対厳山のブログ一覧

　今年の夏は学生諸君が夏休みを迎える前に終わってしまった(T_T)。
　マァ長期の休みは戴くわ上京はするわ、産まれて初めて宮島の水中花火大会を対岸の団地からとはいえ拝めましたんでナニも無い夏ではないんだが。

　8月は、通院の夏でした。
　今年は体調管理に失敗して会社に叱られ通しです。
　ソレで糖尿の医師に掛かると眼科に行けと言われたのは以前述べた通り。

　さて、糖尿失明の初期症状と言われる眼球毛細血管破裂の対処にレーザー治療に掛かるハメに(T_T)。
　眼球の外からレーザー光線で破裂した毛細血管を焼き切るという。
　平たく他人事みたいに言うとこれだけなんだが、
・視界にレーザー光線が照射される
・まばたきが出来ず一点注視を要求される
・そもそも毛細血管を狙い撃ちなんて失敗しないのか？
　と言う現実を考えるとチョット物騒にさえ思える。

　まぁそこの所はハッキリ言おう。
　杞憂だ。
　こちらが度外視に取り乱さなければ気にならない。
　照射前には麻酔効果のある瞳孔拡大剤が点眼されるし、治療時にはレンズが挿入される。
　このレンズもあってかレーザー光線自体は視線に合焦しない・つまり見えない。

　ただ、眼球にはまばゆい照明に当てられてレーザーが照射され、その度に指で潰す程度の圧迫感はある。
(あと伏臥の必要がないので機材の前に座ると言った術法になる)
　デリケートな治療なのでこの状態でドンドンやる訳だが、初めてでもあり20回ぐらいやると圧迫疲労と表現すべきか、まばたきも出来ない事と相まってキツくなってくる。
　そこは前以て打ち合わせれば休ませてくれる。
　その時では顎と額と後頭部のベルトで頭が機材に固定されてるのでまず喋られない。

　二度の施法で終了して眼球を水洗いして終わる。
　直後はレーザーの影響で赤視状態、5分ぐらいで視力は戻るのだがタップリ3時間は薬剤と治療の影響で痺れて目が開けられない。
　私は曇天に恵まれた？が炎天下ではサングラスが欲しいところだ。

　そんなこんなで、デリケートな眼球にきつい治療なので片眼ずつを一週間おき、結果は来週の検査にて。

　で、治療費なのよ。問題は。
　職場の保険組合に便宜して貰ったがソレがないと両方で13万はかかる治療だという。

　車検代使い潰した(T_T)。クレジットキャッシング使った上での。
　インプど～しよ(-_-;)。
　幸い9月末の車検切れであり対策は立てられるのだが、上記のキャッシング会社に相談して便宜が図れなければ車検保留という線で後退的検討をしてる。
　マァあの手この手も立てられようモンだけど、
　医者通いも増えたし、
　クルマでオケラになる訳にも行かない家庭事情が未だ続いてる(T_T)し、
　逆にクルマ停めると当座の出費は抑えられるし。

　何だかネェな状態です(T_T)。

　月検索でまとまるように、畳み掛けとこうか(^^ゞ。

　ホントは『完済』という事にならないんだけど(^_^;)。
　債務申請から70ヶ月(6年弱)目の支払い月、夏も終わろうかという黄昏れた時期になってやっと再生手続きの行程が総て終了した。

　やれやれ、である。
　感慨ではない。
　どっちかというと太平洋戦争が終わって一億総国民が味わった虚脱感のほうが近いかも知れない(^^ゞ。
　とにかく、イヤな想いも散々したし、根詰めずにやらないのが精一杯だった。

　債務返済が完了したからと言って特にこれと言う話はない。
　担当弁護士からねぎらいの手紙が来て、3件だけ債権者から債務終了の通知書が来たぐらいだった。
　弁護士は事業の都合で広島から出てってたのだ。電話でお礼をするのが精一杯。

