久々のこのタイトル。
コロナ禍&オリンピックな4連休。
活かすもコロスも・・・
という訳ですが、着々と準備だけはしておりました(笑)
行く先は三重県にある日本三大渓谷の大杉谷。
約2年前、今回同様に準備を進めておきながら、台風に因り、
逆方向の山までスッ飛ばされた経緯も含めて、今回こそは!な意気込みながら、今週当初の予報は小雨模様・・・久々の山歩き&河岸の岸壁歩きで濡れたらスリッピーだろうなぁ~という不安と、やや曇りで小雨交じりの方が涼しくて良いかも?とか、期待の入り交じる中、決行を決めたのは火曜(20日)の午後。
顛末は如何に!?
では、参りましょう!
22日朝、本日は移動のみな、前泊気分でスロースタート。
新名神で無理の無い高速移動を予定するも、高速の掲示板には京都の先、渋滞30キロ・・・おいおい、コロナ禍なのに何、皆んなして大移動してんの?
と、自分の事は棚に上げ、やれやれモード(-_-;)
急遽、阪和道に切り替え、奈良・五條あたりから紀伊半島を横断する形での移動にシフト!
帰路で余裕があったら~ぐらいに考えていた丸山千枚田へ。
熊野古道と交錯しながら、なかなかハードな道で案内して頂き、シエラちゃん活き活きw
続いて、大台町に戻る最中、和歌山、奈良を掠める途中で奈良・不動七重滝へ。
前鬼までの落石混じりの素晴らしワインディングをATタイヤで蹴散らし到着。
あとは三重大台町まで戻って宿泊。大杉谷に臨むにあたって、最適なのは、奥伊勢フォレストピアでの前泊だと思うのですが、連休前などは空きを探すのは困難で遠くからのアクセスを余儀なく考えていたのですが、最近?出来た、【フェアフィールドバイマリオット三重おおだい】に空室があるのを見つけ、早々に予約をしてました。
広々、キングサイズのベッドに大型テレビなども備えます。
・・・が、造りがオサレ過ぎるのか、インテリアのサイズ感がデカ過ぎるのか、流鏑馬はやや使い勝手は悪く感じました。
まあ、寝れりゃ何でも良かったんですがw
23日朝、6時過ぎにホテルを出発し、いよいよ、大杉谷へ。
下の画像の吊り橋に差し掛かる頃には電波すら届いていない秘境。
この吊り橋を越えれば地獄が待ってます・・・
登山センターに登山届を提出しました。遭難の危険もありますしね。
そして、登山口前にある入山協力金を支払えば、トップ画像の可愛いピンバッジや、他のグッズの付いた領収証が発行されます。
さぁ、歩きましょう!
宮川第三発電所の脇を抜ければ地獄の門が口を開けて待ってます・・・
しかも、小雨予報どころか、本州では年間降水量最多を誇る大台地区において、バッキバキの快晴~神様サービス良過ぎ(^_^;)
発電所の脇を抜ける道の直前に刺さる視線。もう、お分かりですね?w
恒例の?女神降臨☆
困難が予想される際に、必ず現れ元気づけてくれるニョロちゃん登場で4時間を超えるであろう戦いに勢いが付きます♪
見下ろせば、清流・宮川のエメラルドグリーン☆
・・・も、ほどなく見る余裕もなくなる、チェーンデスマッチ!
脳内に流れるは、B'z の『ギリギリchop』(笑)
♪『ギリギリ崖の上を行くように~フラフラしたっていいじゃないかよ~それでも前に行くしかないんだから~』
真夏の登山道にビビって普段より多くの飲料水を登載したザックは思いの外、重く、ホントにフラフラ。そこに続く、『大丈夫、僕の場合は~♪』は、まだ言える状況にありませんw
基本的には河岸の岸壁づたいに歩く訳で、通常の登山と比較すると高低差も少なく楽な様ですが、道幅は狭く、岩、枯れ葉、木の根など足下には転倒要素満載で、躓こうものなら、清流の中に浮くゴミとも成りかねず、慎重な歩みが必要です。
説明が不十分でしたが、流鏑馬の目的は、日本の滝100選・七ツ釜滝までの行程で、山小屋に一泊して戻る行程を組んでおります。登山口から約4時間で山小屋、その先、1時間弱で七ツ釜滝となり、その行程における登山道の前半部分には見どころも少なく、ただただ苦行に感じます。
しかも、練習や鍛錬という言葉の読み方すら解らないようなオトコには基本、ぶっつけ本番が常である訳ですが、今までは大小に関わらず一定のスパンで行われていた、ぶっつけ本番の連鎖が修練の代わりとなっていたのに、このコロナ禍ってヤツでブランクMAX、不安だけが首を擡げてきます。
「嫌になって来たなぁ~」と、進める足も重くなってきた開始1時間半頃でしょうか、絶対に流れてきてはならないメロディが脳内を流れはじめます・・・
♪ある~日、森の中・・・
・・・のご子息ですよね?母上は何処でございますか!?
右肩に少し擦り傷はありますが、時折、四肢を広げながら「ピギャ~!」と、お泣きになる訳ですよ。ソレって、お母上をお呼びですよね?
