
7月13~15日の3連休。
流鏑馬のブログで唯一?内容が判るタイトル。
三大難攻滝のヒトツ、秋田・茶釜の滝へ。
では、参りましょう!
金曜午後、半休をいただいて一路、金沢まで移動。
土曜、秋田・大館まで移動、ここまで、車とベッドしか見てません(笑)
日曜日の早朝、ホテルを出立~一路、天狗の待つ、夜明島渓谷まで。
導引の夜明島林道、全長12キロ超!
フラットダートで近年の道路崩壊で修復の車輌が踏み固めてくれているからなのか、非常に走り易かったのですが、なにせ長い(^^;)
途中までは快適な林道走行でしたが、どうも鹿角市が歴史ある渓谷の整備を放り投げてしまったらしく、終点の駐車場までは行けなくなってますが、有名な看板まで徒歩で到達。記念に被せてあるブルーシートを捲って1枚w
なんて呑気な事をやって居れたのは此処まで・・・あとは地獄の行程でした(-_-;)
慣れない沢歩き。。。
素晴らしい角度で捩曲がる梯子。。。
全国的に不安定だった天候の中、しっかり晴れさせちゃう晴れ男(^^;)
陸路の時は真夏らしく覆い茂る草木に苦労して汗も掻くのですが、沢歩きの際に急冷却して貰えるツンデレ加減。それもソノはず、日陰の斜面には未だに雪渓が残っている箇所も。
沢歩きの最中に度々、出現する立派な滝群。
ただ、その度に沢を遡行する事は出来なくなる訳で、滝を高巻くコース取りをしなければならない訳です。
が、滑落、遭難の頻発の難所、数年前の落石事故、周辺地域の熊多発問題、林道崩壊やら、コロナの影響なんかの複合技なんでしょう、森に人があまり入っている痕跡が無い。。。
先人達が残してくれているピンクテープ、ロープ、チェーン類、時折、現れるはずの梯子類、全ては覆い茂る草木で見つけるのが非常に困難でした。
最初の難所、泊滝を高巻くルートが見つけられず、周辺を散々、捜索するハメになり、時間を浪費。
今回は断念か!?と思い始めた矢先、目の前に現れし救世主。
こちらの駄ブログを目にしちゃう不幸な方々には、ご察しの通り?w
いつもは終盤の疲労感マックスの時に元気づけてくれるニョロちゃんですが、今回は序盤に登場し、あらぬ方向に這って行きます。
『まさか・・・ねぇ?』
とばかりに、後ろをついて行くと正規ルートに!奇跡です♪
なんとか泊滝の滝上に辿り着くも滝上を渡る危険箇所の頼りのロープが切れていました・・・岩に身体を預けながら、四肢をフル活用して渡りきり、前へ!
此処までは実は全行程の1/4程度で、この先もおおよそ正規ルートとは考え辛い、道なき道と川の中を突き進み、ついに前衛滝の有名な垂直梯子まで到達。
梯子の上部の方は草に埋もれて見えもしません。。。
覚悟を決めて、いざ、駆け登ります。
朽ちてる部分や、連結部が乖離してる箇所、短い手足を駆使して梯子の先へ。
滝見テラスまである梯子を横渡した滑り止め・・・
バラバラに崩壊してる箇所も(*_*)
が、何とか念願の100名瀑・茶釜の滝を拝顔☆
落差約100メートルの逞しさの中に綺麗にそのチカラを分散吸収しながら辿り着く、静かに佇む様な滝壺。
『美しい・・・』
時を忘れて見惚れていましたが、往路の予定だけで3時間はオーバーしている現実に引き戻され、必死の復路。
焦りは禁物ですが、正直、生命の危険を感じる瞬間がありましたね、滑落を左手一本で何とか堪え、生き残りましたが(-_-;)
総括すれば、現地では3日前まで大雨だったので、3日掛けて水は澄んではいましたが、水量は多かった事で、折角、足場に用意してくれているボルト類も水中にあったり。技量不足、準備不足に加え、踏み跡などがほぼ皆無であった事。
無理な行程で時間的(精神的?)な余裕がなかった事。
全てが悪い方に作用し、8時間超、山中を彷徨う事に(-_-;)
ただ、茶釜の滝の前だけは時が止まったかの様な安らぎの空間でした♪
もうソレだけで充分なのですがw
行程のログ。
やはりスタート直後の泊滝を越えるまでが大きなタイムロスですね。
次回があれば、サクッと行ったりますが(笑)
山からシエラちゃんの下に辿り着いたのが16時過ぎ、青森に程近い秋田鹿角から新潟市内のホテルまでの疾走を課せられている上、導引の長い林道のクリアすら辛い疲労&筋肉痛なオトコ(-_-;)
そんな事も言ってる暇もないので、着替えも後にして、とりあえず走りだし・・・た直後、離合なんざ不可能な林道を塞ぐこっちを向いてるデ○カが一台。
こんな時間から渓流に入るの?と訝しんでいると、手を上げながらコチラにむかって来る男性が2人。
半分、廃道、通行止め&立ち入り禁止っぽい林道ですので、立ち入っている事を怒られるのか!?ヤベっ!wと思っていたのですが、どうやら、故障して立ち往生して、徒歩で林道を進んでみると、我がシエラちゃんを発見して救助して貰おうと待ち構えて居たとの事(笑)
保険屋さんに連絡すべく電波の届く所まで乗せて行って欲しいとの事で、離合不可能と見えていたデ○カの横の草木を踏み平しシエラが交わせるスペースを作成してくれてましたw
振り返れば、帰路で誰も居ないはずの沢に自分と違う足跡が付いていたのは確認していて、渓流釣りの人かな?とは思っていたのですが、どうも、シエラの持ち主を探しに少し山手の方に入ったらしいのです。捕獲する気満々ですやんw
帰りの道中、本来はロド乗りですので、もしロドなら山中に1人残るハメになりましたよ~なんて、笑い話もしながら、東北の熊情報や、互いのおすすめスポットの紹介に終始した楽しい車内・・・人見知り王・流鏑馬、成長しましたw
無事、捕獲された運転手は麓のコンビニまで2人を送り届けましたが、2名に案内されたコンビニが高速の入口付近との言葉を鵜呑みにしたものの、流鏑馬が目指していたのは日本海東北道、案内されたのは東北道の入口。。。
山形経由での新潟入りを狙っていたのですが、岩手~宮城~福島経由で新潟入りするハメに・・・その距離差200キロ。
オール高速700キロの東北道経由はナビの推奨ルートではありますが、下道を含む500キロ超で辿り着ける方を選択するつもりでしたが、今更、戻るのも面倒なので、ハイウェイ☆スター・シエラちゃん降臨☆
・・・する訳もなく、ヘロヘロになりながら何とかホテルについて爆睡。
翌日、これまた700キロ超の移動の末、金曜日の半休を取り戻すべく、会社に直帰でヒト仕事・・・タフな夏の3連休で御座いました。
コレで一応、100選マスターですが、直下まで行けてない、北海道の賀老の滝とインクラの滝、宮城の三階滝、山形の滑川大滝などにも再訪してみたいですし、100名瀑以外にも沢山、行きたい滝が残ってますので、これからも挑んでいきたいですね♪
Posted at 2024/07/21 01:01:47 | |
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独り旅(東北) | 日記