デントリペアスクール8日目 （ドアに出来たサークルデントの修復）

今日からドアに出来た凹みの修復を学ん行きます。

練習用のワゴンRのフロント運転席側のドアです。

実車の様に立て掛けて練習用の課題になる凹みを講師の先生が作って直すという流れはボンネットの時と同じです。

このドアはライトの映り込みの歪みで分かる様に大きくパネルが凹んでいます。本来なら修理を断る状態ですが、最近のクルマのトレンドが逆反りになったプレスラインのクルマも多くなってきていますのでこのまま作業させて頂きました。

パネルが凹んでいる事で塑性によるたわみでとても作業がし難かったですが、何とか修復出来ました(^-^)
暖色のLEDで照らされた○で書いた部分に凹みがあったのですがキレイに直せたと思います。

この凹みがパネルを歪ませていた原因ですね(^-^;)

この後、修復が難しいドアミラー下部の凹みをハンドツールを使って直す作業もしました。平面のボンネットと違う事と、ドアガラスを下げた隙間から工具をアクセスしなければならなかったので激ムズでした（汗）

午後からは私がヤフオクで購入した3世代前のBMWのZ4のドアパネルを修復します。
何故このドアを選んだかと言うと、先ずパネルのプレスラインが逆反りであった事、国産車と比べてパネル厚があって硬く直すのが難しい事です。ホンダのフリードもエグい位に逆反りのプレスラインですが、現行車とあって中古ドアの価格が高くて断念しました（汗）
まぁそんな感じでワゴンRの時と同じ様に修復して行きます。

練習用の凹みを作る前に講師の先生がデントリペアで修復した痕跡を発見しました。ある意味物凄い教材だと言えます。と、同時にその修復痕が今の私のレベルだとそれ以上に直せる事が見て取れました。なので予定を変更してプロのデントリペア屋さんが直したデントリペアをスクール入校8日目の生徒が直すという面白い試みをしてみました(^-^)

講師の先生が作る凹みを「養殖モノ」、自然と出来た凹みを「天然モノ」と称するユーモアに爆笑しながら作業を進めます（笑）

こちらのスクールでは先ずやらない修復方法なのですが、この修復痕からは先ず凹んだ部分を平らにする為に無理矢理裏から突いて平面を出した後、アウティになった部分を修復するという方法が取られていました。古い技術のデント屋さんだとよくやる手法だそうです。蛍光灯や自然光だとほぼ気付かないレベルで修復してありましたが、今の私なら更に平滑に直せますので更にポンチングで落として1ランク上の仕上がりになりました(^-^)v

講師の先生からも合格を貰って今日の授業は終了です。