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さとちん@のブログ一覧

2023年06月11日 イイね!

遠地自走偵察活動 其の四

上官殿!

今週も引き続き、北海道における遠地自走偵察活動報告をさせていただきます!! (`Д´)ゞ ビシッ!

■報告まとめと予定
其の壱 大洗港~苫小牧~日高~余市~積丹~札幌
其の弐 札幌~小樽~日本海オロロンライン~稚内
其の参 稚内~サロマ湖~帯広
其の四 帯広~浦河~三国峠~幌加~帯広 ←今回
其の五 帯広~三石~新冠~苫小牧~大洗港






5日目【5月4日(木)】
《帯広市》
朝7時台に出発。
無料の帯広広尾自動車道に乗り、北海道南部にある浦河町を目指します。




《渡辺牧場》
競走馬を引退し、更に種牡馬・繫殖牝馬(子孫を残す)としても引退した馬たちを支援する認定NPO法人「引退馬協会」の会員であるワタクシ二等兵。
其の壱でも紹介しましたが、ここ渡辺牧場にも支援している子がいます。


ただし現在、牧場関係者以外で立ち入れるのは、引退馬協会の一部の方のみですので、ご注意ください。


ナイスネイチャ


中央競馬(JRA)、それも最高位のG1レース戦線で長らく活躍。
安定して上位入賞するレースが多い事から”ブロンズコレクター”として人気を博しました。


更に、2000年にJRAが発表した「20世紀の名馬100」には、多くのG1レース勝利馬たちがトップ100から外れる中、71位に選出。
まさに ”記録より記憶に残る” アイドルホースです。
↓新しい馬券種類「ワイド」のキャンペーンキャラクターに選出


また存命中のJRA重賞(G1・G2・G3)勝ち馬の最長寿記録を更新し続けており、2023年5月時点で35歳。 人間でいうと100歳越えのご長寿馬でもありました。
(左:メテオシャワー 中:二等兵 右:ナイスネイチャ)


本来とても臆病な動物であるお馬さんですが、ワタクシ二等兵の目の前でウトウト。
何度も会っているので、人間で言う所の「子供のころ盆と正月だけ会う親戚のオジサン」のような感じで、一応は覚えてもらえているのでしょうか。
(ワタクシ二等兵撮影)


ナイスネイチャがウトウトし始めたので、牧場を後にし再び帯広方面へと移動。


糠平湖」近くの駐車スペースに、乙三三式車両改を駐車します。




《タウシュベツ川橋梁》


有名な建造物なので、知っている方も多いと思います。
2008年までは、糠平三股林道を経由し徒歩で橋梁のすぐ近くまで行くことが出来ましたが、2023年現在、許可を得た車両以外は林道の通行が禁止されています。

だがしかし!
こんな遠くから眺めただけでは、我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」の沽券に関わる。そして何より、上官殿の鉄拳制裁が、ワタクシ二等兵に下されるのは間違いない。(っ・д・)≡⊃)3゚)∵グフッ!

だがしかししかし!
いくら上官殿の鉄拳制裁が待っているとはいえ、通行を禁止されている区間に無理やり侵入するのは、それこそ我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」、そして上官殿を貶めてしまう事になる。

だがしかししかししかし!
タウシュベツ川橋梁は「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」の一部。
そう!まだまだ他にも魅力的な橋梁はあるのです!!



《第二音更川陸橋》
1936年完成、断崖絶壁に沿った川を渡らない陸橋です。
とてもきれいな石積み護岸が続き、天然素材とコンクリートが自然と調和している美しい景観を見れます。


《第四音更川橋梁》
1936年完成、音更川に架かるところは撤去されています。
残ったアーチ橋には木が生い茂り、年月を感じさせますね。


そしてワタクシ二等兵のイチオシは、国道273号の国道橋からよく見えるコチラ。

《第五音更川橋梁》
国道橋と高さがそれほど変わらず、非常に見やすい橋です。


右奥、車が走っている辺りが、その国道橋。
そして道から外れたところに、下に降りれそうなスペースがあります。(赤矢印)


こんな時のために・・・長靴装着!


