• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

シロ柴のブログ一覧

2021年10月17日 イイね!

サイクロン集塵機の製作

サイクロン集塵機の製作最近、木工をやることが多くなったのですが、木屑を吸うと集塵機(掃除機)が木粉で汚れるという問題が発生します。
同じ集塵機を車の掃除にも使っているので、粉がシートについたりすると掃除しているのだか汚しているのだかわからなくなります。


リョービの集塵機を使っているのですが、このようにフィルターがすぐ汚れてしまいます。
その対策として、ペール缶を利用したサイクロン集塵機をみなさん自作されているようなので、真似して作ってみました。


ネットを検索すると自作用のパーツが販売されています。
このパーツをペール缶と組み合わせて作製する方法と、ペール缶に直接ホースを差し込んで作製する方法と大きく分けて2パターンあるようです。
コンパクトに作りたいので、後者の方法を選択しました。


普段、エンジンオイルを20Lペール缶単位で購入するので、空いた缶のストックが常に何個かあります。


吸引ホースは洗濯機用を利用する人が多いようですが、隙間用アタッチメントとか使えた方が便利ですし、蛇腹内の凹凸による吸入抵抗も無視できないので、E-Value(藤原産業)の集塵機の別売りパーツを買いました。


上蓋はホームセンターとかで売っているロックが着いたタイプは、縁の高さが低く掛かりが浅いので、空気が漏れるようです。


そこで手持ちのアストロの旧ペール缶クッションの蓋を流用することにしました。
これだと縁の高さがあるので、密閉もしっかりしています。


ただの上の商品はモデルチェンジにより現在は販売されていません。
今はこの形状のものに変更されています。


缶の中の筒状のセパレーター(?)みたいな部分は、廃品利用でEP3シビックのエアクリーナーエレメントを使います。
これだと下からだけでなく側面からも吸引するので、吸引力アップに加え、フィルター部分でパウダー状のホコリを除去し、集塵機側へのクリーンなエア吸入が期待できます。


部品が大体揃いましたので、製作に移ります。
まずペール缶の側面に穴を開けホースを挿すのですが、ホースを缶の壁面に沿わせ、且つ穴も空気が漏れないよう最小限とする形状を割り出す必要があります。
私は文系人間なので、製図とかまったくわからないのですが、見よう見まねで板金板取展開図を描いてみました。
描いている途中で訳が分からなくなり、結局成り行きで形状を決めました。図の作成方法はおそらく間違っているので、参考にしないで下さい(^^;

後日、会社の部下(入社3年目の半理系女子)に見せたところ、「幾何学ですね(笑) 学生の頃ハートの形の算式を割り出したりして遊んでました。これくらいなら簡単に描けますよ♡」と事もなげに言われてしまいました(^^ゞ


成り行きで決定した形状を缶に写し取って、ドリルで開けた穴を繋げて開口します。


形状はほぼ正解だったようで、ホースを挿してみると最小限の隙間でぴったりと缶に沿わせることができました。


蛇腹の谷の部分に隙間が出来ますので、エアコン用のパテで塞ぎました。
ホースは塩ビ水道管用のU字金具で固定。


集塵機との接続アタッチメントは水道管のパイプを使用。
不要な部分をカット。
ネジ式になっているので上蓋の裏表でしっかり固定できます。


蓋の中心に穴を開け、補強と密閉のためベニヤ板を挟んで締め込み。


中子はビス止めではなく、ネオジム磁石により固定。
フィルターの芯が鋼鉄なのでビスが立たないのと取り外して洗浄できるようにと考えました。


このように合体させます。


最後に取り回しを良くするため、キャスターを取り付けました。


各部品を組み合わせて完成(^^)
製作時間は1日半でした。


このように接続します。
ペール缶のトラップにより、ゴミやホコリが集塵機本体に行かないようにする構造ですね。


まず車の掃除に使ってみました。
入念に精度を出した(つもり)なので、吸引力はまったく問題ありません。シートの奥のゴミホコリもガンガン吸入してくれます。成功のようです。


次に丸ノコに溜まっているパウダー状の木粉を吸ってみました。集塵機本体側にどのくらい粉が回るか見るためです。
先人のレポートによると、大部分のゴミは遠心分離で取り除けるものの、パウダー状の埃については全部は取り除けないとのこと。


結果です。集塵機本体側にゴミはまったく回っていませんでした。
集塵機の容器内を水拭きして確認してみたところ、パウダー状の埃は極僅かというかまったくと言って良いほど付きませんでした。


エアクリフィルター側を見てみると、しっかり捉えてくれていました。
丸穴の部分もフィルター化すれば、粉状の埃も完全にシャットアウトできそうです。

という訳で、思ったより性能の良いものが出来ました。
廃品や手持ちの部品を使ったため、今回新たに購入したのはホースと水道パイプくらいなもので、合計2,000円くらいで作成することが出来ました。

Posted at 2021/10/17 20:00:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 工作 | 趣味

プロフィール

「ガソリンの暫定税率廃止が決まりそうですね。数か月ぶりにBRZ給油。満タン法で11.7km/l。過去の車の大雑把な記憶ではDC2インテが11km/l、S2000が10km/l、EP3シビックRが12km/lって感じでした。ZC33Sスイスポは16km/l(^^)」
何シテル?   08/02 11:45
春から秋はクルマいじりとドライブ、冬場はプラモを作って過ごしています。 自己流ですが車両のメンテナンスはできるだけ自分で行うようにしています。 乗用車に限ら...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2021/10 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

スバル BRZ スバル BRZ
<'12年 スバルBRZ> 長年ホンダ車を乗り継いできましたが、適当なスポーツモデルが消 ...
ホンダ シビックタイプR ホンダ シビックタイプR
<'02年 シビック・タイプR(EP3)> ホンダオブザユーケー。 元々の完成度が高いの ...
ホンダ インテグラタイプR ホンダ インテグラタイプR
<'98年 インテグラ・タイプR(98spec)> H12年2月~H25年3月まで足掛け ...
ホンダ S2000 ホンダ S2000
<'00年 S2000(AP1)> 250PS/8,300rpmの圧倒的な動力性能を期待 ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation