企画モノの合間と言う事で(^_^;)。
ビデオを見てみるとバイオに、
「ローカル路線バス 乗り継ぎ人情ふれあい旅」
と言うモノが録画されてるので久々見てた。
マァ数寄者や一部地域の方には「あぁアレか」と思うソレなんだが、TV東京の企画特番だ。
もう10回ぐらいになるのか?
基幹局の問題があってココを含むおおかたの地域では放送されないか後日放送になる。
広島では中国放送が後日放送してて、つい先月伊勢~松本編が放送された。
タダここの局は地元製作番組の多い放送局なので合間放送の感が否めない。
個人的には東海道編をたまたま上京旅行に来てたときにパソコンのワンセグで見て、次にはウチがたに来てくれたってんで続いて見てた。
以降気が付いたときには録画をしてるが、上記の事情でけっこう録り漏らしてる。
手許PCの録画リストにあるのは機種替えもあったんでほかは出雲~枕崎編と四国一周編のみだ。
なお趣向自体に着目したのか、NHKもトライアル要素を抜いた路線バスネタを放送してるな。
テレ東のは以下の要領。
・コンダクターは太川陽介と蛭子能収
・マドンナと呼ばれる女性ゲストが同行トライアルする
・使用されるのは各停の路線バス限定
(都市連絡/高速バスは除外。一方路線杜絶による歩きやタクシー、宿側の送迎は許容される)
・出発地にてゴールを聞かされる以外、行程と宿泊は現地確認厳守(但し行程と観光の有無は自由)
・取材日程の縛りがあるようで4日目の終便になるとゲームオーバー
と、事情を知るものが聞けばためらうようなかなりハードな行程なんである。
事情を知る。
多分ココこそがこの番組の企画者の意図と思われる。
路線バスなんてどこかしこにあろうモノなんて思われるだろうが、実はそうでもない(-_-;)。
燃料代の高騰とマイカーの普及による乗客減で、路線バスはドンドン細っているのが現状だ。
私の街のバスも全便補助金が投入されてるなんて知らなかったし。
隣の大竹市なんてバス会社がバスを運営していないんである。
この間は広島県最後の公営だった呉市営バスが広電に譲渡された。
例の番組も宮島まで来てくれたのだが、国道2号線に路線がない区間もアリ、神辺から福山、三原から竹原経由で広島市内に来たモノの廿日市市でバス路線が杜絶して旧大野町営バスを乗り継いで這々の体で辿り着いてた。
そして行程を訊ねるのだが、どこに訊いても路線バスで走破することに目を剥かれる。
そういう事情なのだ。
コノ番組も東海道編などで行程を完遂出来ずにいる。
マイカーは確かに便利だが恩恵に与れないことだって有る。
その時に頼るべき交通機関が亡いなんて地域はもう山のようにあるのだ。
便があっても時間がとてつもなく合わないとか、金子がかなり掛かる。
例えば後述するが平良~吉和便なんか片道1400円もする。

3000円掛けて市役所に行くのが精一杯なんである。コレではレンタカーよりはマシというレベルでおいそれと使えまい。
だからこの番組には啓発を送って欲しい。
バスで何処にでも行かれる日本は昭和で終わってるのだと。
ついでに広島で是非トライアルをして欲しい路線バスはけっこうある(広島はバスセンター)。
殆どが広電バスだが、もしヒマとカネが見繕えば試して欲しい。
カネ・・・・・・・・・・往復で300~4000円ほどするけどそこは覚悟して(^_^;)。

オマケに終点に着いてもバス停以外ナニも無い(上写真)という事もあるのでお覚悟を。
・広島~三段峡線
旧可部線の廃止代替線。渓流風景に抱かれた上級者コース
・広島~琴谷線
こちらも広島芸北の山間集落線。旧豊平町への唯一の公共交通
・広島~吉田線
現在は安芸高田市になったこちらも芸北路線。毛利氏勃興の地探訪にも(^_^;)
・JR五日市~湯来温泉線
広島の奥座敷に向かう路線。佐伯区内の便とは思えないほど辺鄙なとこまで赴く。
・広電廿日市市役所前駅(平良)~吉和線
一日3往復のコレでも「廿日市市内バス」。温帯から亜寒帯まで広島が擁すると言われる行程を
・広島~井口台/東観音台/藤ノ木/彩が丘/四季が丘/阿品便
一括りに広島西部便だが、途中広島湾を一望できる鈴が峰団地経由の眺望がすばらしい。

・三原~竹原便(芸陽バス)
上記の宮島行脚でも使われたが、JR呉線にも劣らない風光明媚なシーサイドライン
・JR西条~広島便(芸陽バス)
JRで行けば30分ほどで行かれる路線をなぜ?と思わずにいられない2号線走破の路線。
タダ、実行はナカナカできないよねぇ(T_T)。
(今本文中敬称略(^^ゞ)
Posted at 2013/11/04 20:35:07 | |
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