対厳山のブログ一覧

　こんにちは、カバチたれの対厳山です。
　画像は参考＆国鉄向けサービスです。

　今回は大雪で往生され、シャレにならない方も多数居られた模様で。
　そんな私は休暇を取って引き籠もった卑怯者です(^_^;)。

　さて、
　関東圏で月曜日に大騒ぎになりましたなぁ。
「電車が動かなくなったので混雑が酷く駅にも入れず往生した」
　って。

　････････････････････････････････････・(-_-;)
　当たり前でしょって、思って下さいよ。

　それをワイドショーで採り上げて、
　やれ電車の便数を増やして下さいの、
　無理なら前日から知らせて下さいの、
　せめて駅で整理をやって下さいの。

　アホか!
　ソレが『無理は承知で』の世界だって言うの!

　それよりももっとイイ解決法があるんですよ!
「雪が積もったら学校や会社には出ない」
　･･･････････
　誰もこれ言ってくれないよね(-_-;)。
　そもそも混雑の元を止めて下さいって。

　雪が積もったら車は渋滞しまくり路端じゃ滑ってこけてケガをする人まで出てくるんだから。
　一種の災害でしょ!
　仕事が社会に支障しない人ぐらいは休むか雪が溶けてから出てきなさいよ。

　まず、雪が積もったら鉄道が動かなくなるメカニズムを考えて下さいよって。
　雪が積もったらまず二輪を使ってる人や長い距離を歩く客が殺到するんですよ!
　道が普通に使えないから。
　積雪なら車の客も雪崩れ込むんですよ。

　通常運転でも電車の混雑が最悪7割増しになりますとも(-_-;)。

　3割増えただけでも乗降に時間が掛かって電車が遅れるってのに、5割増し超えてみなさいな。
　モノの数駅通過しただけでどの電車も満員になりますわ。
　その満員を裁くからますます電車が遅れてくるよ、雪だるま的に。

　遅れてくるから間引かなくても電車の本数が減ってるのと実質同じになるし、来た電車は先に進むに従って、くる度来る度満員になって乗ること自体が困難になる。
　特に都心の私鉄は終点まで乗ってナンボの人ばかりだし。

　ここまで言うと解るでしょ?
　前もって案内しろだの遅れを予想するだの無理な相談だってのが。
　ちゃんと動かしても客が詰まるわ電車が詰まるわ、その状況が刻々変わっていくんだから案内だけをしたって追いつかない。往来支障この上ない。

　ソレで電車が来ない案内をしろって、
　ダレがする?
　駅員が暇こいてるからできるだろってすぐ言うけれど、駅員は通常業務に備えるのが常で、混雑の対応はソレが起こらないと出来ないのが身の上なんだよ。
　それが駅からあふれてからどーせぇっちゅうんじゃ。
　行楽時やイベントの時でも警備会社に依頼する例があるぐらいなのに。

　意外と、列車の運行状態は現場職員が一番解らず、スマホを扱ってる客のほうが解ってるケースさえある。
　とにかく現場は目の前の状態を対処することから行動を強いられるから。

　そして1986年の西武線にもあったけど、不意に雪が降って鉄道じゃあどんなに備えても事故が起こってしまう※と言った事もあって博打は打てないんだよ。
※～春分寒波で3月末の積雪に対処が出来ず、スリップして追突事故を起こした

　むしろ、客のほうが情報を掴んでるなら他を当たってくれた方が一番の対処って事もあるんだよ。
　事情は違うけど私は積雪で車が使えないから直近の出勤場所まで歩いて行ったら、途中で見流した渋滞の車が仕事についてなおまだ渋滞に填まってたもの。

