3SーFE、大いに悟る
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ジュ「おお、ロミオ!・・・ちょっと!貴方ここでも長さが足りないのね!(セリカちゃんの嫁入り修行・60時限目参照)」
彦星「?おめさん、どこのモンだ?ここはダイレクトに繋いじゃいけねぇだよ。ゴムで繋がにゃあ」
ジュ「ゴ、ゴム!?・・・あ、ホ、ホースの事ね!?ゴムホースで、振動をいなすのよね!?し、知ってるわ!貴方もなかなか物知りじゃない!わたくしとお話しして差し上げてもよろしくてよ?」
2
ロ「最近、ジュリエットが手厳しいんです・・・本当はここ、ヒーターバルブと別に、バイパス経路としてウォーターポンプに戻さなきゃならないのに・・・」
織姫「あら〜大変ね〜、じゃあ〜、途中でT型ジョイントで取り出し、ウォーターポンプに戻してみたら〜?」
ロ「おお!素敵な提案ですね!・・・あ、でも残念ながら、ここのゴムホース、エンジンの振動をいなすためにも、ある程度長さが必要なんです」
織姫「そうね〜・・・現状でもあまり長くないものね、そこに金属のジョイントなんて入れたら、振動を逃がしきれなくなるわね~」
ロ「!・・・そう、そうなんだ!せめて、もっと角度があれば逃がしやすいのだけれど・・・貴女はよくご理解なさってますね!ああ、ジュリエットにも、もっと想像してもらえたなら・・・」
織姫「うふ〜、よく見たらイ・ケ・メ・ン❤私に乗り替えてみる〜?」
3
God「浮気はオシオキだべ〜〜〜!!」
「「「「ひえ〜!離されたぁ~!」」」」
「ナシテオラマデ?」
こうして神様は、作り直しをお命じなされたそうな〜
4
やはりこのウォーターアウトレット自体を完全体にしたい(今の経験をもって作り直した方が、賢明なのですけどねぇ)!
ヒーターバルブ行きと、ウォーターポンプ行きバイパスと、2経路作ります。
・・・いや、厳密には、2経路作ってはいたのですが、片方は16mmニップル(3/8PT)でヒーターバルブ行き、もう片方は9mmニップル(1/8PT)でウォーターポンプ行き・・・
9mmでは不足(純正は、両者16mm)と踏み、なるべく拡大します。
『なるべく』と言わざるを得ないのは・・・
作ったレイアウト上、両者3/8PTニップルでの16mmは、ボルト穴に架かって(貫通して)しまう恐れがあるため、安全策を採って見送ります。
そこで『なるべく』拡大・・・1/4PTニップルで、16mmという物がありました!
ただし、16mmとは言うものの、何せ1/4PT(ネジ径12mm弱)、ネジ部の厚みをギリギリまで詰めたとしても、実質内径は10mmくらいです。
ホース接続側を厚くして、内径16mmホースが使える“だけ”です。
まあ、1/8PT(ネジ径9mm弱)よりは、ずいぶんとマシでしょう・・・
5
所詮は“若干の拡大”に過ぎません。
1/8PTネジ穴を、1/4PTネジ“下穴”に拡大します。
その際、すぐ上には既に3/8PTネジ穴が開いていますので、干渉しないよう、なるべく・・・というより、完全に下側に向かってのみ、拡大します。
タップの掛かり具合を確認しながら(タップを掛けるとなると、ネジを切る分で、僅かに上側も削ることになります)、本体のボルト穴との貫通にも留意しながら(もしかすると、3/8PTタップでもイケたかも?)拡大します。
下穴径を確保できたところで、タップを掛けます。
そして、斜めになります・・・あるよね〜
6
ニップル2連装、無事嵌まりました。
ホース、無事嵌まり
ホース、無事嵌
ホース、無
7
何か良い手は無ぇのかよ・・・
ホースが並ばなければいいんだ!
そこで・・・
私の目線も
私の人生も
ホースニップルも
下向き
8
前を向いて歩いたこと無いよ
どんな日々が待っているのだろう
ニップルのホース嵌めしろが長いので、ホースバンドが架かる分だけ残して、短縮します。
出口の内径、バリ取りも兼ねてステップドリルで僅かに拡大するという無駄な抵抗カワイイネェ!
