上官殿・・・ ε-(;-ω-`A) フゥ…
(上官殿)ん?どうした?
お気づきとは思いますが、偵察活動資金を稼ぐための一般人としての活動(仕事)が忙しすぎて、肝心の偵察活動が行えません・・・
(上官殿)そうだな。まぁ夜営を必要とするような活動は行えないな・・・
ですが我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」、そして上官殿のご名誉にかけて、偵察活動を行わない事は、ワタクシ二等兵としても大変遺憾でございます!
そこで1日で終わり、かつ訓練効果の高い”山岳訓練”を行いたいと思います!!
(上官殿)分かった、許可しよう。だが無理はするなよ。
はっ!ありがとうございます!!(`・ω・´)ゞビシッ!!
今回、山岳訓練の地として選択したのは「
巻機山(まきはたやま)」
新潟県南魚沼市と群馬県みなかみ町の境、三国山脈にある標高1,967Mの山で、日本百名山のひとつでもあります。
しかしこの巻機山、標高は2,000Mに満たないのですが、かなり体力を必要とします。
その理由が「
累積標高」
実は登山は、
標高の高い山だから大変なのではありません。
登山口を出発してから山頂に到達するまでずっと登りしかない、ということはあまりないですよね?
普通は途中に下りの部分もあって、アップダウンを繰り返して、山頂に到達することになります。
累積標高とは、その登山中に登ったすべての距離を足し合わせたものです。
例えば、日本一高い山 富士山の標高は3,776Mですが、2,500~2,600Mまでは車やバスで行け、登山口からは基本登り続けるため
累積標高は1,300Mくらい。
で、今回の巻機山は・・・
累積標高1,600M以上!!
そのせいか、登山口~巻機山山頂の
往復コースタイムは9時間という、日帰りのお山としては比較的時間の掛かる部類です。
さて前置きが長くなりましたが、その巻機山へと向かう登山口への入口。
ここには案内板が設置されています。
一番右側の”
井戸尾根コース”で進行!
直ぐに登山口に到着。
最初は、樹林帯の中をひたすら登り続けます。
このコースは、”四合目”のように位置状況を教えてくれる親切設計。
(人によっては心折設計)
先ほどの四合目を過ぎると、周囲の木の密度?が低くなってきます。
五合目に到着。
この場所は少し開けており、これから目指す山の稜線が見えます。
っと・・・山の向こうから太陽が(これも日の出?)
昇った太陽が、これから進む登山道を明るく照らします。
上りも少しずつ急になって来ました。
六合目到着。
向こうに見える三角お山が、今日最初に目指す「
前巻機山(まえまきはたやま)」です。
訓練当日は、10月上旬。
しかしこの高さまで来ると、既に紅葉が始まっていますね。
七合目に到着。
開けていて眺望もよいので、ここで初めて腰を下ろしての休憩らしい休憩。
ここまで3時間くらいが一般的なコースタイムらしいが、2時間30分で到着。
まずまずのペース。
太陽の明かりもあり、色付いた山肌が、より一層鮮やかに見えます。
さぁ!気合をいれて出発!!
ここからは急な上りが続き、標高を稼いでいきます。
登り始めてわずか10分くらいで、先ほど休憩をしていた七合目(紅葉している丸い丘陵のようなところ)が、随分下に見えます。
この辺りから、眺望に優れる巻機山の本領発揮。
周囲の山々の稜線、山肌の色付きなど、あちこちに目を奪われます。
キツイ上りですが、横を見ても後ろを見ても素晴らしい景色なので、頑張れる要素が多いのがウレシイ。
しかし!
累積標高1,600M以上の巻機山は甘くない!
天に届きそうな急階段の登場。
これはホントにキツかった・・・
この時は、抜けるような青い空もあまり見ていない。
だが周囲の山々を見る目線の高さは確実に上がっていて、自分が少しずつではあるが、登っていることを実感。
九合目到着。
”ニセ巻機山”なんてヒドイ言われようですが、「
前巻機山」というちゃんとした名前があります。
ヒドイ言われようだが、眺望は素晴らしい。
正直、ここで結構満足してました。
正面のお山の一番高いところが、巻機山山頂です。
巻機山山頂へと足を進めます。
振り返ると、先ほどの前巻機山が。ホントに美しい。
再び巻機山に体を向け、歩を進めたその時・・・
電話だ・・・
出てみると上官殿だった。
(上官殿)もう下山中?
いえ、まだですが、どうかされましたか?
(上官殿)え?だって今日夕食はハンバーグだから、二等兵食べたいだろ?(=上官殿手ごねハンバーグが大好物)
え?上官殿、そんな事おっしゃってましたっけ・・・
(上官殿)いや、さっき決めた。
急いで帰ります!(`・ω・´)ゞビシッ!!
山頂よりハンバーグ。
急いで引き返す。
急ぎつつも、巻機山の山容を楽しみ、
下りの景色も楽しみ、
キツかった階段も、転倒しないように気を付けながらサクサク降下。
登りで休憩した七合目で少しだけ休憩し、
後は休憩なしで一直線に下山!
4時間ちょっと掛かった上りを、2時間30分で下山。
下りが苦手なワタクシ二等兵、ある意味いい訓練になりました。
素晴らしい眺望も加わり、日帰りの部類としては大変有意義な山岳訓練でありました!(`・ω・´)ゞビシッ!!
なお、上官殿手ごねハンバーグには、無事にありつけました (∀`*ゞ)テヘッ
(おわり)
Posted at 2022/10/08 22:03:32 | |
トラックバック(0) |
偵察訓練 | 日記