人1人分くらいが歩ける程度の道を辿ると、前方に見えて来ました。


下から見上げる「第五音更川橋梁


近くで見ると、かなりの迫力。
士幌線のこの区間が廃止となってから40年以上。所々崩れ落ちている姿が、皮肉にも遺構としてより輝くことになった。


第五音更川橋梁の下をくぐり、反対側へ。
音更川のきれいな流れと橋梁、周囲の木々など、紅葉の季節にきたら相当フォトジェニックな画像となるだろう。


橋梁の偵察を終えて戻っていると、ふと「かつての線路跡はどうなっているのだろう」と思い始めた。
ただし線路は先ほどの橋梁の高さ、つまり歩ける道からはかなり高い所を通っている。 当然、線路跡へ辿り着けそうな斜面はどこも傾斜がキツく、登るのはいいが降りる時に困りそうな所ばかり。

そんな中、ワタクシ二等兵でもかろうじて登り降り出来そうな場所を発見。


立入禁止の表示等が無いのを確認し、ヨイショヨイショと登りだす。


到着。
当然ながら遺構は何も無いが、山の中を突き抜ける整地された様子を見ると、これがひと目で線路跡というのが分かる。


第五音更川橋梁の手前まで行ってみる。(もちろんここから先は立入禁止)
路線が廃止され、人の手が加えられなくなってから40年以上。 それでもここまで保てているのは驚きである。


さて、かつてこの第五音更川橋梁の南側すぐの所に駅があり、現在でもホーム(旅客用・貨物用共に)及びポイントを含む線路が残っています。



《幌加駅跡》


昭和20年代は木材の搬出基地として、昭和30年代は洞爺丸台風(青函連絡船「洞爺丸」が転覆)後の風倒木の処理でも活躍し、350人が暮らしていました。
豊かな森に戻りつつある現在からは想像のつかない、活気ある町があったのです。
(ほぼ同じ場所から撮影)



しっかり保存活動も行われているため、現在は現役当時の士幌線の様子を伝える、数少ない遺構となっています。


廃線巡りはここまで。
乙三三式車両改に乗り込み、幌加から更に北へと向かいます。




《三国峠》
北海道の国道で最も高い所を通るのですが、それよりもこの三国峠、このカットの写真が有名ではないでしょうか。


木々が色づく紅葉の時期、または一面真っ白の冬季に来ると、より素晴らしい一枚になるかもしれません。

今日の夜営地(宿泊地)は、昨日と同様に帯広。
三国峠から再び南下を開始。

・・・・・・・・・・

する途中にちょっと寄り道。



《十勝牧場 白樺並木》
これも有名な観光地。
当日はお空も曇り、時間も夕方という事もありイマイチ冴えない画像となっていますが、天候・季節があえばかなり良い写真が撮れますね。




さてさて、寄り道も終えて無事に帯広市内へ。
今日の夕ごはんは、帯広名物のひとつである ”豚丼”

行く店も決めてあるし、時間もまだ19時を少し過ぎたくらい。
美味しいものを食べて、明日に備えるぞい!


・・・・・・・・・・

えっ???
閉まってる??????

スマホを開く。

調べる。

閉店時間19時。

・・・・・・・・・・



ドカドカドカーーーン!!!



ここまでの活動報告から、事前にしっかり計画を立ててからの偵察活動だと思っている方もいるかも知れない。
しかしそれは・・・


間違いだ!!!



