第5回は、ラーメンのはなし。
僕の小さい頃、住んでいたのは札幌市。
ちょうど昭和40年代といえば、札幌ラーメンがブームになって、
サッポロといえば味噌ラーメンだった。
でも当時の僕にとって、ラーメンといえばそれは「即席ラーメン」の事で、普通のラーメンは『生ラーメン』と呼んでいたなw
小学校の頃に、友達のサカモト君の家に遊びに行って、外で遊んでたら腹が減ってきた。
サカモト君のうちは留守で、サカモト君がラーメンを作り始めたので台所でいっしょにやってた。
鍋で麺をゆでて、麺がほぐれたら粉末スープを入れて。
その次に、冷蔵庫から卵を出してきて、湯のみの中に卵を割りいれた。
そのまま箸でぐるぐるかき回して、ラーメンに流し込んだのである。
そう、かきタマゴのラーメン。
これがうまかったのを今でも覚えてる。
僕が小さい頃っていうと、日清カップヌードルが発売になった頃だが、とにかくカップラーメンなんて食べたのはぜんぜん記憶に無くて、ラーメンといえば袋のラーメンだった。
はっきり覚えてないけど、北海道だから東洋水産のシェアが多かったはず。
きっとマルちゃんの塩ラーメンとか食べていたんだと思う。

昔のラーメンは、スープの小袋とかに「切り口」が無くて、苦労した。
子供は歯で噛み切っていたね(爆)
いまどきはマジックカットで「どこからでも開けられます」なんてなってて、親切だね。
そういえばむかし、「明星のちびろく」っていうラーメンがあったなぁ。
今で言うなら駄菓子屋の
東京拉麺みたいなミニサイズのラーメンが6個入って売ってた。
「ぼくはちび1、ママはちび2、パパはちび3」と言う風に、ファミリーに向けたCMだったのを覚えているが、自分は家族揃って食べた覚えは無くて、フツーに食べたい量だけ食べてた気がするww
当時はコーラも500mlをファミリーサイズって言って、『3杯ついでも、まだ余る』っていうキャッチコピーだったな。
核家族が始まった頃なんだろうか。
高校生くらいになって、いろんなカップ麺も食べるようになって、マルちゃんなら
激めん&
やきそば弁当は定番商品だった。
日清U.F.O.はCMもガンガン流れてた(当然ピンクレディーw)けど、
ぺヤングはさっぱり知らんかった。
あの頃はお店で日清カップヌードルを買うと、透明なプラスチックのフォークが付いてきた気がする。
当時テレビで毎週見てた『スケバン刑事(初代)』では、途中に明星の「青春と言う名のラーメン」のCMが入って、斉藤由貴がすごく可愛くて(^^)
でも商品の記憶は無くて、名前だけ覚えてるよ。
大学生になって、一人暮らしを始めたころは、いつも貧乏で、即席ラーメンはよく食べてたね。
田舎の町外れにあった学生寮で暮らしてたから、学生生協(コープ)が買い物の中心だったけど。
よく買ったのは、マルちゃん
ダブルラーメンとか、
S&Bホンコンやきそば。
ホンコンやきそばは、僕の人生の中で、いちばん食べた麺類かもしれない(爆)
北海道と大分県の一部でしか売ってないらしいけど、僕にとっては焼きそば弁当よりも親密な麺類ですよ。
日清焼きそばは「粉末ソース」、
マルちゃんやきっぺは「液体ソース」、しかしこのホンコンやきそばは、ソースが添付されていないのです。
いわゆる
チキンラーメン方式で、麺に味が付いてるんですよ(^o^)/
この方式のやきそばって、ホンコンやきそばしか無いのでは??
