こんな動画を見てしまい・・・
今までためらっていたマフラー交換を決意、
ネットでマフラーについて調べると、

純正マフラーは、
低速トルクがあるが高回転は抜けが悪く回らない。

社外マフラーは、
低速トルクは落ちるが高回転は抜けが良く回る。
抜けが良いほど音が大きい。
パーツレビューを拝見すると、
一番人気は
HKS ハイパワー スペックL、
次にDオプで新車装着率が高いTRD4本出し、
交換するならスペックLかなと思いましたが、
純正マフラーカッターが好きで・・・
去年5月ヤフオクで綺麗な新車外しを買って交換したばかり・・・

1年も使わずに交換は勿体ないので・・・
まず最初はマフラーエンドは純正のままで、
動画でネックとして指摘されている
中間パイプだけ交換してみました。
LEGクラブスポーツ センターチャンバーパイプ (FT86/BRZ)

交換後テスト走行してみると、
街乗り低回転でのトルク感がアップし、
6速固定50km/h以下1,200rpmでも走れる、
2,000~5,000rpmのレスポンスが良い、
定速走行での音量はほとんど変化なく、
加速時の音量がアップし軽快で心地良い、
低速コースの美浜では、
かなり期待できそうな低速トルクアップ、
しかし大問題が、
最低地上高が純正10cmから7cmになってしまい、
ありとあらゆるところで底擦りまくり・・・
せっかく買ったのに勿体ないですが、
まったく普段使い出来ず外す以外ありませんでした。

最初で最後、
3月スパイシー走行会で走ってみると、
コーナー立ち上がり3,000rpmからのトルク感が明らかにアップ、
雑にアクセルを踏むとリアが流れました。
街乗りでは試せなかった5,000rpm以上の高回転は純正とほとんど変化なし、
運転フィーリングと音が良いだけに未練ありましたが・・・スペックLをポチリました。

マフラーの穴を覗くと直管・・・

煩いマフラーは苦手なので、
少しでも静かになればと思いバンテージを巻きました。
せっかくの軽量マフラーもバンテージの重量で相殺したような・・・

そして中間パイプが当たって取付できなかったディフューザーが装着可能に、

マフラーを傷つけないように注意して取付、

中間パイプがジャストフィット、まさにHKSのためのディフューザーのような??

最低地上高も約10cmあり普段使いも問題なし、

そしてテスト走行、
6速固定50km/h以下1,200rpmで普通に走れて街乗り問題なし、
1,200~3,000rpmは静かで純正やLEGと同じトルク感で走りやすい、
3,000~5,000rpmは物凄い爆音というか籠り音?
しかも音だけ大きくてトルク感もアクセルレスポンスも悪くなった気が・・・
5,000rpm以上は心地良い快音でパワフルで爽快、
山道や高速のドライブで多用する3,000~5,000rpm、
完全純正では深いトルクの谷のど真ん中で使えない回転域ですが、
エキマニ&Ecutekセッティングで気持ち良く使える回転域になっています。
それが、
トルクの谷ではなく爆音の頂上で煩過ぎて使えない、
さらにアクセル踏んだときだけでなく戻しても爆音というか籠り音・・・
バンテージやディフューザーで音が逃げずに籠り音を増してる可能性も?

パーツレビューを拝見すると、
使い込むと少し音が落ち着くと書いている方もいたので、
高速使ってロングドライブもしてみました。

高速での音量は自分が堪えられる限界越え・・・
今までのように6速固定で追い越ししようとすると物凄い籠り音、
3,000~5,000rpmは籠り音による振動で内装がビビります。
追い越しせず100km/h以下、3,000rpm以下厳守でゆっくり走るか、
シフトダウンして5,000rpm以上回すしか回避方法なし・・・
内装のビビりが凄いので帰ってから、
リヤパネルの接合部にはテサテープを貼り、
ダッシュボードの制振材は2枚から4枚に増やしました。

通勤街乗りと週末サーキットという使い方であれば全く問題ありませんが、
DVDや音楽聴きながら山道や高速をドライブして気持ち良く流すのには向かない・・・

交換後翌週向かえた4月スパイシー走行会、
早起きして美浜に到着し受付に行ったら参加リストに名前がなく、
仮エントリーして本エントリーをクリックし忘れていました・・・
私と同じ方がもう1名、
主催者カリーフさんの計らいで定員77名のところをゼッケン78と79で参加させて頂きました。
ありがとうございましたm(__)m