　それにしても、月45000円も他人様に取られてたのが終わったのだからさぞかし私の財布に余裕が出たことだろうと思われる。
　そうでもないのよ(T_T)。
　終わってみるといかに家計を節制してたかを突きつけられた。
　マァ家計だけでない。私も通話料を絞りまくったケータイを普通の契約にしたりするし。
　ソレより身体が余計におかしくなって治療費が債務前の倍に膨れあがった。
　自身の不摂生もあるが糖尿なんかこじらせてしまった。
　如何に今まで世間一般社会から乖離した生活を送ってたか、知らぬが仏だ。

　この債務生活で失ったのは以下の通り。

・人生設計
　20代後半の介護から引き続きで人生の踏ん張り処を見失ってしまった。
・与信不通
　クレジットやローンがこれで基本ダメになった。特に30万円を超える買い物は完全に不可能になってしまった。
・家族不信
　度々のトラブルに堪える根性がなくなった。もうこんな家飛び出したい。
・余裕
　債務中もだが未だ収支目一杯の生活を強いられてる。
・人付き合い
　元々好きな方ではなかったが、これで会社行事や飲み会を殆ど忌避したため、引き籠もり促進に。
・仕事昇進
　これは私の問題だが、債務に目一杯でとても別の課目にありつこうという意欲が持てなかった。
・趣味
　お出掛けぐらいになったかな。旅行しても出先で何か見聞するなんてのがなくなったし。
・興味
　金の掛かることはもとより掛けなくても済むものでさえ失せたこと多々。

　まぁ、世間一般の大人が持つ云々がだいぶ失われた。
　デモ一番失ったのは、
　根性だよな。
　もう何かしようかなんて思わなくなったもの。
　若さも失ったな。若さを振りかざすガラじゃ無いけど、力が湧かない。

　自分の落ち度でならまだ深く受け止めるだろうけど、それでもないしな。
　と言うかもうそれ自体が恨めしいし。

　ため息だよ。破産の類に関わると。
　介護に引き続いて人生マル潰しだわ。
　四十路を前に、ネガティブにグレてしまいましたとさ(T_T)。

　ナントカこなせると思って序盤は順調だった債務返還生活も、自他共に認識の甘さから来る顛末に中盤には嫌気が差すありさまに。
　債務こそはもう軽減された義務だからこれは守りたいとは思ったが、それ以外のことが。

　これが終わって人生何が残るんだ？

　先のことを考えると萎縮してしまう話しか思い当たらない。
(実際これは現実のものとなるのだが)
　人生設計は棒に振るわ、子供の頃から片親が逝った以外全く変わらない家族構成、その家族は全く宛てクソになりゃしないパラサイト状態。
　家を飛び出したくてもその家を自分が払ってるという捻れ。

　昔からやろうとする事をやらせて貰えないばかりか尻ぬぐいなどの責任はキッチリ回されるそんな性分なんだが、本当に正直と真面目が馬鹿を見る人生を地で行ってる。

　三十路後半で、タダ息をして他人のお金のためだけに生きてるという虚脱感を思い知らされてくる。

　そんなこんなで支払いも4年目に入り、出口がナントカ見えてきたかに思えた。
　そこにまた落とし穴が待っていた。

「ココに電話してくれんか」
　きょうだいがこう言ってきた。
　ローン会社である。
　は？
　今どんな身分なのかお忘れ？
　しかもあんた今仕送りしていないからちゃんと金銭管理してればお金足りるでしょ？
　････････････････････････････････････・・
　足りないらしい。
　しかもまた私の名前じゃないと通らない訳？
　私をナンだと思ってンだこの人は。

　こっちも再生手続き中の立場を盾に頑と断ったが、最後には半泣きでの問答になってしまった。
　カネが無いと云う事はこうまで人間を歪めるもんかと。
　アンタ人の無為不作法怠惰にはとことん厳しかったじゃあないか。

　本来こう言う身分で金を借りるのは反則なんだが、一時的なものと言う事で止む無くまた････
　再来月にはボーナスだしソレで返してナントカ露口を凌ぐ事にした。
(よく考えたら私のボーナスは支払い2年目以降いじくられまくりだな(-_-#)