登山道に居る理由は、母熊が落としたのか、それとも、猛禽類が浚ったものが落ちたのか、いずれにせよ、生存し鳴き声を上げている時点でコノ場所は危険!と判断し、スマホで一枚、写真を撮り足早にソノ場を離れました。
後続の登山者からも、全くソノ話題は聞かれず、小熊チャンは無事、親元に帰れたのか、弱肉強食の掟に従わざるを得なかったのかは闇の中です。
下山後、電波再奪取とともに調べましたが、画像的にはツキノワグマ(特に胸元の黄色と手足の爪の感じ)に近く、また、犬などの入山は禁止されている事から熊で間違いないのかな~と。
ただ、冬眠中に出産が行われ、3ヶ月半ほどは授乳期だそうです。7月な現在ですので、ちょうど授乳期の終わり掛けで、こんなに小さいモノなのか?という疑問と、紀伊半島ではツキノワグマの個体数が減少している事などは気になる点ですかね。有識者に問うてみたいぐらいです。
追記=後日、大杉谷のTwitterに問い合わせたトコロ…ムササビの赤ちゃんだと判明。参考画像まで添付していただきまして、納得の結末。
お騒がせ致しました事、心よりお詫び申し上げます(~_~;)
話が逸れましたが、あとはタダヒタスラ歩いて~
しし淵~
ニコニコ滝~
平等嵓~
登山道後半になると、見どころが連続し始め、頑張る気にさせてくれますよw
そして、やっとの思いで、桃の木山の家に到着!
も、立ち寄らず、そのまま、100名瀑・七ツ釜滝へ直行!
止まったら再起動が辛そうだったので(笑)
到着☆
空が写らないとソノ大きさが判らないので、縦構図~
登山道の先を進めば、他の滝や他の山岳風景も拝めるのですが、ソンナ気力など一切ございません!w
七ツ釜滝を穴が開くほど見続け、もう一つ、穴を開けちゃって、八ッ釜になりゃしないか心配するほど見た後、山小屋までリターン。
早々と桃の木山の家サンのお世話になります。
夕食までの間、お風呂をいただいたり、ゴロゴロしたり・・・登山の好きな人ではなく、ただ滝が見たかっただけの人なので(笑)
お風呂は贅沢な檜風呂を独占状態でしたが、湯温が熱湯風呂ばりで浸かれず、桶に汲んでは水を足し身体に掛けるの反復w
国定公園&清流・宮川のそばで、石鹸などは使えませんので。
そして、お楽しみの夕食は、トンカツ、海老フライ2尾をメインに小鉢3種、御飯に味噌汁と盛り沢山な上、美味しい!山で食べるからとか、お腹が減ってるからとかは全く関係ない、マジ美食♪
翌朝の朝御飯も非常に充実しており、食事だけでも来た甲斐があったと思えるほどの満足感♪
正直、適当な川魚とソノ辺の山菜でも出てくるのかと思ってましたが(失礼かッw)
あとは睡眠ですが、コレはまぁ、見事な煎餅布団と、「殿かッ!」ってぐらいの硬くて高い枕に、やや苦労しましたが、消灯の21時を待たずして入眠(笑)
お隣サンの爆音イビキに何度か目を覚ますも、コレもまたヨキカナ。と思える、悠然たる時間の流れでした☆
電波が無い!ってのは素晴らしい事かもw
翌朝(24日)、朝食も済ませ、6時20分に出発!地獄リロード(笑)
先程の道中の写真の中には帰りに撮ったモノも混ざったますが、基本的には来た所を帰る、最も苦手なパターン(-_-;)
山歩き全行程~
2日間、計9時間ぐらいの山歩きでしたが、流鏑馬史上、最多量の汗を掻いたと思います。帰路3時間強、最後は感情ゼロなアンドロイド流鏑馬、登山口に。
こんなにアスファルトを見なかったのは初めてかも(笑)
汗を拭い、シエラちゃんのエンジン始動。
やれ、オートエアコンが装備されて無い!だとか文句を言ってましたが、もう冷えてくれるだけで天国♪
しばらく走って、山の家で作ってもらった中華ちまき弁当を開封♪
コレまた激美味!!!
・・・何故か胃袋を掴まれた山業を終え、汗を流しに奥伊勢フォレストピアへ。
♪『なまぬるい温泉はまだちょっとでいい~』
・・・まだ続いてるのねw
いえいえ、シッカリとした温度の大浴場を独り占めで、キッチリ長湯♪
気持ち良くなった馬鹿なオトコは、山の次は海が見たくなり~
五ヶ所湾~
安乗埼灯台~
からの大王埼遠望~
的矢湾方面~
海も見れて満足のオトコは、パールロードを掠め、伊勢志摩スカイラインと伊勢神宮はスルーして、余裕を持って取っていた甲賀水口のホテルまで走り、就寝。
そして本日(25日)のんびり出発し、近くの大池寺蓬莱庭園へ。
なにやら騒がしい感じで『そんなに人気なの?』と訝かっていると、歩調を合わせ近寄ってきた女性が1人。
「観光ですか?お寺すきなんですか?今日はお寺の草刈りなんですよね。アチラから回れば庭園は見学できますよ~」と案内を頂きまして、お礼を申して、枯山水を見物。
その名の通り、池に囲まれたお寺で、可憐に咲く蓮の花を撮り旅の〆に。
世は五輪でも、流鏑馬は一輪(笑)
久々の長旅(ブログも長々w)、100名瀑を1つクリア、初めての山小屋泊と、充実の4日間でした。
ホントは、大池寺蓬莱庭園の後、東海岸に飛び~なんてネタを仕込みに琵琶湖のマイアミビーチまで走ったのですが、まだ朝なのにも関わらず、「芋の子を洗う」盛況ぶりで、水着の方が映り込む懸念も手伝って、スルー。
湖岸を走り、今度こそ帰路にw