実際今回の遠地自走偵察活動で事前に決めているのは、予約を必要とする "往復のフェリー” ”宿泊する夜営地(ホテル)” ”訪れる牧場”のみ。

今回の報告で言えば、長靴を履いてまで探索した ”第五音更川橋梁”も、遺構として保存されている ”幌加駅跡”も、その周辺の橋梁遺構も、全て偶然見つけたもの。

そう!
ワタクシ二等兵、偵察部隊としては致命的と言える「計画性」が、旅行・・・ではない偵察活動時には、ほとんど無いのである!!(๑• ̀д•́ )✧ドヤッ

とは言え頭の中が豚丼一色だった、ワタクシ二等兵。
北海道偵察時には多大にお世話になるセイコーマートにて豚丼を購入し、心のスキマを埋めるのであった・・・




《追伸》
今回の偵察活動報告の中にもありました ナイスネイチャですが、ワタクシ二等兵の訪問からわずか三週間後の5月30日、訃報が届きました。

既に5月中旬から体調を崩し始め、食べる量も極端に減少。
ナイスネイチャがこの世に生を受けた時から関わっている牧場の皆さま(渡辺牧場はナイスネイチャの生まれ故郷)が、考えられるあらゆる手を尽くしましたが、35歳、人間換算だと100歳越えのナイスネイチャには、持ち直すだけの体力が無かったようです。

5月30日、ここ数日眠ることすら出来なかったナイスネイチャ。
この日は「疲れたなぁ」と放牧地の青草の上で自ら横たわり、青空とそよ風の中、鎮静剤と麻酔薬を使った上で安らかに息を引き取りました。

以下のURLは、ナイスネイチャを長年支え、献身的なケアを続けてこられた渡辺はるみさんによるご報告です。
ナイスネイチャの食が落ち、体調が変化した5月以降の闘病記録が綴られていますので、興味があるかたはぜひご覧ください。(引退馬協会のサイトです)
https://t.co/STr9XuqKZU



(つづく)
Posted at 2023/06/11 17:41:34 | コメント(5) | トラックバック(0) | 偵察活動 | 日記
2023年06月04日 イイね!

遠地自走偵察活動 其の参

上官殿!

今週も引き続き、北海道における遠地自走偵察活動報告をさせていただきます!! (`Д´)ゞ ビシッ!

■報告まとめと予定
其の壱 大洗港~苫小牧~日高~余市~積丹~札幌
其の弐 札幌~小樽~日本海オロロンライン~稚内
其の参 稚内~サロマ湖~帯広 ←今回
其の四 帯広~浦河~三国峠~幌加~帯広
其の五 帯広~三石~新冠~苫小牧~大洗港






4日目【5月3日(水)】
《稚内市》
夜営地(ホテル)から樺太方面を眺める。
今日も晴天、良い偵察活動が行えそうだ。


良い偵察活動を行うには、まずは腹ごしらえをせねば!
という事で、昨日訪れたノシャップ岬の近くにある食堂へ。



《樺太食堂》


もともと北海道を訪れたライダー達がゲストハウスなどで、オススメの偵察スポットや、おいしい食事処の情報交換をしていた中で、その評判が広まったお店です。
このお店の名物と言えばコレ!



うにだけうに丼


稚内産のムラサキウニのみを使用しており、元漁師であるオーナーさんが毎朝市場に買い付けに行った新鮮なウニです。
まずは何も掛けずに一口・・・



・・・・・・・・・・!



あまぁぁぁぁぁぁい!



何だろう。
当然のようにウニの臭みなど皆無。

稚内のウニは、良質な利尻昆布を食べているため臭みや苦みがなく、北海道で獲れる他のウニと比べても評価が高いという。
いや、それにしてもコレは・・・ウマすぎるだろ!

加えてボリュームもある。
みそ汁のお椀や周囲の小皿と比較して、いかにこの丼が大きいか分かるだろう。


腹も気持ちも満足した所で、偵察活動開始!
と意気込むワタクシ二等兵の前を、鹿がのんびり道路を横断。北海道やなあ・・・




《宗谷岬》
言わずと知れた、日本の最北端
昨日訪れた夕暮れ時は観光客が少なかったのですが、朝に訪れた今日は、そこそこ人が集まってます。


広島からやって来たライダーの方に写真をお願いし、お決まり?のポーズ!


この宗谷岬の地で、北海道旅行・・・じゃない偵察活動は、ついに折り返しを迎える事になります。


我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」の基地から日本最北端まで、1,170km。(アチコチ寄り道あり)


さあ!後半戦も気合を入れて行きまっしょい!!