即席のやきそば全般に言えるけど、スープが無いだけに作るのがけっこう難しくて、フライパンが調子の悪いヤツだと、フライパンにこびり付く量が多くなって、食べる量が無くなっちゃうんだよね(^o^;)
今はフッ素加工のフライパンが安く買えるので、いい時代です。
ホンコンやきそばといえば、一時期「辛いカレー」(Leeの何倍辛いってヤツ)が流行って世の中に辛いブームが来たとき(こういうのって周期的にあるよね)、ホンコンやきそばにも『大辛』ってのがあった。
当時から辛いのは得意じゃなかったけど、けっこう辛かった気がする。
ホンコンやきそばのフリカケが、青海苔とゴマなんだけど、アレになんかの細工がされていたような?
あまりハッキリ覚えていないのは、一回食べてもう買わなくなったんだろうね(^_^;)
大学のそばに、「なかよしラーメン」っていうお店があった。
ここのラーメンは学割が利いて、たしか350円くらいで食べれたような?
呑んで帰るときに、センパイにおごってもらったり。
食べると10円券とかくれて、次回使うと券のぶんだけ割引になる。
それも、一度に何枚使ってもいいから、10円券だけで支払ってもOKだった。
あの頃の北海道のラーメン屋さんは、メニューが
・ラーメン
・チャーシューメン
・コーンラーメン
などの様に書いてあって、それぞれに味が選べる。
「みそ味」 「しょうゆ味」 「しお味」だ。
そして、みそ味のところに小さい字で「みそ味はプラス50円」と書いてあるのがよくあるパターンだったね。
どこのお店も、自慢の味噌をブレンドして、看板メニューにしていたね。
でも、僕は塩味を注文するww
カウンターで待つあいだに作ってるのを見ると、麺をゆでながら中華なべで野菜(メインはもやし)を炒める。
炒めた野菜に、スープ鍋からお玉一杯分のスープを流し込んで火を止める。
スープは、どんぶりに色んな調味料をものすごいスピードで次々に入れてゆく。
調理台のいたるところに調味料が置いてあって、秘密のレシピにそって、小さじ一杯だったり、コショウみたいなの一振りだったり、レシピはマスターの頭の中にあるんだろうけど。
今思えば、ある程度は化学調味料だったんだろうな。
そこに、中華なべの中のスープを流し込んで、混ぜる。
湯きりした麺を入れて、中華なべの野菜を載せて、完成~♪
今はこんなラーメン屋さんも、見かけないよね。
北海道に行っても、こってり豚骨ベースが多いんだろうし。
スープは鍋に完成してるのがフツーだよね。
社会人になっても、一人暮らしの頃は実家からホンコンやきそばを取り寄せて食べてたね。
26cmのフライパンよりも、ちょっと大きい28cmのフライパンを使うと、2食分作るのが楽なんだよね(爆)
フリカケは忘れずにw。
そうそう、本州に引っ越してきて、はじめて『冷やし中華』を食べた。
北海道でも食べてたけど、名前は「
冷やしラーメン」だった。
北海道では、ラーメンの事を「中華そば」とか言わないので、冷やし中華っていう人は少ない。
「中華丼」は言うけどね。
自分でHPを作るようになったときに、ホントはラーメンをネタにしたかったんだけど、たいしたウンチクもなかったので書かなかった。
それがブログでネタにするようになったら、気がつけば
記事が700超え(^o^;)マーチより多い
たいした内容でなくても、続けるとこうなるんだね。
テレビに出演依頼とかもありましたが、うまくしゃべる自信もないので断っちゃった(笑)
今後もテケトーにラーメン記事をアップしますので、テケトーに見てやってください<(_ _)>
昭和40年代男(1)「ラジコンのはなし」
昭和40年代男(2)「キャンプのはなし」
昭和40年代男(3)「マイコンのはなし」
昭和40年代男(4)「乗り物のはなし(2輪編)」
昭和40年代男(5)「ラーメンのはなし」
昭和40年代男(6)「テレビのはなし」
昭和40年代男外伝?「自販機ラーメンのはなし」by赤カブさん
昭和40年代男(7)「カメラのはなし」
昭和40年代男(8)「雪のはなし」
過去の即席ラーメンは下記リンクからどうぞ。
即席ラーメンINDEX⇒
http://march.iinaa.net/sokuseki.htm
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