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シロ柴のブログ一覧

2025年03月16日 イイね!

Nゲージ 快速「ちどり」製作③

Nゲージ 快速「ちどり」製作③残りの客車を作っていきます。
1/150オハ35とオハフ33を準備しました。




こちらの本にある有名な2点の写真を参考資料として使用しました。


写真の解説を元に車両購入したものの何か違う。
TOMIXの車両も買ってみたけどどうも一致しない。
私のにわか知識ではわからないため識者に委ねました。
写真を見てもらったところ「スハフ42…あれっ?」と言ったきり、写真と解説文を行ったり来たりしながら首を傾げてしまわれました。


結局よくわからないまま終わったので自分なりに調べてみました。
こんな感じかな?


その間、闇雲に車両を求めた結果、余計な車両を購入してしまった。


TOMIXのオハフ33の戦後型(左)と戦前型(右)。
下の写真の解説でオハフ33となっているので、車体形状が一致するものを求めて数タイプ購入→一致するもの無し。


解説ではオハフ33となっていますが、尾灯の位置が違い、屋根形状やらその他諸々からオハフ33ではなさそう。ちなみに312列車と記載されていますが、広島行は311列車が正解。もはや解説文の信ぴょう性自体が怪しい。
そして別の資料からテールマークを付けた尾灯のない車両の写真を発見(右3段目の写真)。その車両には妻面下端にフックが付いており、電源コードらしきものが巻かれています。
結論…。写っている車両はオハ35。灯火装備がないため可搬型のカンテラを取り付けた姿と推測。


これですね。


さらに検証。これらはネットで拾った画像。
左は昭和30年頃の試乗記の一部。C56+オハ35+オロハ30+オハフ33の編成とあります。

右上は松江駅構内での広島行列車と思われ、客車の先頭は妻面の梯子と窓数からオハフ33。続いてオロハ30(2等室が前側)。最後尾はオハ35の模様。

右下は木次駅構内?えびす橋が写っている位置関係から米子行の車両を捉えた写真と推測。こちらの先頭客車はオハ35。続くのはオロハ30+オハフ33か?
機関車は機回しで進行方向が変わるものの、客車は転車しないため、上りと下りで車両の並びがひっくり返るということかな。


自分なりの結論が出たところで、KATOの車両で進めることにしました。
TOMIXのオハ35戦後型は屋根の絞りが無いタイプをモデル化しているので、写真の車両に近いKATO製を使用。
KATOのオハ35とオハフ33は屋根のガラベンが一体成型で実感に欠けるので修正。


分売されている同社スハ43ベンチレーターを購入。


裏側がベンチレーターの形状に合わせ肉抜きされているので瞬接パテで埋めました。


表側のモールドを切り取り。


表面を整えて、サフを吹いて下地処理。


ガラベン仮付け。
いい感じです。


形状も屋根のRにピッタリ。


黒に近いダークグレー(タミヤラッカーラバーブラック+ガイアつや消しパウダー)で塗装。


こんな感じに出来上がりました。

Posted at 2025/03/16 22:56:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | Nゲージ | 趣味
2025年03月08日 イイね!

Nゲージ 快速「ちどり」製作②

Nゲージ 快速「ちどり」製作②引続きオロハ30の製作です。
屋根パーツの加工と内外装を仕上げて行きます。


天井パーツの加工。
戦前の客車は明かり取りのための小窓が設置されており、形状からダブルルーフと呼ばれています。
戦時中の灯火管制で窓が埋められ、戦後もそのままだったと思われますが、模型的な面白さを優先し窓を設けることにしました。
側面の窓割が変わった関係で半ガラ(半分のガーランドベンチレーターの略)の位置も違っているので、どちらにしても加工が必要。


内側を切除しました。


切削時、プラのたわみでラインがガタガタになったので、真鍮線を接着して基準を作り、パテ盛り整形しました。


何とか修正できました。


屋根を付けてみます。
切り取ってしまった部分をどうやって再現しようか…。


小窓の部分はスケールが小さすぎて、プラ板を切り出すとか不可能なので、カッティングプロッターで窓の形にシートを切り抜きました。


塗装し、2ミリ角にカットしたアクリルに貼り付けます。
これを屋根パーツの内側からはめ込みます。
アクリルでガラス表現をするとともに、室内灯の導光板としての役目も果たします。


