最近我が家のトレーラーについてDMで問い合わせを頂くので、今日車内を掃除
したついでに写真を撮ってきました。 本邦初公開の我が家のトレーラー車内です。
うちのトレーラーの正式名称は、 Hobby Excellent 540 KMFe といい、
ドイツの Hobby Wohnwagenwerk 社製です。
Excellent はグレード名で、当時下から2番目。
540 はサイズ表示で、基本的に室内長を表します。
KMFe とは、子供用2段ベッドがあって、ダイネット(リビング)が中央にあり、
ダブルベッドがあって、洗面台がトイレの外にあるタイプを意味します。
多くのトレーラーは、洗面台がトイレの中にあるので、それと区別するためです。
サイズは全長7.6m、全幅2.3m、全高2.6mで、車重約1.8トンです。
それらを写真でお見せすると、こうなります。
車輛後方から前方を見たところです。
ダブルベッドの左隣がトイレです。
右手の雪ダルマのシールのある部分は、左側に引き出してから回転するように
なっています。
家庭用のエアコンを積んでいるため、電源付きキャンプ場であれば、オールシーズン快適に過ごせます。
何故回転するかと言うと、裏にTVが付いていて、回転させることでダイネット
(リビング)からTVが見えるようになっています。
トイレ側から後方を見ると、こうなります。
左側がダイネット、右側がキッチンです。
ダイネット部分は、変則のコの字型をしていて、6人掛けとなります。
中央のテーブルは延長することが可能です。
対面座りのダイネット部分は、セミダブルのベッドにもなりますので、
大人5人+子供1人が就寝可能となっています。
シートやベッドの下は、すべて収納スペースとなっています。
固定式の2段ベッドです。上段は体重制限がありますが、下段は成人男性でも
寝られるスペースがあります。しかし、本国ではあくまでも子供用扱いとなっています。
画面中央、扇風機の脇はクローゼットです。
キッチン部分です。3口のガスコンロと、混合栓付きの流し、112Lの3way
冷蔵庫と収納です。 キャンピングカーの冷蔵庫の多くは、AC100V, DC12V,
プロパンガスと、3通りの方法で冷やすことができます。
これは、家庭用冷蔵庫と違い、アンモニアの気化熱を利用して冷やす構造に
なっているためです。この方式は駆動部分がないため、無音であることが特徴です。
このため最近では、ホテルや病院など静粛性が重要視される施設で使用されるケースが増えているようです。
キャンピングカーに採用されているこの種の装備は、実は船舶用から転用されているものが多いのです。
2面鏡が付いた洗面台です。 トイレの前にあります。
このモデルの特徴は、サンルーフが3か所あることです。
採光がよいため、室内が大変明るくなります。またすべて開閉できるため、
風通しがよいのも特徴です(防虫網付き)。夜間はすべての窓と共に、ブラインドで遮光できます。 センター部分では、ソーラーバッテリーの充電をし、手前の部分
では突っ張り棒をセットすることで、濡れたタオルなどの干し物ができます。
これは我がトレーラーの最大の特徴のひとつです。
ここは冷蔵庫の反対側、クローゼットの下部分になります。通常この場所には
プロパンガスのFFヒーター本体が設置されているのですが、我が家は寒がり
一家のため、オプションの温水循環暖房システム用ボイラーがセットされています。
このボイラーでオイルを温め、ポンプで車内を循環させます。またこのボイラー
を使ってお湯を沸かし、洗面台やキッチンでお湯が使えます。
ボイラーで温められたオイルは、ポンプでトレーラーの壁面をぐるっと一周する
ようになっています。下の写真はヒートシンクで、ここで温められた空気が
壁を伝って室内全体を温める構造になっています。
クルマに乗ると窓際(肩のあたり)が一番冷えますが、このトレーラーでは窓際が
一番ポカポカしています。
トイレには構造上ヒートシンクが置けないので、代わりにパネルヒーターが
設置されています。画面右側の壁面に設置されています。
これがパネルヒーター本体です。とても暖かくて、寝てしまいそうです。
因みに、トイレの中はこんな感じです。このモデルにはシャワーが付いていますが、使ったことはありません。理由は、我が家は温泉大好きファミリーだからということと、トイレ内がびしょびしょになって、きれいに拭かないとカビが生える恐れがあるためです。 脇に窓があるので、海水浴の時に外で使うには便利かもですね。
このヒーティングシステムは、ALDE3010 というもので、これがコントロールパネルです。
我が家のトレーラーの中はこんな感じです。 ご覧頂いたみなさんが、少しでも
キャンピングトレーラーに興味、関心を持って頂ければ幸いです。