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シロ柴のブログ一覧

2022年09月18日 イイね!

タミヤ・スーパーショット

タミヤ・スーパーショット1980年代後半、レーサーミニ四駆ブレーク前夜、全国の子供たちの間では電動RCバギーブームが起こっていました。
新製品が出るたびに性能が上がっていく時代で、後からRCを始めた人の方が良いマシンを手に入れることができました。
自分は周りより少し早く始めたため、スーパードラゴン(ホーネット)では相対的に戦闘力が見劣りすることになってしまいました。かと言って新しい車を簡単に買うこともできません。



当初ホットショットの廉価版かと思っていたブーメラン。軽量化とステアリング回りの改良により、高い戦闘力を発揮しました(タミヤ車限定での話)。

そんな時、運よくスーパーショット(ホットショットのフルチューンバージョン)を入手する機会が訪れました。
スーパーショットはホーネットの約3台分、定価29,800円もして、とても買える車ではなかったのですが、新聞の個人売買欄に8,000円で売りに出ているのを見つけたのです。

(左)元祖4WDレーシングバギー・ホットショット (右)OPパーツてんこ盛りのスーパーショット

ようやく戦闘力のある車を手に出来たと思ったのも束の間、到着したマシンはモーターが付いていなかったり、パーツ欠損で色々問題がある状態でした。何とか走行できる状態までパーツを揃えて走れるようにしました。



当時このマシンでレースに出て、優勝1回と3位1回を獲得しました。
決してバカっ速な車ではありませんでしたが、安定感があり、当時ありがちだったマシントラブルも皆無でよく走ってくれました。
クラッシュに強く、通常ならクラッシュ→足回り破損→リタイヤという場面でも、壊れることが無かったので助かりました。タミヤも最初の4駆バギーだったので堅牢な設計にしたのでしょう。その分重たかったですが(^^;

結局4年近くもメンテしながら走らせていました。
当初は同じ駆動系のブーメランやビックウィッグとは互角に戦えたものの、ヘビー級の重量と設計の古さから、サンダーショット系シャーシが出てしばらくすると後塵を拝すようになり、また当時中学生で新車購入資金も無かったことから、これをもってラジコン活動を休止してしまったのでした。



あれから30年以上経過。自分にとってのメモリアルマシンですが、ずっと放置状態だったのでレストアしたいと思います。



随分前に将来のレストアを見越してパーツを集めていました。
20年以上前に模型店めぐりで入手した当時物です。
これら部品を使えば新車同然に蘇るのですが、それではこの車の歴史が失われてしまうので、交換は破損部分を中心に最低限に留め、出来るだけオリジナルを残すかたちで作業します。



バラバラに分解して、各パーツを洗浄しました。



駆動系。かなりマイレージを重ねた車ですが、ギヤもほとんど減っておらず、使われている材質の良さを感じさせてくれます。



このプロペラシャフトはトルクリミッターという名称の社外品チューンアップパーツ。
パラノイア/レインボープロダクツから販売されていました。



内部にボールが仕込まれており、センターデフのような働きをします。
オンロード路面では有効なのかもしれませんが、ダートではトラクション不足を引き起こしたため、最終的にボールを抜いてリジットにしていました。



サンダーショットが出た'88年頃には早くも旧態化が目立つようになりました。
重量過多と駆動ロスのハンデを克服するため、当時最新のダイナテック01Rモーター&装着可能な最大歯数の17Tピニオンをセットして、最高速重視にしていました。
右は標準装備のテクニパワーモーター。現在はこちらに戻しています。



ドライバーフィギュアは中学生の自分の作業に敬意(?)を表して、塗り直しせずそのまま行きます。
蜘蛛の巣イメージの塗り分けの元ネタはイタリア人ドライバーのG.タルキーニ(知ってるかな?)。F-1ではマシンに恵まれずダメでしたが、その後ハコ車使いとしてホンダシビックなどで長く活躍しました。



変形、破損のサスアームとホイールハブ、片側アップライトを交換。
サスアームとハブは部品取り車から移植。アップライトは新品を投入。



機械式スピードコントローラーはデッドストック品を投入。



樹脂パーツはコンパウンドで磨き、小傷を取りました。



タイヤ&ホイールも交換。もちろん当時物。



コイルオーバーのスプリングはプログレッシブレートになっている手持ちの社外パーツに換装。YSPというところの製品。





シャーシの組み立て完了。ボディがなくても絵になるまとまりの良さ。カッコいいです。
さんざん使い倒したシャーシとは思えないくらい綺麗に仕上がりました。



ボディ塗り直し…。痛恨のミスを犯してしまいました。
シルバーが筆塗りなので、剥離して再塗装しようと秘伝のタレに漬けたところ、ステッカーが溶けてしまいました(T_T)
出来るだけ当時の状態を残したかったのに(泣)