屋根塗装。
当時はキャンバス屋根にコールタールと砂を混ぜたものを塗っていたとか聞いたことがあるので、ガイアのプレミアムマットパウダーを混ぜてザラザラ感を出します。


半ガラ。
資料にした写真を見ると屋根と同じく黒っぽく見えるのですが、模型的には灰色の方がアクセントになって良いかなと思いニュートラルグレーで塗装。


屋根が完成しました。
上は加工前。


外板の塗装。
この時代はぶどう色1号に青1号帯の組み合わせのため、ボディ全体をガイアノーツの鉄道カラーぶどう色1号で塗装。


小スケールのため青帯塗装はマスキングだと絶対上手く行かないので、細切りしたクリアデカールに塗装して転写します。
下地にタミヤのメタルプライマーを吹いておくと塗装のひび割れ防止になります。


青帯を貼りました。
半室二等車なので、帯は車体の途中までです。
ちなみに矢印の箇所が接合部分です。ほぼわからないですね。


等級標や車番は市販のインレタを使用しました。
所属や車番は資料がないので、加工せずインレタの文字そのままです。
なので所属が盛モカになっています(^^; 実際は広ヒロだったのか米ヨナだったのか?


半ツヤクリアを吹いて保護。


室内の塗装。


プラ板で仕切りを作りました。
奥側が二等室、手前が三等室です。
真ん中の部分がトイレになるので、窓部分は擦りガラス風のシートをはめておきました。
室内灯ユニットも取り付け。


三等室の背もたれはただの板ですね。当時の長時間移動は大変だったと思います。


アクリルを切り出して導光板を自作しました。


屋根を被せて完成です(^o^)


室内灯点灯。なかなか良い雰囲気です(^o^)
モニター屋根の小窓も光るので、どうやって作ったのかと聞かれたりしますね。


製作途中、探していたコンバージョンキットが手に入ってしまいました。
残ったパーツを組み合わせれば1両作れますが、今のところ増車予定もないので、このままお蔵入りかな。


Posted at 2025/03/09 00:57:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | Nゲージ | 趣味
2025年03月08日 イイね!

Nゲージ 快速「ちどり」製作①

Nゲージ 快速「ちどり」製作①鉄道イベントで使用するため、かつて陰陽連絡で活躍した快速「ちどり」をNゲージで再現しようということで着手。1年前に完成させたものです。
「ちどり」については気動車時代の車両(キハ55系、58系)は同形式の完成品が入手できるものの、初期の蒸気時代のものは完成品がないことから、同形式や近い形式の車両を改造して再現しました。

まず資料集めですが、ネット等を検索しても蒸気時代の写真は皆無。
鉄オタでもないので過去からの資料の蓄積もなし(モータースポーツ関連なら山ほどあるのですが)。
可能な範囲で入手したもののうち、役立ったのがこの2冊。

文献や写真から確認できた当時の客車の編成は
 ①オハフ30+オロハ30+オハニ30
 ②オハフ33+オロハ30+オハ35
 ③スハ43+オロハ30+オハフ61←推定・自信なし
①は開始当初の昭和28年頃の編成なのか確認できる写真は入手できず。
②③は写真有り。特に②は前後の写真有り。
②のオハ35系客車、③のスハ43系オハ61系客車は市販品有り(KATO/TOMIX)。
完璧再現を目指すなら②が良さそうです。

編成の中間車=2等3等合造車であるオロハ30は市販品がないためセミスクラッチする必要があることが分かりました。
作成方法は主に2通り
 ①KATO製オロ31に真鍮製コンバージョンキットを組み込む。
 ②KATO製オロ31とオハニ30をニコイチで作成する。
当初①の方法で行こうとコンバージョンキットを根気よく探したのですが、各社生産終了からかなりの時間が経っており入手できず、やむ無く②の方法を取ることにしました。
②については昔から確立された方法があるようで、ネットにある先人の記事を参考にしました。