9
Q.5ページ、掛けたタップはどうなっていましたか?
A.斜めになっていました
Q.そこにエルボーを嵌めると、角度はどうなりますか?
A.私の目線も
私の人生も
ホースニップルも
内向き
内向きになると、より一層ホースの取り回しが難しくなります。
そこで・・・
やや延長エルボーを見つけました。これでオフセットさせます。
僅かに延長・真鍮エルボーと、やや延長・ステンレスエルボーの2種類、どちらを使おうか・・・
やはり、僅かでは足りない、やや延長ステンレスエルボーをチョイスしました。
・・・が、さすがC国製(ステンレスなのに500円弱!)、穴の芯がズレてる!
10
本体も、やや細目か・・・
内径10mm確保・・・は、難しいかな。
さりとて、芯のズレといい、穴径の物足りなさといい、捨て置けぬ由々しき事態なり!
ステンレス、覚悟ぉー(リュータービットの方が、覚悟を問われる)!
11
当家の家老、百戦錬磨の猛将リューター、全身全霊、獅子奮迅の大暴れ!
電光石火の回転数にて一心不乱、芭里破理削ってくれました夜露死苦。
結果、8ミリ径のアルミ棒が、エルボーの角まで、スコスコ入るようになりました、たぶん、内径8.5ミリくらいにはなったかな?
集めたステンレス切削粉、何かに使えないかな?
例えば、塗料に混ぜてブラシで吹くとか。
・・・
ネタになりそうもないな、捨てます。
【今週の負傷】
Ya・ke・do♪
摩擦熱、スッゴイの❤
12
内壁を砥石やペーパーで整えて、GOサインとします。
13
現段階で最終形態、いよいよ装着します・・・!
装着自体に、今さら特別な感情は湧きませんが、ウォーターアウトレット2系統、上手く回ってくれよ・・・!
14
そして、ここからが本題。
ウォーターポンプまで繋ぐパイプを装着します。
まずは、(コンフォート)3SーFE純正を観察、そして、そのバイパスパイプが通る周辺を見てみましょう。
2本のパイプは、(ウォーターポンプ裏から見て)最初縦に2本並んでいますが、始めの段階で早々に上側に、横並びになります。
何でこんな形にした?
このエンジンブロック、途中がボッコリ膨らんでいます(何だろう・・・年式や仕様によっては、ブローバイ取り出しの土台か、3SーGTEタービンのオイル戻しか何かか?)。
それを避けるため、なかなか無理矢理なレイアウトになっているようです。
そして後方、(サーモスタットが開いてない段階で)冷却水を引き込むバイパス経路、ブロック反対側に向かう細いパイプは、インマニのスロットルに入る物かと。
そして、上に大きく跳ね上がっているのが、ヒーターコア行きでしょう。
15
ウォーターポンプ裏の、バイパスパイプ接合部を、真上に引っ張って・・・見える場所でシミュレートしてみると、やはりパイプの後方は、ボディーに当たります。
それだけ、エンジンを後方に追いやった、という勲章です?
16
先ずは、不要経路の除去から。
スロットルに冷却水を回すつもりはないので、細いパイプは切除、しっかり潰して溶接止めとしましょう。
17
さらに、曲がりパイプの修正を・・・失敗!
む、失敗かぁ・・・
2本のパイプが、接近し過ぎていて、ホースすらも嵌められそうにない・・・
えーい、切ってしまえ!
18
接近し過ぎているパイプの引き離し・・・失敗!
む、失敗かぁ・・・
えーい、切ってしまえ!
―紆余曲折
紆余曲折
紆余曲折―
土台だけになっちゃった(´Д`;)
19
それで、ぼく、もう、思ったんです。
20
『なるべく少加工』なんて、足枷にしかならないって。
21
切り刻んで、戻せなくなっても、同じような物を用意すれば良いって。
22
むしろ、それで“寄せ”ればいいじゃんって。
23
純正は、せいぜい残して『ベースだけ』で良いんだって。
24
他も純正じゃないなら、全て純正じゃなくても良いんだって。
25
これ、くっつければ、同じじゃんって。
だから、くっつけます。
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