　鉄道に依存してるって現実は鉄道会社には有り難いから口が裂けても言えないけど、
　キャパを超えたお客様の往来にはすぐ無理が来るんだって。

　そもそも関東大手じゃ朝のラッシュさえ他の輸送バランスを考えても対応しきれないって状態なのに。

　要するに、
　関東から西だ南とかじゃ、
　積雪は災害です。
　ある種あきらめてくださいな(-_-;)。

　チョット脱線してしまいましたな(^^ゞ。
　対厳山らしい話題をここで。

　今年の3月、期待の新星がJR広島からデビューしました。
　地方近郊型電車である227系だ。

　実に33年も新型が導入されなかったJR広島。
　関西で221系電車の優美さに惚れ、「こんな電車が広島でも導入されたら嬉しいよね」と思いを寄せたのは1990年。

　しかし一向に115系以降の新車が充当される様子もなく岡山や新潟(写真)で更新される電車を横目に羨む。
　05年?に至っては中央線から201系が引退するんだというのに103系高運転台車が新車として導入されるという、政令指定拠点都市にしてインドネシア並みの扱いに打ちのめされた。

　そうして115系3000番台以来の新車導入がこの春適ったのだ。
　そのブランクを挽回すべくステンレス車体にイメージカラーはJR西日本にあろうことない赤。
　エクステリアもアコモも最新鋭に誂えられて散々ロートル電車ばかりを押しつけられた溜飲を濯いだ。

　実際沿線に導入されると雰囲気も変わって、
「ようやくJR広島も時代に即した運用になったなぁ」
　と言う感慨を抱けた。

　まずウルトラマンのような配色の電車が新鮮。
　そして有機的かつ乗客減を見据えた(T_T)2ないし3両編成の組み合わせ運用。
　やってくる電車が4ないし8両ばかりだった115系と違って山陽線では3、5、6、8両とその長さも様々。
　シートも225系に準じた転換シートで静岡のように佳景を長椅子で過ごすという苦痛も無い。
　そして115系に馴れた身にはあまりにも静かな走行音。223系のようなけたたましいインバーターやエア抜き音がするかと思ってたが拍子抜けするほどだ。

　しかしですね、
　まだこの電車、
　2回しか乗ってないです。

　走ってる台数は充分です。
　別に嫌っても居ないです。
　デモ、
　18切符とかは購入してないですし、
　わざわざ乗りに行こうと思えないんですよ。

　い・ま・さ・ら!(-_-;ﾒ)

　遅いっちゅうのよ!
　四半世紀以上も待ちくたびらされたのよ。

　何より、
　この列車使って何処行こう?
　ってのが、
　呉東線ぐらいなのよ。
　運行エリアが狭すぎだ。

　この電車導入に合わせて広島では電車運行区間が一層短縮され、山陽本線では岡山/新山口往き2本、徳山行き2本以外は基本南岩国～糸崎間に約められてしまった。
　普通電車なんて3～4時間も乗られてゆったり出来るとこに妙がアルもんだと感じてるんだが。
　特に227系みたいな近郊電車は南岩国から西や尾道に向かうのが興なモンだろうに、ソコは走らない。
　今はまだ可部線さえ走っていないし。

　また18切符で、行くところが無くなったなぁ。
　もう新幹線が開業する度に使用できない「地域」が増えてきたし。
　見た?18切符の広告リーフレット。
　注意書きばっか!
「此処とアソコと彼方と此方は途中下車しなかったら通れますよ」
　って言い訳じみた特例ばかり。
　なんか萎えるわー。
(でも西日本切符は旧JRWエリアを乗られるようにしてくれたのは一つ褒めて遣わそう(-_-)ﾅﾆｻﾏ)

　ンで、今度は18切符で北海道に出入りできないんだよね?新幹線には特例が着かないんだろうし、あったらあったでその新幹線の自由席は異様な雰囲気になるよなぁ。ナンカいやだ。

　やだやだ、あ～ヤな鉄の世になったもんだ。

　終わってなかったのσ(^◇^;)?
　いや、やはり最期を見届けた後の話もしたくって。

　TWXの運行が一昨日予定通り終了となり、下り列車も車輌区に回航して「トワイライトエクスプレス」のすべての運行が終了した。
(いやコレさえ営業しなかったのかよ!(-_-;ﾒ)
　車輌の動向は非常に気になるが、もう私がその乗車を適えることはない。