・・・の前に給油せねば。



《出光 宗谷岬SS》
宗谷岬のすぐそばにある、日本最北端のガソリンスタンドです。


前回は宗谷岬から、通ってきた道(北海道の西側・日本海オロロンライン)を戻って南下したのですが・・・・・・今回は宗谷岬のその先へ!
北海道の東側を進み、日本で3番目に大きい湖であるサロマ湖を目指します。

ここから先は、ワタクシ二等兵にとって初めてとなる偵察地域。
この年(オッサン)になっても、初めて走る道が大好き。
それが北海道、ましてや愛車と共にですから、ドキドキワクワクが止まりません。



《国道238号》
別名“オホーツクライン
日本最北の町である稚内市から、オホーツク海沿岸の網走市まで至る長大ルートで、総延長は319kmにも及びます。


海と反対側には ”宗谷丘陵” が広がります。
氷河期の地盤の凍結と融解の繰り返しによって、土がゆっくりと動くことで造られた、なだらかで美しい丘陵地帯です。


海岸の丘陵地の直線道路が多く、ダイナミックな丘陵超えと、ピークから遠望できる長大な海岸線から、北海道感を存分に感じることが出来ます。




《エサヌカ線》


北海道でも有名な直線道路。
ちなみに「猿払村道エサヌカ線」というのが正式名称です。


行きに通った日本海オロロンラインもそうですが、電柱もガードレールもなく、ただひたすらに草原の中を一直線の道路が続いている光景は、これぞ北海道といった感じ。


エサヌカ線を堪能し、再び国道238号へ。
しばらく走ると、目の前に大きな海が見えて来ます。


と思ったら・・・湖!? ええ!?!?




《サロマ湖》
日本で3番目に大きい湖です。


ちなみに1位は琵琶湖(滋賀県)、2位は霞ケ浦(茨城県)で、ワタクシ二等兵は2つとも何度か訪れているのですが、何故かそれより大きく感じる・・・
おそらく湖の向こうが海で、より広がりを感じる分、大きく見えるのではないでしょうか。




《北勝水産》
そのサロマ湖の畔にある、オホーツク海やサロマ湖で水揚げされた水産物を扱う会社です。


この会社には小さなイートインコーナーがあり、そこでは水産物を使った軽食が楽しめます。
ワタクシ二等兵が注文したのは、”ホタテバーガー


揚げられた大ぶりのホタテが、3つも挟まっています。
優しく持たないと、バンズからホタテフライ、そしてたっぷりのタルタルソースが飛び出してしまうほどの大きさです。


さすがはホタテ生産地のお膝元。臭みなど全くなく、とても美味。
バーガーのバンズ、その他の具に大きな特徴はありませんが、このように美味しいホタテフライは、なかなか他では食べられないのではないかなと。

駐車場には桜の木があり、5月上旬のこの日は五分咲きといった所でしょうか。見ごろはこれからのようです。


夕暮れも近づいて来たため、ここから本日の夜営地である帯広へと向かいます。




《帯広市》
無事到着。


次回の報告では、帯広周辺の偵察活動報告をさせていただきます! (`Д´)ゞ ビシッ!

(つづく)
Posted at 2023/06/04 17:55:28 | コメント(7) | トラックバック(0) | 偵察活動 | 日記
2023年05月27日 イイね!

遠地自走偵察活動 其の弐

上官殿!

先週は我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」の遠地自走偵察活動において、北海道の日高地方や札幌への侵入、および偵察に成功致しました!!

今回も引き続き、横浜→北海道への自走の旅・・・・・・ではなく偵察活動の報告を致したく存じます!!!

今回の報告は・・・・・・

■報告まとめと予定
其の壱 大洗港~苫小牧~日高~余市~積丹~札幌
其の弐 札幌~小樽~日本海オロロンライン~稚内 ←今回
其の参 稚内~サロマ湖~帯広
其の四 帯広~浦河~三国峠~幌加~帯広
其の五 帯広~三石~新冠~苫小牧~大洗港






3日目【5月2日(火)】
《札幌市時計台》
いよいよ日本の最北端の地、稚内に向けた偵察活動。


《さっぽろテレビ塔》
今日も天気は朝から快晴!
良い偵察活動が行えそうであります!! (`Д´)ゞ ビシッ!


