2012年12月21日
共に小さなメーカーですが、今を見ても、その歴史を振り返っても両社がこだわりを持った車作りを続けて来たことは明白だと思います。
スバルのルーツをたどれば戦中の中島飛行機にいたります。スバルというブランドネームに決まるまでは「坂東太郎(利根川の愛称)」というネーミング案もあったそうで、もしそれが採用されていたなら、「スバル レガシィツーリングワゴン」ではなく、「坂東太郎 レガシィツーリングワゴン」と言う名前になっていたのかもしれません。
閑話休題
この二つの個性的なメーカーが、ほぼ時期を同じくしてSUVを新発売しました。
フォレスターとCX-5です。
この両車は、共にメーカーのキャラクターを見事に体現していると思います。
両メーカーともに技術を突き詰めて考える姿勢は同じなのですが、とことん真面目に車の性能の向上に取り組んだスバルと、性能も大切にしながら運転の気持ち良さの向上にしっかりと取り組んだマツダ。
結果として、フォレスターのオフロードの走破性の高さは自動車評論家の賞賛を多く集めているようです。スバル自体も、フォレスターの悪路走破性やターボ車の加速性能の高さをアピールする戦略をとっているように思います。
対してCX-5はどうでしょうか。これも、新開発のディーゼルを搭載。その独特のトルク感の気持ち良さや、マツダ車に共通するデザインの良さ、ことさら気合いを入れて走らなくても感じられる運転の気持ち良さ。
共に技術志向の会社が同時期に出したSUVが異なる方向を向いているのは、ちょっと面白いことだと思います。
Posted at 2012/12/21 19:16:08 |
トラックバック(0) |
車全体 | 日記