しかも塗装は上手く剥がれず、結局別の方法で剥がしました。代償は大きかった(T_T)



ステッカー。
左の再販モノは、スポンサーステッカーが変わっていたり、大人の事情で車名自体もスーパーホットショットに変わっていたりで、オリジナルにこだわる方面としては、安易に妥協したくない(右の当時物ステッカーはスペアボディセットのものなので使用する訳にはいかないのです)。



とりあえず当時物の中古ボディが入手できたので、暫定的に被せておくことにします。
ステッカーはこれから気長に探すこととします。その際は今回塗装剥離したボディでばっちり仕上げたいと思います。





レストア進捗90%、暫定ボディ仕様といったところ。
ステッカーを何とか入手して、ボディを塗り直す予定ですが、いつになることやら…。

Posted at 2022/09/18 00:21:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | └ スーパーショット | 趣味
2022年09月10日 イイね!

タミヤ・スーパードラゴン

タミヤ・スーパードラゴン小学館コロコロコミックで1980年代に連載されていたラジコンボーイという漫画。
主人公の車轟が愛車のワイルドウイリスで次々に登場する強力なライバルを相手に天才的な操縦で勝ち進んでいくという内容で、毎月楽しみに読んでいました。

そして小学2年の時だったか、ついに本物のワイルドウイリスを目撃することになります。
ある日のこと、ワイルドウイリスが家の前を走っているではありませんか。操縦していたのは、向かいのアパートに住んでいる左官工のお兄さんでした。
走る姿に見惚れていると、真剣な眼差しが伝わったのか、優しいお兄さんは私にプロポを手渡して操縦をさせてくれました。
初めてのタミヤのRCカーは、想像を絶するパワーで異次元の世界。自分のニッコーセミデラコンとは天と地ほどの差でした。

初めて見た実物のワイルドウイリスはボディが無塗装で、こんな感じの雰囲気でした。



その後、漫画ラジコンボーイは話数が進み、竜の頭をモチーフにしたオリジナルマシンが登場します。
スーパードラゴンと名付けられたそのマシンは、ホーネット交換用ボディとしてコロコロ誌上限定で通信販売されることになりました。
当時ラジコンなんて買ってもらえそうもなかったので、せめてボディだけでも入手して気を紛らわそうということで、コロコロ編集部だったかタミヤだったのか忘れましたが、郵便局からお金を送ってしばらくしてから届いたのがこのボディでした。



スーパードラゴンのボディは、1989年にスペアボディセットとしてSP.364のパーツナンバーが振られ販売されましたが、私のは1986年の初版なので、箱にはコロコロコミックオリジナルとあり、スペアパーツNOも価格の表示もありません。
何年か前にスーパーストームドラゴンと名前を変えて発売されました。大人の事情でスーパードラゴンの名称は使えなかったようです。



現在のボディの姿(^^;
当初は白一色に付属のステッカーを貼った白青のノーマルカラーでした。
その後、走らせているうちに転倒などでステッカーが痛んできたので、何を血迷ったかステッカーを剥がして裾の部分を表から赤色のスプレーで塗ってしまったのでした。ただ、きちんとマスキングして塗り分けたので、小学生の仕事にしては仕上がりは良かったと記憶しています。
10年くらい前に塗装をすべて剥がして塗り直していますが、塗り分けはまったく同じにしました。



その後ホーネットを買ってもらった経緯は前回のブログに書いた通りです。
当時、土曜日の授業が終わると、午後から同級生4~5人が各自の愛車を持ち寄って広場で走らせて遊んでいました。
タイヤを大口径ロープロファイルのワイルドワン用に変更したり、ボールベアリングを入れたりして多少なりとも性能アップを目指しました。



しかし、ある日ふとあることに気付きました。
友人のファルコンやブーメランはギャップをしなやかにクリアするのに対し、私のスーパードラゴンはお尻をピョコピョコ、樹脂パーツ同士ガチャガチャ音をたてながら走るのです。
見れば一目瞭然で、他車は4輪独立懸架で大容量のオイルダンパーが装備されているのに対し、コストダウンに主眼をおいたホーネットシャーシは、リヤサスがリジットだったりで足回りが絶望的にショボいのです。