　最初このきょうだいもこの借金は返してくれたのだが、
「取り敢えず利子が嵩む前に返しておいたから」
　と伝えると言った言葉がコレだ。
「勝手な事しやがって」

　は？
　アンタ借金をナンだと心得てるんだ？
　それに世間上返してるのは俺なんだぞ！
　俺の責任で返済してんだぞ！
　ソレを早期精算して穴を塞ぐことが勝手だぁ？

　とは言えない間柄なので、
「俺がどんな思いで家のローンを遅納滞納なく納めてるか知らんでしょ」
　とだけ言った。
　そしてこれ以上借金をされてはかなわないから弁済も断った。
　もうお金のハナシだけで言えば家族関係は崩壊してる。

　借金とは、かくもそういう物なんだよ。

　しかも、このきょうだいは債務の追い込みに至ってまたもう一回やらかしてるから始末が悪い。
　これもボーナス前月だったからマァ無理は聞いたよ。
　良くはないコトだけどお金のトラブルほど怖いモノは無いからね。

　お金の身持ちは崩れると停まりません。
　人格でさえ、信用にあたりません。
　哀しい教訓でした。

～ちなみにココで表記した「きょうだい」は別記ない場合以外はみな同一人物です

　今構成はホント時間軸無視だなぁm(_ _)m。
　今回は債務期間全般のざっくりとした話。

　破産申請時にクルマを没収されたことは述べた。
　以来クルマは無ぇ！バイクも無ぇ！自転車使うにゃモラルがねぇ～(-_-;)と言う生活に飛び込んだ訳だ。

　それでも私用の範囲ではいい。ソレは8で述べた通り。
　しかし通勤には辛かった。
　仕事のほうは早暁から夜半までかなりの幅があり、通勤手当はあったがそれでは出退勤できない仕事もあった。
　かといって職場まで歩くと一番近いところでも1時間は掛かる。
　最初のうちは当番を替わるなりして貰ってたんだが限度が低くてすぐ無理がキタ。

　これはたまらん。
　そこで破産申告から2年(支払いから1年)ぐらい経った頃、近所のバイク屋に廃車の原付をやりくりして安く都合して貰った。

　これで仕事も普通にこなせるようにはなった。

　ただこの原付がまた災難だった(-_-;)。

　まず購入の翌春には盗難族に遭い、盗難は免れたがオイルタンクをぶち壊された。
　時間が無いからと駐輪場の遠い枠に停めて出勤し、帰ってみるとそこに照明が届いていなかった。
　警察には届けたが依然有耶無耶のままだ。

　しかも人を呪わば穴二つなのか、この冬には先記のきょうだいに続いて今度は自分が自損事故を起こしてしまった。
　バイパスの導入路から脇道に降りる段で交差点対向にパトカーが居たので要らんこと言いやしないかと見てたら前方の歩道枠を失念して一回転半の転倒(-_-;)。
　怪我もしたが、原付は廃車と相成った。修理代が出せない。

　それまでも原付での通勤は路肩の荒れようなど道路整備上けっこう怖くて通勤が仕事の負担になりつつあったので、買い換えをクルマで目論んだ。
　どこかにもう捨てる直前のようなクルマが無かろうかと、まずは歩いて近所を物色。
　取り敢えずボーナスで買えそうな初代ワゴンRを見繕ったが、その後隣町に所用で出るとタイトル画像のAE101レビンがその半額で(^_^;)。
　文字通り捨てる直前の値段だったが機関(は)良好と言う事でこちらを購入した。
　と言うか、今も顕著なんだが軽より普通車の値段が低廉ってどうよ(-_-;)。

　この車には実に色々愉しませて貰った。
　次の車検が来るまでは(-_-;)。
　実際は車検に必要な整備がマフラー交換を筆頭にドライブシャフトブーツ交換にオイル漏れ補修、パワーウィンドウも堅くなってとマァ2年で使い込んだ(^_^;)。
　見積もった車検修理費(諸費抜き)が30万を超しボーナスでまかなえなかった。
　もう一つ。
　今でも切実な問題なんだが当時もガソリン代が天井知らずの値上がりようだった。
　しかも債務期間中だから給油は総て現金、お金が用意できないとクルマが動かないという現実。
　これが辛かった。
　当時一回民主党が資産？税を免除して露口は凌げたんだがなぁ。スグ辞めやがった。

