
一人うとうと微睡むうちに、はて夢か幻か
私はどこかのカフェへ招かれて行くと
そこは車好きの人たちが集まっていた。
とにかくここで聞いた事を書きとめよう。
イジ「こんにちは」
イフ「あーどうも」
イケ「お久しぶりです、最近どうですか?」
イジ「いろいろありますがぼちぼち」
イフ「早速ですが、ちょっといい話があるんですが」
イジ「おぉ?なんでしょう」
イフ「うちの店で新しい車買われませんか?」
イケ「あーススメますか」
イジ「なんでしょう?」
イフ「こういったRという車なんですが」
イジ「Rですか、いいですね」
イケ「いってみますか?」
イジ「嫌いでは無いのですが」
イフ「なかなか良いと思うのですが」
イジ「今の愛車が好きなので、でも古いので維持費を考えると買えちゃうんですよね」
イフ「ですね。行けると思います」
イケ「私も維持費を考えるとちょっといい話かなと」
イジ「イケさんもそういう年代でしたね」
イケ「なんですよね。でもね」
イジ「あー私も」
イフ「新しいのダメですかね」
イジ「いいんですよ。安全装置とか、燃費とかね。使い易くっての良い物が揃っていますし」
イケ「そうそう。イフさんところのNとか気になっていますし、復活したCも気になっています。デザインが良いものも多数ですね」
イフ「じゅあ、いいんじゃないですか?R行きましょう」
イジ「すみません。せっかくですが」
イフ「そうですか」
イケ「因みにイフさんは自分の所で真剣にどういった新車を自分は欲しいですか?」
イジ「そうですね。気になります」
イフ「・・・」
イジ「いやいや、そんな深く考えこまれるとは」
イフ「実際、私も昔のXが許されるなら欲しいのですが」
イケ「我々に合わせてもらってありがとうございます」
イフ「いやいや、本当なんですよ」
イケ「本当に車選びって難しいですよね。だいたいの人がいろいろな事情があって、その中で選んで購入ですから」
イジ「そうですね。家族から反対されたり、相方に遠慮したりとかもありますね。我が家は税金が気持ち高いのを良く言われますよ」
イフ「税金ですか」
イジ「古くなると社会的には重くなるみたいで重量税とか上がってるんですよね」
イケ「環境にも悪いようで」
イフ「排ガスとか大分綺麗になっているので、トンネルの中とか昔みたいに曇って無いですからね」
イジ「そうそう。そういう事って正直分かりにくいですよね。トンネルのライトが白い場所も多くなりましたし環境に優しい車は確かに増えた結果だと思います」
イケ「海外では古い車に対して減税や、長年のオーナーを表彰したりと優遇されているように思うのですが」
イジ「そうなんですよね。そういったサービス欲しいです」
イフ「あ、イピさんこちらですよ」
イピ「お揃いで。遅くなりました」
イケ「こちらの方は?」
イピ「エデさんです。車好きの若者と一緒に来ました」
エデ「よろしくお願いします」
イジ「嬉しいですね。こんな若い子に車好きって言ってもらえると」
エデ「結構周り好きな子多いですよ」
イピ「ですって。イフさんどんどん魅力的な車出してもらわないと」
イフ「ですね」
イピ「で、なんの話で盛り上がってたんですか?」
イケ「いつも通り車の話をいろいろ」
イピ「車好きばかりですからね」
イジ「えーと、なんの話でしたっけ?」
イフ「若者の車離れについてはどうですか?」
イケ「良く聞きますね。でもエデさんみたいな人結構いると思いますよ」
イジ「全体数が少ないのでしょうね。人口減少や他に楽しい事いっぱいありますし、維持費がね」
イフ「ですね。住んでる場所によってはいらない場所もありますし」
イピ「交通機関の少ない地方では家族に一台ずつ車が必要だったりするので、そういった場所の税金の優遇があっても良いですよね」
エデ「そうなれば選べる車の幅が広がると思います」
イケ「でも車の値段高くなったね」
イジ「いろいろな装備やパーツ、電子部品などがきっと増えてるからでしょうか」
イピ「海外で発売されている国産メーカーの小型車を国内で販売したら売れそうですけど」
イフ「確かに国内の安全基準をふまえたうえで発売しても、安くて楽しい車だと思いますよ」
イジ「そういった車だと老若男女乗れて売れそうですね。某TのPとか良く見ますし」
イケ「メーカーもいろいろ考えているんですけど、前にTVで見たのですが経済的に無理ってのが多かったですね」
イピ「駐車場だけでもけっこうする場所とかありますから」
エデ「僕は買いました」
イピ「だねw車に関心があるのは若年層は3割ってデータもあったから少ない方みたいだよ」
イジ「免許が必要無いって人もいますからね」
イフ「まあ買わなくても生活が出来る環境が、車の経済的負担が無駄だと思うんでしょうね」
イケ「車を楽しむって事を知っている人が少なくなって来てるのでは?」
イジ「楽しむ場所も少なくなってますし、ちょっと集まると直ぐにお巡りさん来ますもんね。条例とかより周りの人が不快だと思う事を無くそうっていうか、撲滅しようって感じがします」
エデ「最近お巡りさんに基準内で改造してるのに違法改造してるって止められる事もあるみたいですね」
イジ「安全で快適な社会のために。って放送がスーパーとかで流れてたりしますから、普通からちょっと外れたら悪さしてると思われちゃうのかもしれません」
イフ「なんか社会的にギスギスした感じもしますね」
イピ「行きすぎたらお祭すら危ない、うるさいってなりますが、現実にそうなってますもんね」
イケ「そんな中で車で何かしようとするって合理的では無いと思われるのでしょうか?車は移動手段でしょみたいな」
エデ「車離れって社会が勝手につけたあだ名みたいな物ですか?」
イジ「おじさん達が昔の物差しで、今の多種多様に選べる趣味を批判してるのかも」
イケ「で、イジさんは車どうするの?」
イジ「現状維持っていうか、ゆっくり手直ししながら維持です。乗ってる人間も古いので」
イフ「好きな車乗っていられるって贅沢な」
イジ「値段や新しい古い関係なく、大好きな車に乗って趣味だと言えるのは凄く贅沢ですね」
イケ「それから・・・・・」
目が覚めて夢か本当かわからねども奇怪不思議のことなれば、覚えてることなど記しおきぬ
って有名な夢落ちで終わりw