タイムアタックシーズンは終了したようで・・・
FD、エボ、シビックの超速車の参加はなく初参加の方が多く、
遠方県外ナンバーの車も見かけました。

いつもは2番目出走のクラス5ですが今回は1番目出走のクラス6、
クラス6はS2000、エボ、インプ、WRX、86/BRZは私1台、
参加車全体では毎回86/BRZとRX8が最多といった感じですが
今回はRX8が少なく86/BRZと同じくらい沢山のS2000がいました。

2月、3月と比べてマーブルが少なく路面コンディションが良く、
全ヒート大きなタイム差は出ず46秒台で安定、
ヒート、周回方向、2/3(土)、3/3(土)、4/7(土)
1回目、正周り、ウェット、46秒644、46秒671
2回目、正周り、46秒658、47秒015、46秒898
3回目、逆周り、47秒244、47秒569、47秒783
4回目、正周り、47秒006、47秒037、46秒843
5回目、正周り、47秒494、46秒866、46秒674
すべて同じタイヤ71R 245/40R17、
見た目凄く消耗しましたがグリップは落ちてません。
がスリップサインに到達したので一般道ではもう使えません・・・

HKSハイパワースペックLの美浜でのフィーリングは、
コーナー立ち上がり3,000rpmからのトルクが細くなり、
タイヤのグリップを探りながらアクセルコントロールする必要がなくなり、
アクセル踏んで加速し始めるのを待つといった感じに・・・
5,000rpmを超えればストレートはパワフル爽快で速い、
コーナーが遅くなってもストレートが速くなりタイムは同じ、
コーナーでのアクセルコントロールに左右されないので、
ペースが安定しアベレージアップ・・・
パラシュート効果による速度ダウン対策で取り付けたディフューザーの効果の気もしますが・・・
もしかしてディフューザーなしだと最高速も落ちてタイムダウンしていたかも?
そして帰ってマフラー交換前後のタイムを検証、
正回りは、ベストは純正、アベレージは純正≦LEG≦HKS

タイムアタックシーズンど真ん中の12月~2月は、
1発ベストは出てもマーブルの影響でタイムの落ち幅が大きい、
逆回りは、ベストは純正、アベレージも純正>LEG>HKS

2月の純正マフラーがベストもアベレージも大差で圧勝、
ストレート速度抑制のためのパイロンの位置が緩く全開で通過できたとか、
タイムアタッカーは逆回りを走らないのでマーブルが少ないためもありますが、
しかし正回りと逆回りでラップタイムが見事に逆転・・・なぜ?
正回りはメインストレートをアクセル全開で登るだけで後は下り、
コーナーの立ち上がりは平坦か下りなので低速トルクはあまり必要なく、
ラインに注意して遠回りしなければ問題なし、
メインストレートとバックストレートの最高速がタイムに大きく影響、
逆回りは小さなコーナーを立ち上がって急な上り坂が2か所、
立ち上がりの低速トルクがタイムに大きく影響、
美浜は正回りと逆回りでコース特性が全く違うようです・・・

ちなみに、
美浜でもらう紙のタイム表はスキャンしてPDFで保存、
PDFから文字に変換してエクセルにコピペしています。

次から次へと襲い掛かるトラブルや問題点、
一つ一つDIYで修理しセッティングした中古86/BRZ、
無理することなく安全マージンを持って、
安定してサーキットドライブを楽しめるようになりました。
また次いつ壊れるかは分かりませんが・・・
今の季節、同じペースで走り続けても熱ダレはなく、
クールダウンしている車と交差しなければ、
全周ほぼ同じラップタイムで走ることができ、
運転の良し悪しによるタラレバは一切ないので、
パーツの性能がラップタイムに反映されていると思います?
純正 vs 社外マフラーの結果から分かったことは・・・
抜けが良い社外マフラーの性能を生かせるサーキットは、
低速トルクを必要としないサーキット、
多分5,000rpm以上しか使わない高速サーキットであれば、
冒頭の動画のように大幅タイムアップすると思われます。
しかし、
低速トルクを必要とする、
上り坂があるようなミニサーキットは純正マフラーが上回ることもあり、
ミニサーキットでは社外マフラーに変えても大きな変化がなく、
コース特性によってはタイムダウンもありえる・・・
86/BRZ純正マフラーの性能、
トータルバランスは凄いということが分かりました。
個人的にはドレスアップできてカッコ良くなって結構満足、
ちょっと音が出るようにしたかったけど出過ぎなのは痛かった、
出来ればチタンカラーで静かなマフラーがあればベストなんですが・・・