無知でした。完全に車種選定に失敗したと思いました。
私がホーネットを入手した時点で、既にホットショットやフォックスやファルコンなど新世代のマシンが発売されていました。当時はメーカー各社の開発の勢いが素晴らしく、新製品が出るたびに性能向上していった時代でした。
先にスーパードラゴンのボディを買ってしまったがゆえに、皮肉なことに選択肢がホーネットに限定されてしまったのです。



それでも唯一の慰めは、直線だけは異様に速いという(笑) 要因としては軽量シャーシと大口径タイヤ、空気抵抗の少ないスーパードラゴンのボディとナロートレッド、あとギヤ比の関係が考えられました。
新品のチューンアップモーターも買えなかったので、お古でもらったABCホビーのM&Y480Rを載せていました。名称の通り8分レース用のオンロードモーターですが、そこそこ高性能だった気がします。



タミヤと小学館コラボの「RCライセンスブック」なる本。
小学生当時の自分が記入した愛車メモ。今見ると微笑ましい(*^^*)
購入日とか書いてあって、当時の情景が蘇ります。



現在ホーネットボディになっているシャーシにドラゴンボディを載せて走らせていました。
ほろ苦い経験も今ではいい思い出です。


Posted at 2022/09/10 08:47:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | └ スーパードラゴン | 趣味
2022年09月07日 イイね!

タミヤ・ホーネット

タミヤ・ホーネット自分が子供時代のキングオブホビーのひとつがラジコンカーでした。
無線操縦により遠隔で操作できる楽しさ、実際の車は所有できないけど実車のオーナーになった気分に浸れること、親にねだっても簡単には買ってもらえない価格…。
タミヤのRCカーを知ったのは小学館のコロコロコミックだったか。1983年頃からタミヤとのタイアップが始まり、それまでトイラジと呼ばれていたニッコーとかヨネザワの玩具レベルの製品しか知らなかった子供からすると、こんなリアルなラジコンが世の中に存在するのかと大いなるカルチャーショックを受けたものでした。


当時の人気車種だったマイティフロッグやワイルドウイリスが定価14,800円で、1万円を超えるようなおもちゃなんぞ絶対買ってもらえるはずもなく。
さらに調べてみると、プロポやバッテリーを別に買わなければならず、総額3万5千円くらいかかるらしいと聞いて、うちの経済状況からすると不可能と悟ったものでした。


そのうちタミヤRCカーグランプリというTV番組が始まり、毎週ビデオに録画して何度も見ていたり、グラスホッパーという廉価(7,400円)な車種が登場したりで敷居が低くなり始めた中、2年くらい我慢して根負けした親にようやく買ってもらったのがホーネットでした。


このゼッケン8の車は、その時買ってもらった車両そのもの。さんざん改造したあと放置されていたものを、大人になってからノーマル状態にレストアしました。
シャーシもボディも当時のものです。


奥の7号車は、何かの古いRCをヤフオクで買った時に一緒に付いて来た車。


こちらもボロボロだったのでレストアしました。


箱もとってあります。


当時はこのスーパードラゴンのボディを載せていました。
まずドラゴンボディを買ってもらい→ボディがあるなら車体も欲しいよね→車体があってもプロポがないと走らせられないよね…という流れで順番に買ってもらったんだったか。


RC装置は大がかりで、スピードコントロールは機械式3段変速。スロットルスティックでサーボを動かし、スイッチ板の接点をスライドさせる方式。低速は抵抗器を経由しモータへの電流を抑制するため、低速を使うと抵抗器がやけどするくらいに発熱。
受信機電源も単3電池4本を別に車体に載せる等、何とローテクな仕組みなのかと思ったもの。
ESCはまだ一般的でなく、当時はアンプと呼んでいたのですが、ようやくFETアンプが登場し性能が安定しだしたくらいの頃で、当然高価だったため高嶺の花でした。


7号車は初期モノのためタイロッドエンドの成型色が黒。8号車は1986年製で白。


中期よりレジスター(抵抗器)に金属の遮熱カバーが装着されるようになったため、ボディのカットが拡大されています。


オリジナルのモーターは失われているため、後年入手した高性能なテクニチューンを搭載。
当時は欲しくてもお金が無くて買えなかったですね。



Posted at 2022/09/07 20:56:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | └ ホーネット | 趣味
2022年08月20日 イイね!

