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上官殿！

事前にご許可を得ておりました、京都における各方面隊との合同偵察活動を実施致しましたので、その報告をさせていただきます！！



梅雨前線の停滞により、梅雨明けはまだまだという７月のとある休日。

我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」の基地を夜のうちに出発。
東名高速に乗り、一路西へ。まだまだ雨が激しく降っています。


途中の伊勢湾岸道 刈谷ハイウェイオアシスにて。
天候の回復しそうな兆しはありません。


今回の偵察は屋外での活動も多く、出来れば回復して欲しいのだが、当日の京都の天気予報は曇り＆雨。

実はワタクシ二等兵、屋外での偵察活動で雨に見舞われた事がほぼ無く、天候の変わりやすい高山での山岳訓練（登山）ですら、雨により雨具を使用したのは１回だけと、なかなかの強運。

加えて上官殿には「まぁアンタが行くのであれば、晴れるかもよ？」と神のお告げをいただいたので、もしや・・・と思ったが、やはり現実は厳しいか・・・



しかし、しかししかし。
上官殿のお力は、ワタクシ二等兵のような凡夫には量り知ることすら出来ないモノでありました！！



各方面隊の集合場所である京都府は宇治市に到着すると、雨どころか晴れ間すら見えているではないか！！




上官殿ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！

ワタクシ二等兵、偵察地である宇治より、上官殿に感謝の意を表明させて頂きますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅー！！！


さて、なぜここへ・・・？と言うと、今回は聖地巡礼が目的だからでございます！！






「響け！ユーフォニアム」

”京アニ”こと京都アニメーションが製作した吹奏楽を題材とした作品。
テレビで2015年に第1期、2016年に第2期が放送。
これらを振り返る劇場版が2016年・2017年にそれぞれ公開されています。
2018年にはスピンオフ作品「リズと青い鳥」が劇場公開。
更に2019年に続編となる「誓いのフィナーレ」が劇場公開された、息の長い良作です。

そして今回はワタクシ二等兵の単独活動ではなく、志を共にする各方面隊長ら（オタ友）と行う合同偵察活動なのであります！


まずは主人公の通う北宇治高校


・・・というのは現実には存在しません。
モデルとなったのは、同じ宇治市内のある高校です。





主人公の自宅マンション。



自宅と設定された場所に実際にマンションは無いので、知らずに巡礼した方は度肝を抜かれる事になります。
またモデルとなったマンションは、全く別の場所に存在します。


自宅（宇治市街）付近。






目の前を流れている宇治川。


当日は水量が多く、中洲も水没。


理由は上流にあるダムが放流をしている為でした。
その「天ヶ瀬ダム」も、作中に登場します。



高校の最寄駅とされている、京阪六地蔵駅。






作中でも印象的な景色「水道管橋」。















この水道管橋の最寄駅付近にある、「幸栄堂」さん。


作中では、先輩からの手紙の中だけ（幸富堂）の登場です。
本店は宇治東インター近くですが、手紙に”駅前”とあるので、この場所を指していると思われます。


しかし我らの同業者は、かなりの数がこの場所を割り出しているようで、店内には彼らが持ち寄った作品が所狭しと並ぶ。
お店の方のご厚意により、店内の撮影をさせていただきました。






そしてこの後は、今回の偵察活動の目玉。
北宇治高校吹奏楽部が合宿を行った「アクトパル宇治」に宿泊するのであります！

宿泊者しか撮影できない施設内の様子などは、後編にて！

（つづく）

上官殿！

梅雨明けには早いこの季節、天候の優れない日々でございます。
来る夏本番！・・・ではなく、偵察活動が活発化する時季を前に、ワタクシ二等兵の更なる偵察技能向上のため、走行訓練を致したく存じます！！

もちろん先日我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」に配備されたばかりの、乙三三式車両の性能を試し、改良が必要であればその点を洗い出したいと！