ふる~い関水金属表記時代の車両。フリマサイトで入手。


種車のオロ31(上)とオハニ30(下)。


昔のNゲージ車両は基本的に分解できない構造になっており、この車両はどうしても分解時にガラスパーツが破損してしまいます。この後、破片を集めて接合しておきました。


2両とも分解。
ボディーと座席部分は一体成型です。


四角で囲った部分を切り出し、オハニ30のボディに移植します。


カットにはタミヤのエッチングソーを使いました。


まあまあ上手く切り出せました。


側板を接合します。
継ぎ目が目立たないように気を配りました。


一旦サフを吹いて様子をみます。
なかなか良い雰囲気です。
このあと接合面にペーパーを掛けたりして、切り継ぎ跡ができるだけわからないように加工しました。


床下の加工です。
室内灯を入れたいので集電ターミナルの組み込み作業を行います。
台車を集電シューのある現代のものに交換します。


このようなジグを作りました。
丸プラ棒を支点にして左右に動きます。


台車取付穴の中心から弧を描くようにエンドミルで穿孔します。


このように加工しました。


ひっくり返して、補強リブの部分の根本に切り込みを入れて隙間を作ります。


切り込みの隙間に集電板を差し込みました。


ボディから室内パーツを切り出します。


必要な部分を切り取ってはめてみました。
左半分が三等室、右半分が二等室になります。


そのままではプラの厚みでシート位置が高くなってしまので、フライスで薄々に削りました。


集電金具を室内側に入れるため、穴を開けました。


床下と合体させると、ターミナルが室内側に出てきます。


ボディ側面にサボ受けのモールドが無いため、エッチングパーツを貼り付けディテールを追加しました。

長くなったので一旦終わります。

Posted at 2025/03/08 20:53:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | Nゲージ | 趣味
2025年02月15日 イイね!

Nゲージ 奥出雲おろち号 依頼製作

Nゲージ 奥出雲おろち号 依頼製作久しぶりのブログ投稿。
元々というか今も「鉄」ではないのですが、模型好きの流れで最近は鉄道模型のNゲージにはまっています。
作る楽しみ、集める楽しみ、走らせる楽しみ…ということで、趣味の要素が詰まったカテゴリーですね。

以前Blogにあげた「奥出雲おろち号」ですが、鉄道イベントやレンタルレイアウトに持ち込むと「あのネットにあげておられるおろち号ですか?」と声を掛けられたりします。

Nゲージの世界はKATOやTOMIXといったメーカーが完成度の高い製品を多数リリースしており、完成品を購入するのが主流なため、昔のように車両を自作する人やキットを買って作成するという人は少なくなっているようです。
なので、この界隈では、キットを綺麗に塗装し完成まで持ち込める人は少ない感じがしています。
プラモデルの世界では超絶技巧を持つモデラーさんが多数いらっしゃるのですが(^^;

そんな中、ガレージキットの奥出雲おろち号製作依頼があり、熱意に押され、引き受けることにしました。


製作開始!
接合はハンダにて行います。
慣れが必要ですが、接着剤による結合とは強度が全然違います。








順調に進んでいたものの…。


9割方完成したところで悲劇発生!!
作業中、不注意で落下させてしまい、左前部が潰れてしまいました(*o*)
ロストワックス製のフロントパネルも変形したため修正は厳しい(T^T)
詰んだ…。


ダメ元で製造販売元の音羽工房さんに問い合わせしてみたら、パーツを分売していただけました!
精神的ダメージは大きいですが、依頼を受けている以上やり通さなくてはなりません(>_<)


パーツ移植のためハンダごてを当てて接合を解きます。
入念に塗装したボディがドロドロに(泣)
でも歪みのない新品パーツで再生できて良かった(^^;


何とか気持ちを立て直し、前回以上の完成度を目指します。


あともう少し…。


電飾も組み込みましたよ。


出来た!!
でも、まだ終わりません…。


機関車の塗装が残っています……。


そんなこんなでDE10 1161号機完成(^o^)


長かった………。










自分の車両(奥)と並べてみました。
ぱっと見瓜二つ。見分けがつかない(^^;

依頼者さんに納品。
長らくお待たせしてしまい申し訳なかったですが、喜んでいただけました(^o^)



出雲坂根駅スイッチバックジオラマで奥出雲おろち号2編成で遊んでみました(^^)
実車は残念ながら昨年末解体されてしまいましたが、模型の方で末永く楽しんでもらえればと思います。

Posted at 2025/02/15 20:00:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | Nゲージ | 趣味
2023年11月04日 イイね!

