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上官殿！

今年の盆休み期間は、残念ながら天候には恵まれないとの予報であります！！
それにもかかわらず、昨日関越自動車道において６２ｋｍの大渋滞が発生するなど、大日本帝國 國民も多数行楽・・・・・・いや、偵察活動を行っているようです。

我が『陸上自走隊 埼玉方面隊』もこの夏の暑さを克服し、更なる偵察能力の向上を目指すため、訓練を行う事を進言させて頂きます！！

はっ！！
ご快諾、ありがとうございます！！！


夏の観光地・・・イヤイヤ訓練地と言えば、真っ先に「海」と「山」が浮かびます。
先月の黒斑山に続き、山岳訓練を実施致します。

今回訓練地として選んだのは、「鹿島槍ヶ岳」。

長野県と富山県の間にまたがる飛騨山脈（通称：北アルプス）の北部に位置し、後立山連峰の盟主であるこの山は、日本百名山にも選出されています。

標高は２，８８９Ｍ。
山頂は南峰と北峰からなり、形の良い双耳峰として知られています。
登山口からの標高差・勾配がかなりある為、体力は必要とされますが、ルート後半は明るく展望に恵まれた稜線歩きを楽しめる、人気の高い山でもあります。

とは言えやはり登山には、「絶対安全」という事はありません。
報道等で既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、ワタクシがこの地を訪れるちょうど一週間前、鹿島槍ヶ岳から登山道を下降中の男子大学生が転落、亡くなる事故が発生しています。
謹んで心よりご冥福をお祈り致します。


登山で重要なのは、何より”無理をしない”こと。
スケジュールにも余裕を持たせ、まだ夜も明けきらない中、訓練地へ向けて出発します。


長野自動車道 安曇野ＩＣを降り、大町温泉方面へ向かうと、目的地である後立山連峰が見えて来ます。
天候は残念ながら、小雨が降っている状況。


有名な黒部第四ダムへの玄関口、扇沢駅へと向かう道に、登山道入り口があります。


爺ヶ岳を経由し鹿島槍ヶ岳頂上まで、片道８時間３０分の山岳訓練の始まりです！（８：３０）


登山口から樹林帯の中をジグザグに登ります。
登り始めからかなりの急勾配が続くので、ペースをつかむまでな焦らずゆっくり進行。


３０分も歩けば、自分が通って来た道路がかなり下に見渡せます。
登っている結果が実感でき、気分も乗って来ました！


１時間強登ると視界が開けだし、左上方に稜線を眺めながら登ります。
本日昼食を摂る予定地、種池山荘が小さく見えて来ます。（１０：００）


ここから山腹を直線的に登り、大きく右に曲がった後、ジグザグを繰り返すようになります。
この間、種池山荘はずっと見え続けているのだが、なかなか近づいてはくれない。

今まで見えていた種池山荘が視界から消えると、この様な看板の立つガレ場へと出ます。
上からの落石と、下への転落に注意して通過。（１１：３０）




そのすぐ後に、雪渓を横切ります。


ここをクリアするとまた勾配のきつい道になります。
そこを登り切れば、やっと種池山荘に到着。（１２：００）


お昼にラーメンをゲット、疲れた体に脂がしみます。


ここから爺ヶ岳へ向け、明るく展望の良い稜線を登り始めます。
この辺りは既に森林限界を超えているので、一面ハイマツが生い茂ります。（１２：４５）


右を見れば雲海、


左を見れば、遂に今回の目的地、鹿島槍ヶ岳が姿を現します。
その山裾には本日の宿泊地、冷池山荘も見えます。


ただしその前に、爺ヶ岳（標高 ２，６７０Ｍ）を越えなければなりません。


この爺ヶ岳、北峰・中峰・南峰と三つのピークを越える必要があり、疲れている体には、かなりシンドイ。
ただし中峰にはトラバース路（頂上をパス出来る道）があるので、つらかったらそちらを歩きましょう。
眺めはほとんど変わりません。
※爺ヶ岳北峰より（１３：４０）


爺ヶ岳南峰まで来れば、鹿島槍ヶ岳の全容を見ることが出来ます。
また冷池山荘から鹿島槍ヶ岳向かうルートが見え、登攀意欲をそそられます。


この辺りの道はガレているので、浮石に乗らないように注意。
特に冷池山荘手前の鞍部は右側が切れ落ちているので、気を付けましょう。

そして本日の宿泊地、冷池山荘に到着。（１４：００）
次回２日目は、冷池山荘～鹿島槍ヶ岳頂上までを報告致します。

以上！！

上官殿！

先日はワタクシ二等兵が上官殿の送迎が出来なかった為、上官殿自ら我が隊の主力偵察機材「SG式車両」の運行を行った所、車両の部分損壊が発生してしまいました！！

上官殿に自ら車両を運行させると言う無礼、大変申し訳ございません！！


上官殿にお怪我は一切ございませんでしたが、「SG式車両」の修復は必要となります。

左ドアミラーは落ち、


FフェンダーからRフェンダーまで、長い傷・ヘコミあり。


あまり時間がないので、取り急ぎコンパウンドと缶スプレーで補修。


ドアミラーも付けました。



上官殿でもごく稀に、この様なミスをすることがあるのですね！
正に「上官殿にも筆の誤り」と言うことわざが、頭に思い浮かびます。

ワタクシ二等兵、より一層の精進を…

え！？
「SG式車両」は、上官殿にはサイズが大き過ぎるとの事でしょうか！？


上官殿！
「弘法にも筆の誤り」とのことわざがあるのはご存知と思いますが、「弘法筆を選ばず」と言うのも……

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ワタクシ二等兵の本日の夕食は、たまごかけごはんだそうです。