ワタクシ二等兵の走行技能向上と、主力偵察車両の性能考察により、山に海に 一層効率的かつ効果的な偵察活動を行えるものと見込んでおります！！

はっ！
早速訓練を行って参ります！！！






今回の走行訓練地も、筑波サーキット コース2000。
雨の多いこの時季ですが、走行訓練当日は何とか雨は免れました。
とは言え当日は高温多湿、サーキットを走る環境としてはあまり良い状況ではない。
いったいどんな参加者が集まるのだろうか。


ワタクシの前にいた、フォードGT


まるでレーシングカーのようなコックピット。


ポルシェ911 GT3
いい音してました。


フェラーリ458
1回目の走行後、エンジンルームからモクモク煙が出てたので心配されたが、その後も走行していたので問題なさそう。


他にも外車勢ではアルファロメオやアウディ、ポルシェボクスターなど。
国産勢ではEKシビック・86といったモデルが目立つ。



さてさて、ワタクシ二等兵にとっては1年ぶりの筑波。
更に乙三三式車両を買ってからまだ1ヶ月ちょっと。

社外品はマフラー・ダウンサスのみと、ほぼノーマルと変わらない仕様なので、自身の限界の６割くらいの感覚での安全運航。

「無理せず・壊さず・ジャマをせず」

とにかく自分より遅いクルマは無いと思って、バックミラーにクルマが見えたら直ぐに道を譲ろうという、相変わらずの超弱気な決意を胸に、いよいよコースイン！


1周の完熟走行を終え、自由走行の開始。
最初は６割どころか５割くらいのペースで様子見していたが、徐々にペースを上げていきます。



3.5ℓだけあり、さすがにトルクがありますな！
本来なら2速で回る1コーナー・第1ヘアピン・第2ヘアピンだが、横着すれば3速で普通にクリア出来るので、タイム狙いでない今回は、ミスするキッカケが減り非常に助かる。

レッドは6600rpmだが、大きなサーキットならともかく、ここ筑波では4速までしか入らないので、ワタクシ二等兵レベルでは不足は全く感じない。


ハンドリングも予想よりはクイックだった。
現状は買ったときに付いていたダウンサスのみだが、ニュートラルからのパワーオーバーが少し出るだけ。

事前のイメージよりも良い動きに乗せられ気分もageage♪
抜ける、抜ける。前走車をどんどん抜ける。
後ろに迫っただけで道を譲ってくれるクルマもいるぜ！グエッヘッヘ。


と言うと聞こえはいいが、タイム的にはドノーマルのZ33でも出せる程度のモノでございます。わはははははは！！
何しろ今日のテーマは「無理せず・壊さず・ジャマをせず」だからな。まぁこんなもんだろう。

とは言え一応は元草レーサー。
抜かれてばかりは嫌なのです！！

(。´・ω・)ん？
ふとバックミラーを見ると、1台追い上げてくるクルマが。

は、速い！
バックミラーに映る姿がグングン大きくなって来る。






インプレッサか！！


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！ハエーッ！！
アッという間に追いつかれた！

さあ、第2ヘアピンから最終コーナーまでのストレート勝負だ！
そりゃ3速！！

ヌォォォォォォォォォォ！
簡単に置いていかれたぁぁぁぁぁぁ！！チックショー！！
でもちょっとだけ一緒に走れたからまぁいいか。



およそ1年ぶりのサーキットだったけど、やっぱり楽しいな(^^♪
今回の走行で、乙三三式車両の改良点も具体的になったので、次はより良い状態で走行訓練を行いたいと存じます！


（おわり）

上官殿！

まだまだコロナウイルスの脅威は衰えず、かつ梅雨も明けきらぬこの時期、大日本帝国各地の偵察部隊も満足な活動を行えていない状況でございます。

こんな時こそ、我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」が積極的に偵察活動を行い、我ら方面隊、そして上官殿の存在感を軍部において高める良い機会と考えます！



