2012年12月11日
テント生活のオートキャンプを趣味にするようになって、キャンピングカーというものに興味を持ちました。 強風や豪雨などの悪天候下でも、キャンピングカーユーザーは悠然とキャンプを楽しんでいるのを見て、うらやましくなりました。
いろいろ調べてみると、ひとくちにキャンピングカーと言っても、自走式(エンジンが付いて自分で走る、ワンボックスやトラック、マイクロバスを改造したもの)と、トレーラー(乗用車に引っ張られてゆくもの)に大別されることがわかりました。
さらに、アメリカンとヨーロピアンでキャンプスタイルが変わってきます。我が家のキャンプスタイルや扱いやすさ、メンテ代も含めた価格等を考えて、ヨーロピアントレーラーを選択しました。
現在のトレーラーは2代目で、ドイツ・ホビー社の540クラスです。
初代のトレーラーは、英国ルナー社の750kgクラスで、FRのE50エルグランドと120プラドで牽引しました。
現在のトレーラーは、120プラドと、これから Disco-4 になります。
キャンピング・トレーラーの利点は、
①キャンプ場で切り離せば、普段使いのヘッド(牽引車)だけで、気軽に観光や食事、温泉などに行くことができることです。また、その際にせっかく広げたキャンプ道具や食器類なども、いちいち片付ける必要がありません。まさにハードシェルのテントと言えるでしょう。
②750kg以下のトレーラーであれば、普通免許だけで牽引走行ができます。
現在の2代目トレーラー、Hobby540 は約1.8トンあり、牽引免許が必要なサイズです。
初代の英国製 Lunar は750kgクラスで、牽引免許不要でした。入門&練習には好都合でした。
③牽引で難しいのはバックですが、運転がキライな人でなければ、慣れれば何とかなります。 牽引免許を取りに教習所へ通っても、10日から2週間程度で取得できます。 ただし、教習所では大型のMT車を運転することになりますので、AT限定免許の方は、普通MT免許を先に取得する必要があります。
④ヨーロピアン・トレーラーであれば、今乗っている乗用車で牽引できる可能性があります。ヨーロッパではVWゴルフクラスの乗用車で、普通に牽引しています。日本は山間部が多いので、もう少しトルクのある大きなクルマの方が安心できますが。
⑤キャンピングトレーラーは、車両価格も維持費も安いです。ヨーロピアントレーラーの場合、200万円台前半くらいから家族4人で使える新車が買えます。
税金も年間1万2千円前後です(所在地により若干変わります)。車検も2年に1度で、部品交換等がなければ販売店に依頼しても6~8万円程度です。
⑥天候に関係なく、快適に生活できます。自宅に駐車できる人は、書斎や来客用に使用している人もいます。モデルにもよりますが、トイレや冷蔵庫、ヒーターが付いており、ふかふかのベッドで安眠できます。 家庭用のエアコンを付けることも、モデルによっては可能です。 先の東日本大震災の時は、仮設住宅の代わりとして使用されました。
⑦キャンピングトレーラーを牽引して走行すると目立ちます。 キャンプとは非日常を楽しむものですが、牽引走行自体が非日常的な体験となり、運転自体が楽しいと感じます。特にバックを一発で決めたときの快感は、スポーツカーでコーナーを攻めたときの快感に似たようなものがあります。 低速で(=安全に)これだけ楽しめるものは他にないと思います。
⑧これは自走式、トレーラー、テントの区別なく、キャンプ全般に言えることですが、キャンプをすることで家族との距離が縮まり、絆が強まります。 特に子供が小さいうちからスタートすれば、中学生以上になってもキャンプに同行してくれます。 狭い空間にいっしょにいるから、同じ釜の飯をいっしょに食べるから、焚火を囲んで心を落ち着けて話ができるから、普段とは違う空間、雰囲気になれるからなど、理由は様々でしょうが親子の理解は深まります。 キャンピング・トレーラーは、これを容易に、且つ安全に行えるすぐれものだと思います。
Posted at 2012/12/11 23:31:21 | |
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