初めて買ったケータイ、正しくは「ピッチ」だが、取り敢えずはデータ通信用が主で通話は非常用だ。
そういう事で通話やメール機能は殆ど無関心、ツールが無くてもPCに繋がる方を重視した。
親の訃報もこれで受けたなぁ。
けっきょくポケットパソコンでは接続し損ねたが、デスクPCにカードスロットを設けてこれでパソコン通信をやった。
けっきょくノートパソコンもVAIO-C1XGに更新、通信環境の悶絶からモバイルもウィンドウズとした。
一方でスマートに使おうと611S(写真中央)の翌年には「P-in(同右)」に更新する。
P-inはイヤホンマイクを接続すればパソコンで通話できた。
しかし、このシステム使用時に一度交通事故をやらかして、通報が出来なかった醜態をさらしてしまった。
気が動転してC1を立ち上げられなかったのだ。
その反省と新機構で翌々年には632P(写真左)に機種変更をした。

632Pは「P-link」と言うシステムでこのP-inを子機化できた。
ブルートゥースも無かった当時にこのシステムは使うスタイルを選べて画期的であった。
この期に及んでもパソコン通信環境が優先だったのだ。
この状況でPHS生活を足かけ4年は満喫していたのだが、PHSの弱点も露呈されてきた。
繋がってしまえば安定した接続環境なのだがいつしか繋がらなくなってきた。
それはPHSの構造からだ。
低出力を逆手に取った細かい中継局が売りのPHSだったが、一局3回線が限度で混雑にあぶれるとだめだ。
その折、電力系PHSが低廉モバイルデータにシフトした。
そこでプロバイダ一式を面倒見てくれる地元電力系のモバイルネット通信に加入した。

当時は電子手帳から派生したクリエなどでもネット接続を試みてた。
ココでPHSとはおさらばとなる。
しかし、直後に家族にこっぴどく怒られた。
「電話持ってたんじゃないのか?」
連絡が付かなくなって猛クレームが来た。
要らないんだから(当時の世相時点では)イイじゃないかと言い張ったが「困る!」と(T_T)。
電話は持ちたくない。
タダでは持ちたくない。
どうせなら欲しい道具と兼ねられるモノを持った上で電話も受けられるよと言いたい!
そんな私のエクキューズに答えた機種が、実はあった。

auにブランド変更したばかりの
C404SDIVAを契約する事になる。
(「C」はセルラー時代の名残)
ヘッドフォンステレオを持ち歩いてたのでバイオと親和性があるこの機種でケータイを初めて持った事になる。
この頃、耐えがたいジレンマがあった。
音楽機器、カメラ、ネット通信、そして電子手帳(ザウルスやクリエ)。
ケータイはそれらを積み込んで市場に安価にばらまいた。
安価にばらまいたまではイイが、そっちが普及したせいで元々高機能でそれぞれの分野を担ってきた電子機器が『廃業』してしまった。
額面通り担ってくれたら良かったが、いずれもが簡易版で私の求める使途には応えてくれなかった。
特にスケジュールなどを担う電子手帳機能ははっきり言ってケータイでは使い物にならない。
(ここはスマホの円熟期まで本当に使い物にならなかった。現在記録は帳面の5年日記になってしまった)
元々の電話嫌いに、「道具好き」と言うベクトルまで否定された気分になってたのだ。
以降、ケータイについては「この機種でなければ出来ない」ばかりを求めるようになる。
その点C404Sは及第だった。
特に附属の液晶リモコンが秀逸で、これが突き出していれば本体に触る必要がないほど。
ヘッドフォンも写真のように好きなモノが付け替えられるし、ココにカーコネクティングパックを着ければクルマで楽曲再生と着信がハンズフリーで出来る。
また造りも丁寧で、カードスロットはめくり蓋じゃなくアクリルのかっちりしたカバーだった。
リモコンプラグもこちらはめくり蓋だがヒンジ部に上に着いてるので収まりがいい。
昔の製品は無闇にコスト意識をしなかったから、性能面以前に造りに気が利いてるのだ。
このあと、3G機種を買うことにはなるんだが、理由が不純となる(-_-;)。
Posted at 2013/09/23 12:07:54 | |
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