　再び先出のバイク屋でもう一度原付を丁度。
　実はこれ今でも使ってる。
　この原付で債務期間の追い込みを凌いだ。
　これに乗って2年半、酷暑の運転にたまりかねて一旦停止を失念しお縄、インプの購入に至った訳だ。

　おおむね体調と経費のせめぎ合いで車と原付の間をゆら着いた債務期間だった。

　ただ、自転車忌避といい最初の原付といい、モラルの低さがそもそもは要因だったんだが(-_-;)。
　クルマは法整備上恵まれてるよ。

　すみません(またかい(-_-;)、8の終わりにココへの振りを。
　ナンカぼんやりしてるんですわ。

　そんなこんなで債務生活が一年過ぎ2年目に入り、弁済も欠納遅納なく続けられ、ナントカ市民生活を続けながら暮らし続けられてる。
　先行きの見えなかった返済生活を考えるとナントカやって行かれるかと思ってた、そんな道半ばの頃だった。

　中古でパソコンを見繕った。
　クルーソーのポケットパソコンではやはりサイト運営もだが色々勝手がつかない。
　しかしそこを見咎めてきょうだいが言う。

「あんたそんな金がどこにある？」

　どこって、ボーナスからだしそもそもパソコンで色々やろうかと思った矢先に没収されたんでしょ。
　ウチはそういう金なんか無いんだぞ。
　あんたは車に乗ってるじゃないか。
　こっちは色々切り詰めて家に仕送ってるのに、アンタそんなモノ買うか。
　俺の倍は稼いでるでしょ。カネ足りないことはないでしょ。
　こっちはボーナスが無いンでよ！人付き合いも嵩んでお金が幾ら合っても足りないのにナンだ！

　と、喧嘩の大筋はこう(-_-;)。
　以降、このきょうだいから仕送りがぷっつり途切れたらしい(事後確認)。

　この時はこれで終わったのだが、暫くしてとんでもない事になった。
　トイレ排水が壊れて私のボーナスでけっこうな修理をした直後、このきょうだいが自動車事故を起こした。
　幸い畦から転落の自損事故で本人に怪我は無かったのだが、虎の子の自家用車が全損に。
　ソレで無くとも未明までに安佐北区まで通勤する身でクルマは必須という環境でクルマを失ったのだ。

　ど～すんの。
　トイレの修理でお金が無いぞ。ましてや車こそ買える身分じゃないでしょ。
　大事に使ってナントカって状態じゃないか。

　マァ怒ってもしょうがないから私が古巣に飛び込んでみた。
「廃車入庫で走られる車ないですか？」
　前出の副支店長を訪ねてチョット無理をお願いした。
　ナントカやりくりして軽を手筈してくれた。
　諸手続きを私がヤルと言う事でぎりぎり事故保険金でクルマを都合出来た。

　だがこれで終わらなかった。
　程なくキャブレター不調に泣かされることになる。
　このきょうだい、長らく軽ターボに乗り慣れてて荒くはないが緩急の激しい運転をする。
　ソレを4気筒キャブ仕様でやらかした、そんなとこだろう。

　しかし点検では、そして修理でも異常が見付からず、どうしてもと言うならキャブレター交換という事になる。
　折角負担を抑えて何とかなったと思いきや。5万円はかかるという。
　これにきょうだいがキレた。なんだそりゃと。ナントカただで直せと。(廃車購入だから無理だ！)
　私もキレた。大事に乗らんからだろ！悪いことは俺が尻ぬぐいッパかよ！
　正直この時遣り取りしてたケータイをディーラーのショールームでブチ投げた。

～この一件で、きょうだいは「あまり三菱が好きじゃない」から大嫌いになった。

　けっきょく一年ほどで予定遅れの廃車となり、きょうだいは自分で他のクルマを都合した。
　しかも翌年には嫌がらせか、家の防虫加工を私のボーナスを当て込んで申し込んでる。
　その2年はこのきょうだいに振り回されて私虎の子のボーナスまでほじくり返された。

　一体なんなんだよ。
　この一件はクルマというよりこの債務騒動自体に嫌気が差す出来事になった。
　俺は債務お返しマンかよ。

　この感情は、実は今でも根深く抱いてる。
　俺は家族にお金を落とすだけの存在だと。
　金の切れ目で勘当されかねん。