前回はこのまま日本最北端の地へと向かったのだが、今回は少し寄り道。



《小樽市》


ワタクシ二等兵、過去何度も北海道各地の偵察は行っているものの、実は小樽には侵入した事がなく、今回初めて足を踏み入れることになる。
と言っても今回は本格的な偵察ではなく、次回侵入する際の事前調査であり、街の様子を感じるのが主な目的である。

小樽と言えば、この「小樽運河」をイメージする方も多いのではないでしょうか。


またこの辺りに集中する、古いレンガ造りの倉庫群も、なかなか見所があります。


この他にも、「旧国鉄 手宮線廃線跡」や「船見坂」など多くの観光・・・ではない、偵察地がありますが、それはまた次の機会に。
偵察活動の基本である短時間かつ効率的にを実践し、いよいよ日本最北端の地、稚内へと向かいます。

札樽自動車から道央自動車道を走り、深川JCTにて深川留萌自動車道へ。


終点の留萌ICにて、国道232号へ。
「稚内」の文字に、心が躍ります。




《国道232号》
左側に日本海を見ながら走る快走路。


天気も良く、この時点で既にワタクシ二等兵はルンルン気分♪(表現古い・・・)
潮の香りを感じながら、快調に進んで行きます。


羽幌町のランドマーク、ペンギン像を通過。


ふと進行方向左側(西側)を見ると、海に近い所を通っている車両が見えた。

・・・・・・・・・・

ちょっと行ってみよう。
国道を外れ、農道と思われる道へ侵入してみる。


しばらく進むと、路面は未舗装に。


しまった!これは行き止まりか・・・?
と思っていたら・・・

おお!舗装路が見えて来た!!




《開拓農道 町道浜更岸線》


直線道路と牧草ロールが転がる農道の景色は、いかにも北海道を走っている気分にさせてくれます。
これだけ開放的な道にもかかわらず、走っているクルマはほとんど無く、穴場的なルートと言えるでしょう。


その後は再び国道232号に戻りますが、「道の駅 てしお」の先にあるこの交差点を左折。


道道106号に突き当たるので、稚内方面へ右折。
ここから先が北海道でも屈指の絶景ドライブ 偵察ルート「日本海オロロンライン」です。
早速、いかにも北海道らしい風景が出迎えてくれます。



《オトンルイ風力発電所》


日本海オロロンラインに沿って、ズラーっと並ぶ風車。
28基ものでっかい風車が、何と3kmにわたり横並びになっています。


「ああ、北海道に来たんだなぁ・・・」と改めて感激。




《日本海オロロンライン》
そしてここからは、ひたすら真っすぐな海沿いの道を走ります。


前を見ても後ろを見ても、地平線に向かって真っすぐ延びる道路があるだけ。


もちろん信号なんて野暮なものは、ほとんどありません。


海の向こうには「利尻富士」が、その雄大な姿を見せつけてくれます。


ああ・・・
本当に何回来てもここはスゲー道だな・・・
ひたすら真っすぐな、景色もそれほど変化のない道を走っているだけなのに、全く飽きない。
そして遂に・・・



《稚内市》
今年も無事、稚内市に侵入成功!


稚内市内に入ると日本海とは少し離れ、景色も変わってきます。


しばらく走ると現れる分岐を「ノシャップ岬」方面へと進み、日本海オロロンラインと別れを告げます。

住宅が多くなっても、さすが北海道。
真っ昼間でも、鹿が当たり前のように道路を横切ります。




《ノシャップ岬》
向こうに霞んで見えるのは、利尻富士です。


ノシャップ岬のランドマーク、イルカのモニュメント。
これはイルカが宗谷海峡を通過したという昔話に基づいているらしいです。またすぐ近くには、ノシャップ寒流水族館があります。