はっ！
今回の活動は、国道偵察を行いたく存じます！

（上官殿）・・・・・・・・・・(　ﾟдﾟ)？？
以前に報告を受けた、酷道での走行訓練を行うのか？

いえ！
今回は国道の旧道、つまりかつて国道であった道の偵察を行う予定でございます！
上官殿はまだご理解いただいておりませんが、報告をご覧いただければきっとご納得いただけると思います！

はっ！
早速出発致します！！






先に書いた通り、今回は国道の旧道偵察。
偵察対象としたのは、国道139号線。
静岡県富士市から山梨県郡内地方を経由して、東京都西多摩郡奥多摩町に至る、総延長132kmにおよぶ一般国道です。

山梨県内では、富士山麓に広がる青木ヶ原樹海を横断している箇所があるのですが、道路の線形改良により廃止された旧道が存在します。
富士五湖のひとつである精進湖の南東にある赤池付近では、国道指定当時は山の斜面に沿った蛇行ルートでしたが、直線的な経路となる3つの橋が1988年に出来たことで、それまでの国道区間は廃道となりました。




現地には昼過ぎに到着、まずは「レストラン あかいけ」さんにて腹ごしらえ。


「富士山ハンバーグ」を注文。
ハンバーグの上にかかっているチーズは、富士山の冠雪をイメージしているそうです。
うまうま(^^♪





さてレストランのある赤池交差点から徒歩わずかで、廃道への入口に到着。
赤池大橋の手前で旧道は山側へ分岐します。







わずか数メートル歩を進めるだけで、いきなりこの光景。
この日は良く晴れた休日。
すぐ横をクルマや観光バス、バイクがひっきりなしに通って行きます。
そのすぐ横にあるこの道は1988年以降、およそ32年間クルマ通りが途絶えた区間です。




この先で旧道は右にカーブしていますが、左側の山沿いには旧旧道が残っています。


石積みの擁壁が、旧旧道の名残りです。


標識の支柱には、国土交通省の前身である建設省の表示。




旧旧道と旧道の合流。


赤池大橋の先で旧道は現道と接し、


青木ヶ原大橋の手前で再び山側へ分岐します。




旧道に残る警戒標識。




左側ガードレールの向こうにも旧旧道が残っています。


青木ヶ原大橋の先で旧道は再び現道と接します。
なお画像右に見えるのは、旧旧道です。


瀬々波橋の手前で山側へ分岐。


最高速度を示す路面標示が見られます。


瀬々波橋の先で旧道は現道と合流。


瀬々波橋の先にも、旧旧道が残っています。
これが現道と旧旧道の分岐点。


写真を撮っていると、後ろから車に乗った女性3人組に声を掛けられる。
昔この国道はこっちを通っていたんですよ～と話すと、物珍しそうに写真をパシャパシャ。
ありがとうございます～♪と言い残して去っていった。

さあ気を取り直し偵察再開。
自動車が進入して来ないようにでしょうか？木や石が盛られています。








ここから先は、藪漕ぎが必要。
湿気の多く蒸し暑い夏に藪漕ぎはしたくないので、ここで旧旧道偵察は断念。



夏本番を迎えるこれからの時季、様々な思い出を載せた多くのクルマが通行するであろう。
そのドライバーと同乗者の利便性のため、道路としての役目を終えることになった廃道区間。

多くのクルマが行き交う現道を横目に見ながら、第二の道生を過ごす彼は、どんな気持ちなのであろうか。

今日も廃道区間は、騒がしい現道の横で静かに佇む。。。。。。



キマッタ・・・　(｀・ω・´)ｷﾘｯ



上官殿、いかがでしょうか！
今回もワタクシ二等兵の単独偵察活動でしたが、廃道探索という十分な成果は・・・



（上官殿）。。。。。。。。。。



上官殿？単独偵察の成果が、、、



（上官殿）。。。。。。。。。。
（隊員見習一号）※長女　。。。。。。。。。。



上官殿？？一号まで？？？



（上官殿）。。。女と楽しそうだったな。。。





（おわり）