24歳で永眠となりました。
昨年訪れて元気な姿を見てから、わずか3か月後のことです。
彼のいた馬房に用意されている祭壇に手を合わせ、記帳。
最後の目的を達成し、長かった北海道における偵察活動は、いよいよ帰路へと向かいます。
《
苫小牧フェリーターミナル》
ついに北海道との別れの地、苫小牧港に到着。
偵察活動期間中はずっと晴天だったが、苫小牧港に着いた途端に雲行きが怪しくなった。まぁ後はフェリー乗船だけだから問題ない。
帰りは、フェリーの最寄港である大洗行きが予約できなかったため、仙台行きに乗船となります。
今回もシャコタンである乙三三式車両改の乗船は、最後のほう。
出港時間で北海道を離れる頃には、外は雨。
やはり普段のワタクシ二等兵の行いが良い・・・ではなく、上官殿の神懸ったお力のおかげであろう!!!
帰りの航海も順調に進み・・・
6日目【5月8日(日)】
《
仙台港フェリーターミナル》
定刻10:00に到着!
ここから陸路で、我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」基地を目指します。
時は大型連休最終日。
各高速道路は、偵察活動を行った部隊の帰任で大渋滞するものと思われたが・・・
何と仙台→横浜まで、5時間30分程度で到着。
道中の渋滞は皆無、途中でゆっくり昼食を摂ってもこれだけの余裕なので、やはり上官殿が、大日本帝国上層部に話を通しておいていただいたのであろう!!!
基地に帰着したら、すぐに上官殿に感謝の言葉を申し上げよう!
そして稚内から直送した、いくら・うにを上官殿と共にいただこうではないか!!
上官殿!
ワタクシ二等兵、北海道における遠地自走偵察活動から、ただいま戻りました!! (`Д´)ゞ ビシッ!
(上官殿)うむ、ご苦労であった。
上官殿のお力により天候にも恵まれ、充実した偵察活動でありました!!!
(上官殿)うむ?そ、そうか。良かったな?
はっ! (`Д´)ゞ ビシッ!
ところで上官殿、ワタクシが稚内より直送した献上品は届いておりますでしょうか?
(上官殿)ああ、美味かったぞ。
そうでしたか!
ではワタクシ二等兵も早速・・・
(上官殿)ん?もう無いぞ??
そうですか、もう無い・・・って、え!?
(上官殿)え!?
・・・・・・・・・・
(上官殿)・・・・・・・・・・
(おわり)
Posted at 2022/06/04 21:12:40 | |
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