ちょうど日の入り時刻が迫って来た。
前回はこのノシャップ岬で夕日を眺めたが、まだ少し時間があるので、日没は別の場所で見る事に。

通り道である夜営地(ホテル)に荷物を置き、夕暮れ迫る海沿いの国道238号を走ります。


向かっている目的地は・・・










《宗谷岬》
北緯45度31分22秒の位置にある、日本の最北端です!
遂に来ました!! いや~、横浜からは遠かった・・・(当たり前)


そのまさに最北端の場所にある「日本最北端の地」の碑。


夕暮れ時という事もあり、観光客も少なめ。
ゆっくり最北端を堪能します。


そして、日本最北端から見る日没。


上官殿!
この日に限って言えば、大日本帝国 国民の誰よりも北で夕日を見たのがワタクシ二等兵となります!!
これは我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」の偵察成果としてもよろしいのではないでしょうか!!! (`Д´)ゞ ビシッ!

次回の報告では、稚内から南下。
帯広までの偵察活動報告をさせていただきます!



《おまけ》
稚内での夕ごはん、とある町中華のお店。
醬油ベースのシンプルなチャーシューメンだが、しっかり目の味付けで凄く美味しかった・・・( '༥' )ŧ‹”ŧ‹”


追加で頼んだチャーハンも、パラパラで胡椒が効いていて、こちらも好みの味でした。満足 (っ ´ー` c)=3


(つづく)
Posted at 2023/05/27 21:51:27 | コメント(5) | トラックバック(0) | 偵察活動 | 日記
2023年05月20日 イイね!

遠地自走偵察活動 其の壱

上官殿!

少し時間が空いてしまいましたが、先日予告を致しました、北海道への遠地自走偵察活動報告を行わせていただきます!!

(上官殿)・・・・・・

上官殿?

(上官殿)・・・きた・・・た・・・

???

(上官殿)私も北海道行きたかった!!!

でも上官殿、5月の大型連休はご友人と温泉に行かれるとおっしゃっていたので・・・

(上官殿)ぐぬぬ・・・まぁ仕方がない・・・報告を始めよ。

はっ! (`Д´)ゞ ビシッ!






1日目 【4月30日(日)】
《大洗港フェリーターミナル》

今年も北海道遠征のスタート地点となる、大洗の地。


深夜1:45に出港、苫小牧港への到着は同日19:45の予定です。


出港の2時間くらい前から、車両の乗船が始まります。
乙三三式車両改のようなシャコタンは、アップダウンの多い船内での移動が限られる面倒なクルマ(すみません)なので、いつも最後の方に乗船です。


出港予定時刻より、若干早めに大洗港を出発。
時間は既に深夜なので、船が岸から離れたのを見届けた後、直ぐに就寝。


一度も目覚める事なく、起きたら10:30を過ぎていた。(熟睡)
天候はイマイチだが、今日は一日移動日なので問題なし。明日からに期待です。


船は予定通り苫小牧港へ入港し、


乙三三式車両改と共に、下船の準備を開始。


そしてついに・・・
乙三三式車両改と共に、今年も北海道の地へ!



《苫小牧港フェリーターミナル》


ナビに表示される”北海道 苫小牧市”の文字。
これを見て、改めて北海道に来たことを実感 ( ;∀;) ジーン


とは言え時間はもうすぐ20時。
今日はひとまず、苫小牧港からほど近いホテルに宿泊します。






2日目 【5月1日(月)】
《苫小牧駅 付近》
北海道偵察活動の、実質初日。
天気は快晴!! 早速目的地へ出発進行!!!


・・・の前に、腹ごしらえ。



《海の駅 ぷらっとみなと市場》
苫小牧駅・フェリーターミナルから近い場所にあり、主に海鮮料理を得意とするお店が、早朝から営業しています。


この日食したのは、”日替わり海鮮丼”。
目の前で大将が包丁を入れ、切り身をどんどん載せていきます。


さすが北海道、とにかくネタが新鮮。
朝から大満足し、乙三三式車両改を東へ走らせます。

走り慣れた日高自動車道日高富川ICで降り、北海道 偵察活動の、最初の目的地に到着。







《ひだか・ホース・フレンズ》


競走馬を引退し、更に種牡馬・繫殖牝馬(子孫を残す)としても引退した馬たちを支援する認定NPO法人「引退馬協会」の会員であるワタクシ二等兵。
今回も支援をしている馬たちに会うために、北海道までやって来たのです!!

