上官殿!
ご存じの通り大日本帝国は現在、お盆の期間となっております!
この期間はワタクシ二等兵も仕事を休み、我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」も、より活性化させた偵察活動を行うべきだと思っております!
今回は、昨年仕事が忙しくて実施出来なかった、北アルプスにおける山岳訓練を行いたく存じますが、いかがでしょうか!
い、いえ!
決して登山をしたいのではなくてですね!\(;゚∇゚)/☆
(上官殿)。。。。。。。。。。
たまには仕事を休みたいなどとは欠片ほども思っていなくてですね!!(〃゚д゚;
(上官殿)。。。。。。。。。。
(上官殿)。。。。。。。。。。
上官殿???
鬼の居ぬ間に
上官殿がご休養をされている間に、山岳訓練に出発だー!
今回は、北アルプスにて2泊3日の訓練予定。
1日目は上高地を出発し、
槍沢ロッヂまで移動。
ハイライトである2日目、
天狗原経由で「
南岳(3,033M)」を登頂、その足で北アルプス有数の難所「
大キレット」を制覇し「
北穂高岳(3,106M)」へ。
3日目は
北穂高小屋を出発し、
南陵ルートから涸沢に降りてそのまま上高地に戻る計画です。
さてそんな訳で、ワタクシ二等兵にとってはお馴染み、沢渡の駐車場に車を停め、マイカー規制がかかっている上高地へと向かうシャトルバスへ乗り込みます。
上高地に到着。(9:40)
シンボルの河童橋を中心にしたエリアはお盆期間という事もあり、かなりの賑わい。
溢れる観光客の隙間を縫い、建ち並ぶシャレオツなお店には目もくれず、一直線に進みます。
薄着のオネーサン達にも目もくれず、一直線に進み・・・・・・
進み・・・・・・
チラ見しながら一直線に進みました。( ^ω^)
上高地から横尾山荘までの道は、ほとんど平坦。
観光客も普通に散策出来る、非常によく整備された道です。
帰りは疲れているのと早く帰りたいのとで、サクサクと急いで通り過ぎるだけですが、時間に余裕のある今日は、横尾までの3時間の道のりをゆっくり楽しみます。
横尾山荘に到着。(11:50)
涸沢方面と槍ヶ岳方面へのルートが交差するこの地、やはり登山者達で賑わっている。
30分ほど休憩、槍沢ロッヂへ。
ここから先は登山道らしい道ではあるが、登山道としてはかなり整備されているので、明日に備えて体力を消耗しないよう、ゆっくり進みます。
二ノ俣谷の吊橋を渡ると上り勾配が始まり、
樹林帯をジグザグに登るようになると、槍沢ロッヂに到着。(14:00)
初日の行程はここまでにして、今夜はここに宿泊します。
2日目となる朝は、4:50に槍沢ロッヂを出発。
テントサイトのあるババ平を過ぎると、一気に視界が開けます。
周囲はU字谷特有の垂直な壁になり、左岸は赤沢山の岩壁。
右側の斜面は天狗原に続いています。
登山道が左へ大きく曲がり込むと、
槍沢大曲り。(5:50)
水俣乗越は、東鎌尾根へと続く急登。
ここは直進して、ヨーロッパアルプスのような景観を楽しむ。
その美しさとは反してどんどん勾配は増していき、息が上がってくる。
岩屑の道が続くが、浮石には乗らないように気を付けながら歩きます。
左斜面に細い登山道が見えたら、
天狗原分岐。(7:00)
ここで槍沢ロッヂでお弁当にしてもらった朝食をいただく。
保存も考慮した、酢の風味が強めのちらし寿司。
4年前に食べた時と変わらぬ味に一安心、栄養と元気をチャージし、いざ!
9割以上の登山者が槍ヶ岳へと向かっていくので、ここから先は急に静かになります。
天狗原分岐から30分ほどで、
天狗池に到着。(8:00)
ここは湖(池)面に映る「逆さ槍」で知られているが、それには8月の雪解け後の時期であること。
晴れていないと映りにくい事。
また風があるとキレイに映らないという条件が揃って見られる貴重なモノなのですが・・・・・・
この日は「逆さ槍」がキレイにその姿を映していました!
天狗池を後にし、標高3,000Mを超える南岳を目指す。
ここから急速に標高を上げていくため、勾配はこれまでとは比べ物にならないくらい急になります。
途中、小さな雪渓を横切りつつ一息。
この間、右をみれば槍ヶ岳がずっとその姿を見せつけます。
また反対の左を見れば、北穂高岳が見えてくる。
てっぺんに、まるで天空の城のように立っているのが、今日の目的地である北穂高小屋。
道のりはまだまだ遠い。。。。。。
親切すぎる程ルートを示すペイントがあるので迷うことはありませんが、場所によっては手を使って上る場所もあり、体力を思ったより消耗します。
稜線へと出る最後の方で、2連のハシゴ。
続いてクサリ場。
岩稜登はん経験があれば、クサリを使わなくとも三点支持で登れます。
槍ヶ岳~南岳の稜線に出ました。(10:20)
画像は槍ヶ岳方面ですが、ついさっきまで晴れていたのに、急速に雲がかかって来ています。
これから目指す南岳方面は、まだ雲はかかっていない。
ちなみに背後の笠ヶ岳方面は、快晴。
先ほどの稜線分岐から、南岳頂上までは20分くらい。
その間にも、槍ヶ岳方面にはどんどん雲がかかっていく。
そうこうしている間に、
南岳(3,033M)登頂!(10:40)
わずか20分の間に、南岳山頂もガスに包まれました・・・
頂上から
南岳小屋まではすぐ。
緩やかな斜面を下り、小屋に到着。(11:00)
ここで昼食&休憩をしっかり取って、北アルプス有数の難所「
大キレット」へ挑む!
うひょー!
今からここを進んでいくのか・・・・・・
何か・・・・・・
萌えて 燃えてきたぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉー!
後編につづく