上官殿!
今週も引き続き、北海道における遠地偵察活動報告をさせていただきます!! (`Д´)ゞ ビシッ!
■ここまでの報告まとめ
其の壱 大洗港~苫小牧~日高町~然別湖~ぬかびら温泉郷
其の弐 タウシュベツ川橋梁~美幌峠~開陽台~北19号~納沙布岬
其の参 納沙布岬~根室駅~落石岬~標津町~道の駅 知床・らうす
其の四 ←今回
3日目 【5月28日(水)】
まだ3日目です(笑)
「
道の駅 知床・らうす」を偵察している間、来た時に知床連山に掛かっていた雲は動き、晴れ間が出ている。
ワタクシ二等兵にとって、これが初めての知床偵察。
青空が映える山々に向かって、乙三三式車両改を走らせます。
《知床横断道路》
国道334号の一部で、
知床半島を横断できる唯一の道路。
羅臼岳の美しくも雄大な山容を見せつけられ続け、自然に気分が高揚↑↑↑
羅臼岳の姿が見えるたび、「
ヌォォォォォォーーー!!!」と意味不明な雄たけびを上げてしまう(笑)
偵察時点の5月下旬でもロードサイドには雪が残っていて、標高が上がっていくと、その量はどんどん増加。
↓の画像はX(旧Twitter)にも投稿したのですが、フォロワーさんから「綺麗すぎて、グランツーリスモみたい」
《知床峠》
知床横断道路の最高地点。
目の前には、上って来る間ずっと見続けて来た
羅臼岳の、巨大かつ美しい山容。
遠望には北方四島のひとつ、
国後島をうっすら望むことができました。
それにしても、すごく静か。
空気も澄んでいて、天気が良かったこともあり、時間が許せばここで小一時間くらい昼寝したい気分。
とは言え今日の夜営地(=宿)にはまだ距離があるため、後ろ髪を引かれながらも知床峠を離れ、下っていく。
しかしワタクシ二等兵にとって、初めての知床。
しかも天気は抜群。
本当に一回走っただけで良いのか?
こんな機会はそうそう無いぞ??
でもこの後のスケジュールを考えると、時間が・・・
ああああああああ!
悩む悩む悩む悩むぅぅぅぅぅぅーーー!!!
もちろん上り返しました(笑)
うむ、やはり欲望には勝てん ( ̄∇ ̄*)>エヘヘ♪
知床峠までの上りを、たっぷり堪能しました。
今度こそ先へ、
国道334号を北上します。
《オシンコシンの滝》
国道からすぐの所にありますが・・・
すっごい迫力。
滝との距離がすごく近いので、一番接近する場所はこの通り。
濡れます(もちろん濡れました)
近くで見ると、本当にスッゲー迫力。
濡れたおかげで迫力ある滝を間近で偵察できると共に、少し涼めました。
(ワタクシ二等兵撮影)
斜里町(しゃりちょう)にて
国道344号から
国道244号へと入り、西へ進みます。
そしてこの地も、ワタクシ二等兵には初めて。
網走市に侵入成功。
《博物館 網走監獄》
ワタクシ二等兵の中で、”網走と言えば” やっぱココでした。
網走刑務所の旧建造物を保存公開している、野外博物館です。
明治維新後の日本は西南戦争で政治犯が続出し、全国的に監獄は過剰収容となっていました。
同時に、明治政府にとってロシア帝国の南下政策に備えること、そのための北海道開拓が急務でした。
これらの課題を解決するため、政府は徒刑(=労役に服させる刑)や流刑(るけい=辺地や離島に送る刑)、懲役刑12年以上の者を収容する施設を、北海道に5カ所設置。
「
網走監獄」はそのうちの一つで、全国各地から囚人たちを移送し、北海道開拓に従事させました。
(重要文化財「旧網走監獄 庁舎」)
あ!
あんな所に、上官殿とワタクシ二等兵が居ますよ!!ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ
(上官殿)あ!? (ꐦ°᷄д°᷅)
・・・・・・・・・・
続けましょう (((;"°;ω°;)):ガクガクガク
収容されていた1,200人の囚人は、網走市から旭川市までつながる中央道路の開通作業にあたり、163kmをわずか8カ月で完成。
これを皮切りに、囚人たちは北海道内の道路・鉄道網・農地を切り拓く原動力となっていったのです。
(重要文化財「旧網走監獄 舎房及び中央見張所」)
それにしても多数の囚人を収容していただけあって、舎房は巨大。
5つの棟からなる舎房が放射線状に広がっており、その中心点には看守が1カ所から舎房全体を見渡せるよう、八角形の中央見張所が設けられています。
入浴中も監視の目が。
彫り物を入れた方がいるのが、解像度高い(笑)
こんな所に入れられた日にゃ、ワタクシ二等兵なら、すぐに泣きだす自信があります。
(独居房)
ワタクシ二等兵もこうならないよう、上官殿への発言は気を付けよう・・・
想像以上に楽しかった網走監獄。
次来るときは、もう少しゆっくり偵察してみたい場所でした。
道道76号 網走公園線を北上、
本日の最終偵察地へと向かいます。
《能取岬(のとろみさき)》
前回報告にて登場した「
落石岬」と同様、ここには灯台がポツンとあるだけ。

↓落石岬
女子ウケ皆無な場所そうだが、落石岬と違いある程度観光地化されているので、海岸線(=崖)には、キチンと柵が設置されています。
なので崖下を覗き込んでも、ある程度は安心(柵あり)

↓落石岬(柵無し)
目の前に広がるオホーツク海の向こうには、今日嬉々として走り回った「
知床半島」が見えます。
岬(灯台)側を見ると、こちらもオホーツク海の水平線の向こうに陽が沈もうとしている。
そろそろ夜営地(=宿)に向けて移動。
ワタクシ二等兵以外誰も居ない、静けさに包まれたこの素晴らしい景色を、しっかりと目に焼き付ける。
これにて長かった ”道東編” は終わり、次回からは ”道北編” となります!
《おまけ》
まだ旅・・・じゃない、偵察活動は半分程度だが、移動日+偵察3日で既に1,300kmを突破。
この旅・・・じゃない、偵察活動だけで3,000kmは超えそうです。
(つづく)
Posted at 2025/06/28 13:44:24 | |
トラックバック(0) |
偵察活動 | 日記