ただしこちらの牧場、関係者以外は原則立入禁止ですので、ご注意ください。
この牧場でワタクシ二等兵が支援している子は、2頭。



メイショウサムソン


中央競馬、それも最高位のG1レースだけで4勝。
2006年の皐月賞・東京優駿(日本ダービー)に勝ち、ディープインパクト以来の史上21頭目となるクラシック二冠を達成。
また2007年には、天皇賞(春)・天皇賞(秋)に勝利。こちらは何と、史上4頭目の”同一年天皇賞春秋連覇”を果たした、超一流の名馬です。

そんなサムソン君ですが、超一流馬のお決まりである気難しい性格とは無縁。
かなり懐っこい性格で、人がいる所に自ら寄っていくタイプです。
(引退馬協会 撮影)


厩舎の方いわく「人間が自分に危害を加えないのを、完全に理解している」との事。

またファンサも完璧で、サムソン君がワタクシ二等兵をじーーーっと見ていたので、「どした?」と首をかしげると・・・

サムソン君も「(。´・ω・)ん?」って感じで、首を傾げ返してきました(笑)




ディープスカイ


2008年のJRA賞最優秀3歳牡馬に選出されている、こちらも超一流の名馬。
NHKマイルカップ・東京優駿(日本ダービー)と、G1レースを連勝しています。

ファンからは”プスカ君”の愛称で呼ばれ、そのイメージ通りの愛らしい性格の子です。
(引退馬協会 撮影)


キラキラ輝く栗色の馬体・たてがみ・しっぽ、そして特徴的な大きな流星(顔にある白い模様)にパッチリお目目と、見た目も美しいお馬さんです。

気が付いたら1時間30分くらい滞在していた。
やはりお馬さんに触れ合っていると、あっという間に時間が過ぎる・・・
支援している2頭に別れを告げ、次の目的地へ。







《Yogibo ヴェルサイユリゾートファーム》


多数の引退した名馬のいる牧場ですが、こちらは関係者でなくとも見学可能な施設です。
また牧場名の最初についている”Yogibo”は、日本のソファー・クッションメーカーで、この牧場自体のスポンサーでもあります。
両社のパートナーシップのきっかけとなったのは、この動画。


現在も施設内の至る所に、Yogiboが設置されています。


さて目的のお馬さん巡り。
まずは・・・



オジュウチョウサン


障害競走馬として活躍し、昨年2022年末に引退したばかり。
中央競馬での最多勝利数(通算20勝)を誇り、最優秀障害馬に5回も選出(2016~2018年・2021年・2022年)など、数々の記録を打ち立てました。

JRAが障害馬初のグッズ発売に踏み切るなど、マイナーなジャンルとされがちな障害競走の枠を飛び越えたアイドルホースとして、高い人気を博しています。
(ワタクシ二等兵 撮影)




タニノギムレット


2002年の東京優駿(日本ダービー)に勝った名馬なのですが、ここ最近彼の知名度を大きく上げたのは・・・
※30秒あたりに注目


後ろ足蹴りによる、牧柵破壊!
頻繁に壊しまくるものだから、ついには”破壊王”の二つ名まで付けられています。

とは言え彼は決して暴れ馬ではなく、むしろここに所属する馬の中でも一番扱いやすいそう。 ただ柵壊すのが面白いから蹴るだけ、つまりライフワークです。(そうか?)
それよりも問題は、その柵が1枚3,000円と高い!とのことでした。

実際タニノギムレット自身、人には非常に友好的。
(ワタクシ二等兵 撮影)