スイスポ・スロコン装着

スイスポ・スロコン装着電スロのアクセルのツキの悪さが苦痛である。
最近のクルマはスポーツモデルを謳うGR86やGRヤリスですら、みんなこんな設定になっているらしい。
キャブ車から乗り始め、ワイヤー式で走り込んだ世代は、アクセルの踏み込み量とスロットル開度がリニアでないと気持ちが悪いのです。
運転していて困ることは、ブリッピング時に想定の回転数まで上昇しないため、走りがギクシャクすること。
こんなことで悩むのは、若い頃ヒール&トーを踏めるよう練習した40代以上の世代だけかもしれないけど…。



という訳で、少しでもドライバビリティの改善につながればということで、スロットルコントローラーを買ってみました。
信頼のPivot 3-drive。コントローラーが別体になった少しお高い3-drive PROの方にしました。



イメージのグラフのように、立ち上がりからのアクセル開度を種々変更できます。



取り付けは至って簡単で、アクセルベダルのカプラーに本機を割り込ませるだけ。



Myスイフトはセーフティパッケージ非装着車でスイッチパネル部分がガラ空きなので、ここのスペースにコントローラーを設置することにしました。



ダミースイッチを取り外して…、



プラ板を塗装したものでフタをして…、



コントローラーを両面テープで貼り付け。



アクセルペダルの配線を取り付け。



本体を設置。



配線を繋いで、パネルを戻し、初期設定をして完了。



設定モードは、E(ECOモード・5段階)、R(レスポンスモード・5段階)、P(パワーモード・7段階)の3種類。
スロットルのリニアな反応を求めているのでパワーモードまでは必要なし。
今のところレスポンスモードR3もしくはR4に設定しています。R4の方がブリッピング時の回転が合わせやすいですが、蹴り出しがえげつないことになります(電スロの呪縛から解放されたK14Cエンジン本来の実力ではあるのですが)。

スロコンの装着で、アクセル踏んでもリニアに吹け上がらないというイライラが改善されました。この製品が売れている理由がよくわかりました。



続いてPF03ホイールですが、センターキャップがシルバーのため全体的にのっぺりとした印象です。



メリハリを出すため黒に変更したいのですが、新品は1個3,000円(4個で12,000円!)もします。
某オクで探してみたら、PF07同梱の未使用品が5,000円で出てましたので購入しました。
エアバルブやステッカーも入っていますが、元のホイールはどうしたのでしょうか?





キャップを外すときは、裏から指で押さえたりしてはいけません。
このような”当てもの”を使うと均一に力がかかり、固定のツメなどの破損を防ぐことができます。





個人的にはこっちの方が足元が引き締まって見えて良いように感じるのですが。



当初は何も弄らない宣言をしていましたが、悪い癖で3,000㎞に満たない段階で色々変えてしまいました(^^;



一応、これでモディファイ終了…ということにします。


Posted at 2022/08/20 03:11:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | スイフト | クルマ
2022年08月12日 イイね!

ヌマジ交通ミュージアム・高橋徹展

ヌマジ交通ミュージアム・高橋徹展ヌマジ交通ミュージアム(広島市交通科学館)において、夭折の天才レーシングドライバー高橋徹選手のマーチ832が展示されているということで見に行って来ました。

高橋徹選手は広島県東広島市出身で、古くからのレースファンにとっては伝説として語り継がれている存在ですので、詳しい説明は不要でしょう。
個人的には、子供の頃の見た富士の最終コーナーで宙を舞う衝撃的な映像が記憶として残っています。
事故に巻き込まれ亡くなった観客が女性だったためか、当時センセーショナルな報じ方をされ、TVのワイドショーで事故の瞬間映像がスローモーションを交え何度も流されました。

大学の頃、東広島市に住んでいたので、徹選手の実家って何処だろうと常に頭の片隅にはありましたが、興味本位の詮索は失礼にあたると思い、それ以上の追求はしませんでした。

今年の春頃だったかレーシングオン誌でMCS-Vのカウルを被った中嶋悟車(ex.高橋徹車)のグラチャン(以下GC)マシンが誌面に載り、1983年鈴鹿BIG2&4で伝説を作ったマーチ832が現存していることを知りました。そのマシンが今回特別展示されるということで、矢も楯もたまらず広島に向かったという次第です。



前置きが長くなってしまいました。
BRZでは久々の遠出。広島市のヌマジ交通ミュージアムに着弾。
随分前にこちらの学芸員さんとお話ししたことがあるのですが、日本のモータースポーツ史にも造詣が深くていらっしゃって、過去にはコジマKE007やマキF101の復活展示などモタスポオタクにとっては垂涎の企画展を開催されています。



マーチ832のモノコック。
背後のレーシングスーツやヘルメット、ブルゾンは40年前のものとは思えないくらい綺麗な状態でした。ご遺族が大切に保管されていたことが伝わってきます。



