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2021年04月17日 イイね!

タミヤ・レーシングマスター(RM)シリーズ

タミヤ・レーシングマスター(RM)シリーズ10年くらい前までタミヤ製の古いRCカーを収集していたのですが、数が増えすぎ、保管場所に困ることとなったため、自粛をしていました。



先日、ニューマンポルシェ956(レーシングマスターMk.7)のジャンク品を買ってしまいました。
この年代の車両は自分的にはコレクションの対象ではなく、これまで持っていませんでした。
パーツ欠品が多く、FRPシャーシの退色変色も激しいので通常は購入しないのですが、確か当時限定販売で数が少ない記憶があったので買ってしまいました(^^;



実物を見るまで気付かなかったのですが、残念ながら正確にはMk.7ではありませんでした(>_<)
ニューマンの取説が付いていたので間違いないと思い込んでしまいました。
詳しい人が見ればすぐわかるのですが、リヤ周りがMk.5になっています。パーツを寄せ集めて作ったのでしょうか?

このハイブリッド956、今後のレストアについては次回のネタにしようと思いますが、今回はタミヤRCカーの長い歴史の中で一時代を築いたレーシングマスター(RM)シリーズについて、知ったかぶりして偉そうに語りたいと思います。
ちなみに私はシリーズ7種類のうちMk.1~Mk.4の4種類しか持っていなかったりします(^^;

<レーシングマスターについて>
電動RCカーの市場を創造したタミヤですが、スケール感を重視していたため、コンペティションの分野では他社と勝負になりませんでした。そこでレース専用車として開発されたのがレーシングマスターシリーズです。

【カンナムローラ・RM Mk.1】

1980年発売。高性能なブラックモーター装備、LSD効果を持たせた新開発デフギヤ、バック機構を廃し、最高速時のバイパススイッチにより伝達ロスを抑えたスピードコントロールスイッチ等々新機軸で価格は何と26,000円!
しかしながら金属パーツ多用で重量過多となり、期待した成果は残せず。
特異な機構と希少性で、高値で取引されています。


【フェアレディ280ZX・RM Mk.2】

Mk.1の廉価版。それでも当時15,800円と高価。
モーターはRS540SDブラックからRS540に。デフギヤはなくダイレクトギヤのみ、スイッチも既存の巻線抵抗式のものになるなどデチューン。
カンナムローラのスペアパーツを組み込むことで、性能を近づけることができた(らしい)。


【トルネード・RM Mk.3】

1982年発売。前作の反省からか軽量化に意を注いだ新開発シャーシ(受信機電源供用はレギュレーターではなく、何と清流用ダイオードを使用して電圧を落としている)。
他社が3Pサス(AYK、無限、アソシ等)や4独サス(AYK、ABC)、4WD(京商)をリリースする中、旧態然のリジットサスであり、主要な大会で使用する人はいなかった。
ボディはカンナムローラのスペアボディとして販売されていたものが流用された。


【フォードC100・RM Mk.4】

トルネードMk.3の廉価版。
モーターはRS540Sにデチューン。受信機用電源の電池スペース分メカプレートが広くなっている以外はトルネードと大きな違いなし。
ボディはシリーズ唯一のスチロール樹脂製(その割りにリアルさに欠ける)。


<車両を所有していないので、以下はタミヤカタログの写真を流用m(__)m>
【ポルシェ956・RM Mk.5】

主流の3Pサス方式に進化。しかしながらピッチング制御はコイルスプリングとOリングのフリクションによるもので、オイルダンパーを使用している他社に比べ遅れていた。
モーターは8分間レース用?に新開発されたブラックモーター・エンデュランス(青色エンドベル)を搭載。


【トヨタトムス84C・RM Mk.6】

Mk.5は挙動がナーバスだったらしく、マイルドな方向に再設計。メインシャーシとリヤサス周りを中心に変更が加えられている。
ボディは実車には存在しない垂直フィンが設置されているが、これがないと真っ直ぐ走らないらしい。
956とトムスは90年代初頭まで販売されたが、当時の人気の中心はホットショット系4WDオフローダーであり、オンロードも折からのF-1ブームで人気はそちらの方に移ってしまったため、シリーズ第1号ポルシェ934RSRから続いてきた1/12EPは表舞台から静かに消えていった。


【ニューマンポルシェ956・RM Mk.7】

最後のレーシングマスターであるが、限定販売だったため当時のタミヤカタログにも登載されていない。シャーシはMk.6トムスと同一。
カラーリングは'85年ルマン優勝車のため、先に発売されていた956ステッカーセットに同梱のニューマンカラー('84年優勝車)とは細部が異なる。



カンナムローラ用スペアボディ2種類。
未組立てはヤフオクとかにも殆ど出ないので、勿体無くて作れない(^^;



カンナムローラ用スペアパーツ類。あとベアリングセットやフロントタイヤとかも持ってたはずなのだが、探したけど見当たらず。
これをフェアレディに組み込めば、性能をカンナムローラに近づけることができるとの触れ込みだったかな。



Mk.3、Mk.4用のスペアパーツ類。シャフトやデフギヤもあったはずなのだが…。



トルネードRM Mk.3未組立キットとフォードC100のスペアボディ。
トルネードとかは人気がなかったので、未組立が結構残っていますね。C100のスペアボディも最近は高くなって、おいそれと買える値段ではなくなりました。


Posted at 2021/04/17 23:58:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | RCカー | 趣味

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