～なお、この直前の運行2日分が荒天運休になったのは非常に残念。
　この切符を取っていた人は悔やむに悔やめない感情に襲われてると思う。
　俺だったら二度とJRを使わないかも(-_-;)。

　そして昨日は北斗星の恒常運行終了、いよいよダイヤ改正となった。
　コレまで広島じゃ「ダイヤ改正」というと
(九州新幹線開業・全通時を除くと)
「如何にして東京行きのぞみが使いよくなったか」
　と言う話に終始するばかり(※)だったが、今回はようやく新駅と新型電車が花を添える回になった。

※
　イヤ冗談抜きでそうだったのよ(-_-;ﾒ)。
　在来線でものぞみと接続がよくなりましたって話しだけだったし、お前ら本当に東京行きのぞみ以外は仕事していないだろうと言ってしまいたいほどだった。
　35歳の夏まで自前で新幹線に乗ることがなく、Jwestカードのお試しと500系のぞみの乗車しかしてない私には本当にやる気の方向をねじ曲げて欲しかったもんだ。

　ともあれJRは新幹線、と言うより東京駅偏重の帝国主義時代になってしまった感がある。
　新幹線はもとより首都圏路線までがどんどこ東京駅に乱入する。
　新幹線を使いたくない私にすればまさに暗黒時代だ。

　確かにまだ18切符は存続しその旅行術もなくはない。
　が、もう愉しくはない。
　ある夏の行程だった。
　もう車内を見ても乗り換えの動向を見ても18切符で乗ったであろう客の「民族大移動」を各所で見せつけられた。
　浜松や熱海などは列車編成が短くなるのでもう嫌悪を感じるほどの不気味さが漂っていた。
　裏をかいて途中駅から発車する列車に乗り換えてもそう言う客ばかりがホームに佇む。
　効率よく距離を稼ごうとすると利用する列車や駅、と言うか路線がもう限られてきたのだ。

　コンビニの処でも書いたのだが、鉄道、ことJRについてはこちらも
「客の回転寿司化」
　が顕著になってきた。

　上記の500系のぞみが高いポテンシャルを保ちながらこだま運用に落ちたのも700系と同じ座席割りが出来ないと言うだけの理由だったし、効率の旗印のもと運用も客層も無個性を求めてきている。

　そんな扱いをされて嬉しいか?客として。

　もう用事があるからとかでしかJRの利用価値がなくなってきてる。
　鉄道を愉しむ芸当が完全に鉄道という個体を好くマニアやあるいは「お仕着せのお子様ランチしか味わえない」客層にしか受け付けなくなってきたのが2010年代のJRだ。

　今回の改正では32年ぶりに新車が充当される広島も手放しでは喜べない。
　広島西部から下関/新山口往きの全便と岡山往きの殆どが廃止された。
　いい電車を採用する替わりに足が切り詰められた。
　乗り換えも配慮されてるが一部は乗り継ぎ不全で延び足が適わなくなってる。
　18切符利用者にとっては致命傷だ。

～あと18切符利用者にとってこう言う改正は、せっかく席に座っていた列車を立ち、乗客の埋まってる列車に乗り換えなければならないというリスクもある。まぁ座席占有のモラルもイケナイがソレを運行の側が無理矢理というのが戴けない。岩国駅も浜松熱海のようになるのだろうか。

　これらのリスクを一時的にも避けようとしてももはや選択岐が新幹線以外は殆どない。
　長距離/寝台特急で疲れを精算することも出来なくなってきた。

　こんなかんじでもう鉄道の、もっと言えば国鉄時代の持ち味が加速度的に消え去ってしまった。
　もう列車では、旅をしない。

～あ、感傷的な言葉であって利用しないとは思えないけどね(^_^;)。
　列車に乗るための旅はしないって事ですよ。

　この講釈の最後は、望んで適わなかった長距離寝台列車への郷愁や妄想を。

　来月から寝台長距離列車はカシオペア(お題目写真)とサンライズを残すのみとなる。
　この2(3?)台も高品質かつ人気の高い列車だが、行く末は厳しい。
　まずカシオペアも年内に札幌行きの看板は降ろすだろうし、サンライズも安泰じゃない。
　まだ新車だと思っていたがったが実際車齢は17年を数えてる。

