86/BRZ クーラント漏れ、ラジエーター腐食
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
サーキット走行後、ボンネットを開けてクーラントが飛び散った跡に最初に気付いたのが2月スパイシー走行会、
3月、4月スパイシー走行会で1日5ヒート全開走行しても、小さな白い点々が数個付く程度、
リザーブタンクから横Gでこぼれたのかと思っていました。
水温は街乗り89~90℃
サーキット全開走行で91~95℃
拭き取ってしまえば、街乗り山道で跡が付くことは無く、
エンジンを掛けると水が流れる音に気付いたのが4月下旬、
リザーブタンクにクーラントが増え、冷えても吸い出さなくなり、ラジエータキャップを開けてクーラントを補充しエア抜きしました。
2
エンジン警告灯の原因、リーン異常の修理で、エアフロメーター&エアプレッシャーセンサー交換後、
https://minkara.carview.co.jp/userid/1688659/car/2086624/4792767/note.aspx
街乗り、山道、高速を普通に走る限り、
エンジン警告灯は再点灯せず、
5月連休、
主がいなくなった実家へ帰省、
掃除、草むしり、用事を済ませて、洗車、
帰省中は降ったり止んだり、
5/4(金)天気予報は雨、強風に注意、
朝は小雨、晴れそうな感じの曇り空、
雨でも走ろうと思い地元のサーキットへ、
レインボータワーが今年で取り壊しになるとのことで、タワー見に行くからと、上さんに同行をお願いして一緒に向かいました。
道中は所々晴れて所々小雨、
太陽が出てきてサーキット10時過ぎ到着、
入場料2人分含め1万5千円も徴収され・・・
県外ナンバーの家族が2組、
太陽が出てコースは乾いていました。
3
車では初走行の間瀬サーキット
http://www.mazecircuit.jp/
走り出して即、
エンジン警告灯が再点灯、
また雨が降り出しそうだったので、
構わず走り続けました。
あと1周と思いながら12周・・・
VSC-ON、安全運転とはいえ、
原付で走ってるようなトルク感、
3速、4速で速度が伸びず、
5速に入れると失速、
長いストレートで155km/h、
ふとミラーの水温計を見ると120℃・・・
ピットに戻ってボンネットを開けると、
今までにない大量のクーラントの飛び散り跡、
ラジエータキャップを開けても空、
水ペットボトル買って補充しました。
雨がポツポツ降ってきたものの、
1万5千円も払って12周で帰ることは出来ず・・・
もう少しだけと思い、
ワイパーを動かしながら走行、
走り出すと水温計を見るのを忘れ、
ふと見るとまた120℃・・・
ピットに戻っても113℃、
水温は110~120℃でしたが、
油温は90~95℃と低く、
水温センサーがエンジン上にあるので、
クーラントが減ってセンサーに当たらず、
配管内の空気が120℃だと思います。
また水ペットボトル買って、
今度は3本1.5L補充しました。
管理人さんがタイム表を持ってきて雑談、
エア抜きを手伝ってくれました。
クーラントが飛び散っている場所から推測して、TRDラジエータキャップの弁が壊れて、圧が上がると開きっ放しで吹き出してるかもと思い?
タワー見てからの帰り道、スーパーオートバックスに寄って、GReddyラジエータキャップを購入し交換しました。
TRDラジエータキャップは2017年2月装着、使用期間1年3ヵ月、
サーキットで全開走行するとクーラントが吹き出しますが、一般道を普通に走る限り問題なく、道中何度か確認しましたがクーラントの跡は付きませんでした。
4
5
5/12(土)スパイシー走行会当日、
1ヒート目途中から激しくトルクダウン、
ボンネットを開けて見ると、リザーブタンクはクーラントが増える一方で吸い上がらず、どこかからエアを吸っていることは間違いなく、
クーラントの跡は運転席側よりも助手席側に集中し、ウォーターポンプの前から飛んできているようでした。
水温は110~120℃、
油温は91℃、
いつも95℃まで上がるのに低め、
油温が低いので多分大丈夫だろうと思い、
水道水を入れて2ヒート目も走行、
しかしトルクダウンしたまま、
ボンネットを開けると凄い飛び散り跡、
ラジエータの助手席側の下のホースの付け根を触ると、クーラントでベタベタ、ここから漏れているのかと思いましたが、
フロントバンパーのグリルからもクーラントが吹き出した跡があり、漏れている箇所は定かではありませんでした。
3、4ヒート目はキャンセル、
水道水を補充してエア抜き、
アイドリングして漏れを確認、
全然漏れている気配がなく、
最後5ヒート目走って確認しました。
水温計を見ながら走行、
走行中は89℃から95℃まで上がり、
ペースダウンすると110~120℃、
アクセル戻すと水温が上がる??