1984年GCを戦った中嶋車のMCS-Vのカウル。
確か1984年のGCは星野が全戦優勝で、中嶋は全戦2位(過去のリザルトを調べるの面倒だったので記憶違いであればすみません)。
ヒーローズレーシングとしては、またしても打倒星野が果たせなかったシーズンということだったかな(但し全日本および鈴鹿F-2ではホンダパワーで中嶋が圧倒)。



高橋徹と中嶋悟の仕事場。
オタク的な視点で見ると、80年代前半の典型的なウイングカー構造で、F-1のウイリアムズFW-07Cを4/5サイズに縮小した感じ。モノコック上面は同じ年のスピリット201と異なりアルミハニカム材は使用されていない模様。
モノコック前面上部にMARCH832-8のプレートが残っており、間違いなく高橋車であることが確認できました。
ちなみに手元の資料によると1983年全日本F-2開幕戦時点のマーチ新型シャーシの割り当ては、清水正智832-5、内田審司832-6、松本恵二832-7、高橋徹832-8、高橋健二832-9、藤田直広832-11、星野一義832-13、E.エルグ832-14となっています。
現在はGC仕様に改造されていますが、今後、オリジナルのF-2の姿に戻す予定とのこと。GC化によりフロントセクションやその他多くのパーツが失われているので、復元は大変かと思いますが、是非UNI-PEXカラーの雄姿を見てみたい。



BMW M12/7ユニット。
'70~'80年代はF-2もGCも多くがBMW M12でした。
国内に大量に存在したM12エンジンですが、現在はほとんど残っていないとのことで、まともに回る個体は皆無なのでは?
この車両のエンジンはパーツもかなり残っているので、復活できそうですね。



展示全景。トロフィーやサイン色紙や写真など。
その中でも最期の瞬間に握っていたステアリングホイール、2時の方向が大きく歪んでおり、写真はあえて掲載しませんが、会場に行ける方は是非見ていただき何かを感じて欲しいです。



懐かしいマツダ・ファミリア。
何と徹選手の最後の愛車で、複数のオーナーを経て40年経った今も生き残っている奇跡!



このステッカーが廃車にならず生き残ることができた鍵だった模様。



本来はこちらがメイン企画。レストア完成となったマツダ737C。
由良さんのデザインなので、MCSグッピーと雰囲気が似ていますね。
30年くらい前、片山義美さんが現役を引退された直後くらいの時、テレビのクイズ番組にゲスト出演され、その番組内で炎上した車から命からがら脱出したという話をしておられましたが、その時燃えた車というのがこの737C・85号車だったようです。



787Bのル・マン優勝後に作られたと言われる787B(優勝車は永久保存で以後実戦投入されなかったため、もう1台レースカーを作った)。
マツダ787Bは人気なので、近年展示される787Bは757や767ベースのレプリカだったりするみたいですが、これはたぶん本物の787B。
ル・マン優勝後、レナウンチャージカラーを封印するとのことで、グリーンとオレンジの配色が逆になったんだったかな。
そのレナウンは昨年破綻しましたが、企業が消滅してもレーシングカーのカラーリングとして末永く語り継がれることを思うと、モータースポーツの力って偉大だなと思ってしまう。



会場で無料で配布されるパンフレット。
表紙を見ると一見地味な感じですが、内容はルマンの歴史、マツダのルマン挑戦史、737Cのレストア記録、787Bの解説、高橋徹の生涯と続き、全30頁、豊富なカラー写真と史実に沿った記述で、下手なモータースポーツ史よりよっぽど正確で、資料性の高い内容となっています。
これが入館料510円だけでもらえるとは、これだけでも行った価値があるというもの。
尚、印刷分の在庫が払底したら配布終了とのことです。


最後にオマケ

16年くらい前に出版された本。
驚異の新人・高橋徹。



映画「F-2グランプリ」のVHSと映画パンフ。



劇中では徹選手も少しだけ映っています。

Posted at 2022/08/12 23:31:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ関連 | クルマ

プロフィール

「ガソリンの暫定税率廃止が決まりそうですね。数か月ぶりにBRZ給油。満タン法で11.7km/l。過去の車の大雑把な記憶ではDC2インテが11km/l、S2000が10km/l、EP3シビックRが12km/lって感じでした。ZC33Sスイスポは16km/l(^^)」
何シテル?   08/02 11:45
春から秋はクルマいじりとドライブ、冬場はプラモを作って過ごしています。 自己流ですが車両のメンテナンスはできるだけ自分で行うようにしています。 乗用車に限ら...
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