　辛うじてJR四国の嘆願(があるモノと思われる)と山陰アクセスの人気から廃止の話しは唯一出てないが、共に新幹線+特急のアクセスは補完されている。
　配備車輌目一杯で運行し、運休が出ると運休と違う列車に影響が出る※など煩雑な運用形態も問題だ。車輌の4割を持つJR東海との運用や所有権の兼ね合いも不安材料だ。
(※東京～高松～東京～出雲～東京～高松～と回してるらしい)

　またTWXほど競争率が高くないと言う事は利益率が及第でないという事だ。サンライズほど個室を割り込むと収容人員が少ない。

　いずれの列車も明日廃止を持ちかけられて不思議はない。
　子供の頃には山陽路だけでも20本は往来していた寝台夜行列車が絶滅危惧種とは････・・

　夢を語るどころか･････
　夢。

　枕崎発稚内行きの直通列車ってモノに乗ってみたい。日本貫通だ。
　別に開放寝台4両+ロビーカー編成でもイイ。日本の縦貫自体を満喫できれば。
　無論退役したTWXの千秋楽にやって欲しいともおもう。
　物理上は全く問題のない仕業だがツアー列車でさえ企てられなかった。

　285系サンライズはもっと増えて欲しかった。
　もっと言えば685系(?。交直流仕様)に仕様替えしてこちらも日本各地で走って欲しかった。
　大阪神戸発盛岡往きや宮崎往き、下関(出来れば長崎)発新宮往きや長野往き。あったら是非コレを使ってそこに行きたい。
　こいつが呉線を走られれば「安芸」をリバイバルして欲しいな。
　と言うか、そのかなり手前味噌の要望だった「あさかぜ復活」さえ適わぬ夢だったしなぁ。
(285系の電動方向幕には下関往きあさかぜが備わってるのはマニア内で常識)

　せめて羽越本線経由で青函トンネルは貨物に曳行でもいいから札幌行き寝台長距離列車は残して欲しい。本当は旭川やその先に行って欲しいモノだが。

　JR北海道、不祥事で首が回らんのだろうがあんたらも頼りにしたい。
　むかしおおぞらやオホーツクで丸一日掛けて函館から釧路網走なんて荒技をやってたじゃないか。
　ディーゼル版サンライズで函館新北斗から是非最果てまで連れてってくれ。

～ついでに、少しむかし放送局のゆめ募集イベントの時は115系で下関から東京まで行ってみたいなんて事を書いて見事にボツになった(^^ゞ。
(まぁこの放送局にはあまり相手にされていなかったからなぁ(-_-;)

　またTWXはまたツアー列車として余生を送るらしいが、山陰本線や呉線をよく走るようになるとそれは少し嬉しい。特に山陰はツアーじゃなく一般(臨時でもイイから恒常ダイヤ)列車として走らせて欲しいモンだ。

　鉄路で訪れたいところは新幹線開業で(JRは)ざくざく削られたがまだ多いんだ。
　それがもう訪れること自体が夢にさえ。
　泣きたいんだぞ。

(後日加筆か書き換えになるかも(-_-;)

　先に追伸だが、三江線の利用がまた落ち込んでるという。
　豪雨で1年近く運休してたのが響いてバスの試験増便で補完しても災害前の乗客が確保できないとか。
　山陰本線を走る高規格な新車を神楽ラッピングして走らす試みもあるが1日限りじゃね(-_-;)。
　やッぱ木次線とパックで(広島益田鳥取辺りから)3000円前後で回遊できる列車が欲しいよ。