Nゲージ 奥出雲おろち号 製作⑧

Nゲージ 奥出雲おろち号 製作⑧いよいよ今月23日で引退の奥出雲おろち号。3月に作成したNゲージおろち号は、その後木次線関連イベントでの展示運転で活躍しています。
このシリーズ、①~⑦まで投稿し完結していましたが、それなりにアクセスもあるようなので、その後の改良状況についての報告です。


4月に間に合わなかった機関車DE10は6月に製作しました。
真夏の1ヵ月間、こちらイベントでフルに働いて貰いました。
鉄道好きの芸能関係のタレントさんもお越しになられたようです。


東京には新規作成のDE10を主力機、最初に作成したのを予備機として送り、2両体制で車両不調や故障発生に備えました。
私は1日だけでしたが上京して運行のお手伝いをしました。


車両が戻ってきて、少し改修しました。
まず不細工なアーノルドカプラーを何とかしたいということで、Re-Color製ソケットとKATOナックルカプラーの組み合わせに変更。これでTOMIX製機関車とKATO製客車が連結できます。


客車側もナックルカプラーに変更。


次に狭すぎる客車間の連結。カーブで幌パーツ同士が干渉し脱線頻発。片側の幌パーツを外して走らせていました。
少し間隔を広げたいのですが、KATOの密自連カプラーは同社の他のカプラーとも互換性がないためどうしたものか。


識者に相談したところ、ホビーセンターカトーが販売しているキハ58系カプラーセットなるものが使える筈との情報をいただきました。


買ってみたところ、確かに台座の形状は一致しているものの、突起が邪魔してそのままでは装着できないことが判明。


突起部分の逃げを作れば装着できそうなので、当たる部分をケガいて…。


エンドミルで加工。


無事装着できましたが、今度は間隔が広がり過ぎになってしまいました。


そこで長さの短いEF66前期形ナックルカプラーに変更。


良さそうです。


カプラー交換前と交換後。
機関車と客車の広すぎる間隔が改善されました。
客車とトロッコ車の間隔は少し広がったため、シルバー部分のラインの繋がりに段ができてしまいました(泣)。ここは元に戻すかもしれません。


続いて屋根部分。
実車のタネ車となったスハフ12の0番台は、空調機器ユニット間に補強のリブがあるのですが、それを再現していませんでした。
補強板はボナファイデプロダクトというところからエッチングパーツで発売がありましたが、現在は入手難で、メーカーにも直接問い合わせましたが在庫無しとのことでした。


こちらはTOMIX製のスハフ12。急行だいせんのセットに入っている車両=おろち号の改造前の姿。
再現方法はいろいろあるかと思いますが、今回は寸法等TOMIXを参考にしました。


カッティングシートを使用。
カッティングプロッタで2.5×13.5mmの短冊を切り出し、タミヤメタルプライマー→ガイア鉄道カラーねずみ色1号で塗装したものを作成。
テープで位置決めしズレないように貼っていく。2枚重ねて貼り、高さを出しました。


元からモールドがあったかの如く違和感なく仕上がりました。


という訳で現在の仕様。


トロッコ車側から。推進運転時。


カプラー交換後の走行テスト。
まったく問題なし。というか、むしろ連結の信頼性が上がりました。

おろち号は先日kitcheNの金属製キットを購入したので、もう1編成作ろうと思っています。
ただ完成する頃には、おろち号の運行が既に終わっているということで何とも切ないです。
Posted at 2023/11/04 22:38:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | Nゲージ | 趣味

プロフィール

「何と、立て続けに…
https://www.tamiya.com/japan/pressrelease/20250823/index.html
何シテル?   08/23 22:42
春から秋はクルマいじりとドライブ、冬場はプラモを作って過ごしています。 自己流ですが車両のメンテナンスはできるだけ自分で行うようにしています。 乗用車に限ら...
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