全く恐れることなく、こちらが変な動きをしない限り嚙みつこうとすることもなく、このようにメッチャ顔を近づけて来てくれます。




ローズキングダム


2009年の朝日杯FS、2010年のジャパンカップと、G1レースだけでも2勝。
特にジャパンカップは”国際G1”と呼ばれる、外国馬も出走可能なビッグレースです。
そのローズキングダム、じっと何かを見つめています。

敷地外に止まっている車両を見つめていました。
牧場の入口に一番近い牧草地にいるので、不審者監視が彼の役割の様です。


お馬さんムーブはここまで。
正直もっと長い時間居たかったのですが、他にも行ってみたい場所があるので、泣く泣く移動開始。



日高地方から今度は西へ。
日高自動車道から道央自動車道札樽自動車道へと進み、後志自動車道の終点である余市ICから国道229号へ。


左に見える”ワッカケトンネル” 手前にある、側道へと侵入。


この側道は、国道229号の旧道。
前方に閉鎖されたトンネル跡が見えて来ると、この旧道は行き止まりになります。


もちろんこの廃トンネルがお目当てではありません。
Uターンし、トンネル手前にある海側のスペースに乙三三式車両改を止め、目的地へ。







《えびす岩・大黒岩》


左側の今にも倒れてしまいそうなのが、えびす岩。
鳥居が建っているのが、大黒岩です。

特に えびす岩。
近くで現物を見ると、本当にスッゲー形。
そう遠くない未来に倒れてしまうでしょうから、正に今が見頃。といった所でしょうか。


奇岩を堪能したワタクシ二等兵、余市町から更に西へ。積丹町を目指します。
前方の山はまだ雪景色。







《神威岬》


積丹半島の北西部から日本海へと突き出した岬で、かつてはここに住む女性の神様の罰を恐れ、1856年(安政3年)までは女人禁制の場所でした。

美しい海と悲しい伝説を併せ持つ神秘の場所として位置付けられ、岬の付け根から先端までは「チャレンカの道」という遊歩道があります。


だいたい片道20分もあれば十分ですが、高い所を通るので、高所恐怖症の方はツライかも。


岬の先端からの景色。
特徴的なローソク岩(画像中央)と、この曇った空模様でもハッキリと分かる海の青さが目立ちますね。


この日は夕方になって雲が出て来ましたが、天気の良い日にまた来てみたい場所でした。


さて、これにて本日の偵察活動は終了。
本日の夜営地である、札幌へと向かいます。






《札幌・すすきの》


夜営するホテルからほど近い立ち飲み屋にて、札幌の夜を過ごします。


大阪から来たという20代~30代のエンジニアの方々と盛り上がり、「次の店にも一緒に行きましょう!」という流れになったが、明日は朝早く出発するため、泣く泣く私のみ撤退。。。


北海道偵察活動1日目にして、早くも時間が足りない・・・
次回は札幌の街を出発し小樽へ。その後、稚内まで一気に北上の予定でございます!!
(ニッカウヰスキー 余市蒸留所にて撮影)


(つづく)
Posted at 2023/05/20 22:37:08 | コメント(5) | トラックバック(0) | 偵察活動 | 日記
2023年04月30日 イイね!

遠地偵察活動 予告編

上官殿!

偵察活動資金調達のための仕事が多忙を極め、夜営(宿泊)を伴ったり、遠地への偵察活動を行えずにいましたが・・・






今年も北海道に、自走で行って参ります!





と言っている今、実は北海道 苫小牧行きのフェリーに乗船しています。




大日本帝國 國民の皆さま!
そして各地に潜む偵察部隊、方面隊の各位!!
後ほど偵察活動の報告を致しますので、しばしお待ちください( ´ ▽ ` )

(つづく)
Posted at 2023/04/30 01:03:55 | コメント(4) | トラックバック(0) | 偵察活動 | 日記

プロフィール

「@チョコレース 木曽駒ですか!中岳超えて頂上まで行ったのかな?」
何シテル?   07/22 19:08
車歴・・・AE86レビン⇒FC3S(前期)⇒Z16A⇒FC3S(後期)⇒FD3S⇒SF5フォレスター⇒フェラーリ456GT⇒SG5フォレスター⇒BMW335i⇒...
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