クーラントの循環が遅くなると、
水温センサーが空気の温度を拾うためかと思います。
油温は最高91℃、
なぜ油温が低いかは不明です。
間瀬サーキットでの現象と同じく、
原付で走っているようなトルク感、
トルクが絞られる原因は、点火タイミングを遅らせるリタード制御のようです?
ネットでリタードの条件を検索すると、①ノッキング、②吸気温40℃以上、③水温80~90℃が適値で低過ぎても高過ぎても制御が入るそうです。
クーラント漏れして水温が上昇しても、
リタード制御によりエンジン出力が下がり、
負荷が抑えられ油温(エンジン温度)は上昇せず、
オーバーヒート&エンジンブローから守ってくれているのかと思います。
1ヒート前半、47秒003、47秒067、47秒199
1ヒート後半、47秒523、47秒829、47秒841
2ヒート目、47秒353、47秒638、47秒654
5ヒート目、47秒807、47秒835、47秒857
6
帰りに水道水を補充してエア抜き、
帰り道、一般道では漏れはなく、
水温は89~90℃、
後日、バンパーを外して漏れを確認、
ラジエータカバーにクーラントが付着、
カバーを外すと、ラジエータが赤く染まっていました。
LEGエアインテークの前側もクーラントの跡が点々、
フロントバンパーの下のアンダーカバーにもクーラントが溜まっていました。
一般道でクーラント漏れはないと思っていましたが、エンジンルーム側に飛び散らなかっただけで、バンパー側に吹き出していました。
7
ラジエータ本体を取り外して確認するため、
最初にクーラント抜き、
BILLIONクーラントは入れたばかりなので再利用するためバケツに回収、
ラジエータファンは異常なし、アイドリング中に水温91℃以上になると回り出します。
アイドリング中にファンが回ってもクーラントは飛び散りませんが、走行中にファンが回るとクーラントがエンジンルーム全体に飛び散ります。
ホースは固く手では抜けないので、ウォーターポンププライヤーで回しながら引き抜き、
前がエアコンコンデンサー、
後ろがラジエーター、
ラジエータから吹き出したクーラントで、
エアコンコンデンサまで赤く染まりました。
クーラント漏れの原因は、
ラジエータ本体の腐食、
ラジエータが腐食した原因を考えて見ると・・・
トヨタ86純正LLC(08889-01203)を使っていなかった?
サーキット走行を繰り返してクーラントが劣化した?
1年4か月クーラントの補充だけで全量交換しなかった?
冬氷点下が続き乗らない日が多かったので凍結して割れたか錆びた?
高圧キャップを使っていたためアルミ厚の薄い所に負荷が集中した?
8
ラジエータを取り出して寝かすと腐食した所からクーラントが流れ落ちました。
クーラントはエンジンルーム全体に飛び散っていたので掃除、
吹き出した赤クーラントが溜まっていたアンダーパネルは、取り外してから拭き取っても流れた跡が落ちませんでした。
パーツクリーナー、ボディクリーナー、556、色々試しましたが、アルミが侵食されてしまったようで跡が消えません。
艶ありブラック塗装してあるLEGエアインテークは、赤クーラントの跡が点々と無数に付き塗装が侵食されました。
クーラントをこぼしたときは、すぐに拭き取らないと跡が残ります。
修理するために用意してあったのはラジエータホースとネジ式バンド、
ラジエータ本体から漏れているとは思っていなかったので、当日は修理出来ず、
帰って交換用のラジエータを調べ、
純正と同一の格安品を購入、
後日交換しました。
Cooling Door 86ラジエーター
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