　そんなこんなで淡泊なきらいはあったものの、恋い焦がれたTWXの長時間乗車は幕を閉じた。
　その後も廃止を前提としたニュースが続いている。

　ラストラン切符取得の悲喜交々に続いては積雪によるまる一日遅れの運行。
　ただこれらは鉄道サービスが恥ずべき事態のはずであり、ニュースとして扱うベクトルとしては本当は逆なんである。

　それでも後者に至っては乗客の7割前後が完乗を優先させ大阪までの旅路を堪能した。
　その意味をJRは本当にわかっているのだろうか?
　列車の立ち居振る舞いさえ愉しむファンは数多い(お題目写真)。
　乗ってる列車をわざわざ外から拝もうなんて普通の列車はない。

～余談だが、一番最初に私に旅行会社が取得してくれた便はこの25時間遅れ便の前日だった(^^ゞ。ただコレも列車や青森運転区のスタッフが運行途絶のイベントや除雪に右往左往してるのに堪能すべきなんだろうかな雰囲気は漂ってくるだろうなぁ。
　運行を支えた運転区の人にも一度まとめてTWX乗せてあげたらとさえ思ってしまう。

　話を戻して、廃止後の代替サービスは用意していると言うが、しつこく言うがアレは違う。
　あっちはそこまでサービスされて然るべき、しかも運行上の都合は隙手かつ手前味噌。
　寝台特急が恒常ダイヤをやりくりして日常に組み入れているのとは土俵が違う。

　そもそもボーナスが丸まる飛んでしまう(またそれ以上)ほど高いし。ﾋﾞﾝﾎﾞｳﾆﾝﾀﾞﾖﾄﾞｰｾ(-_-;)
　日常の超越が欲しいのであって鉄道の超越を味わいたい気はあまりない。

　あと本文でも書いたが、コレで一部路線がJRから外されるため普通列車の乗り継ぎでも来られるか解らない「地域」が出来てしまう。
　コレは非常に哀しい。

　もっと言うと、もう列車で北海道に行く愉しみがなくなってしまう。
　まぁまだカシオペアをどうするか流動的だが、こいつ次第とも言える。

　新幹線?飛行機?
　愉しくないよ。そこまでして北海道に行く都合ってなかなか着かないし現地の渡り歩きだけでは北海道の楽しみは半分だ。
　こいつらで北海道へは往来したくない。
　同じ理由で沖縄に行こうという気がしていないし。

　行くとしたら、いっそ敦賀か大洗から出るフェリーに乗るのならって雰囲気になって来た。
　もっともこれやろうとしたら半月は休みが欲しいとこだが(T_T)。

　TWXや北斗星がなくなったから北海道旅行を止めようという人はかなり居ると思う。
　それだけの列車だったのだ。
　もう北海道旅行をしようじゃなくなにか用事があるから北海道に行こうという形になろうし、そうなると函館や帯広に直接すっ飛んでしまうだろう。
　北海道観光市場も内容的な懸念をしてしまう。

　一方でJRが盛んに建前にした車輌の寿命。
　確かに国鉄史まで紐解いて四半世紀を超えて運用された列車というのは実は余りいない。
　意外と国鉄やJRが言うニーズというのはかなり流動的なのだ。
　だから車輌の寿命を理由に言われると廃止はみな仕方ない。

　新車を作ればいいじゃないか。
　マニアやファンは切望する。
　しかしそれが大きな博打である事は285系サンライズが教えてくれた。
　個室寝台電車で日本各地を走破できればと期待されたが、5編成以上は作られなかった。
　広島や下関、松山にも足を伸ばしたがけっきょく臨時列車の枠さえ確保できなかった。

　少定員制の運行だから収益が少なくデメリットが産まれればそちらが注視される。
　JRにとっては長距離運行も夜行旅客もリスクになってしまったのだ。

　車もそうだが、もう交通機関に夢を求めることはいにしえになってしまったと思い知らされた。