
エンツォ フェラーリ最愛の息子、アルフレード"DINO"に纏わる市販車のギャラリーを見てきました。
なので、展示車両はディーノをはじめとする、名機ディーノV6エンジンを搭載した数々の名車達ですね!!
前回のクラシックジャガー展と違い、今回は狙い済まして調べてから行きました!!
自分の中で、ディーノと250GTOは最も好きなフェラーリですから!!
デイトナや288GTOも好きですが、最近のフェラーリはあまり魅力的なスタイリングには思えなかったです。が、久々に458は心を打たれました。
458のシルエットにディーノの面影が重なって見えたからでしょう。
このオレンジの車両は、ディーノ206GTです。
とても稀少な車両ですね!! この2lアルミボディのディーノは生産台数が150台程らしいですからね。
と言っても、スチールボディの後述するディーノ246とは素人目には見分けがつきませんでした(^_^ゞ
ボディパネルの仕上がり具合が同等に見えますし、ホイールベースの違いによるデザインに破綻が見られません。
展示場の方にお話を伺うと、羨むばかりの拘りのレストアをされているので此処まで綺麗な状態なのかもしれませんね。
内外装、機関部すべて新車時に近い魅力を放っていると思います。
エアインテークと後輪タイヤハウスの位置関係から少しホイールベースが延びているのと、リアトレッドが広げられているのが見比べて解る程度です。
206と246の外観の違いが気になっていましたが、実際に見比べて差がない事がわかりスッキリしましたね(笑)
何処から見ても繊細で抑揚の美しいクルマですね。
細かな所まで、美しい面と線で描かれてますよね♪
展示場の方も、毎日見ていても飽きないとおっしゃってました。見る角度が変わると、違う美しい表情を見せてくれるクルマだからでしょうね♪
爽やかなブルメタのオープンカーは、スチールボディのディーノ246GTSです。246はスチールとなり生産性も上がって多くのディーノが世に出ています。
フェラーリには珍しいカラーだと思いますが、オープンのディーノと相まって西海岸を想わせる良い雰囲気が出ていると思います♪ タンの内装も似合っていて良いですね。
この時代のピニンファリーナ デザインは、神がかっていますね。
その後の各メーカーがディーノをお手本にMRのデザインをしている事からも解りますよね。
フィアット ディーノのオープンも展示されていました。
政治的背景もあって産み出されたクルマですが、改めて見ているとそんな背景も吹き飛ぶような魅力を感じます。
なんせ、ディーノのエンジンでフロントマスクがディーノのプロトタイプの面影を存分に残してますから♪
そして、ランチア ストラトス!!
ラリーで勝つために産まれたクルマですね。
そして勝つための強心臓がディーノV6です。
ディーノとは同じ横置きMRでも、全く違うカッコ良さです!!
時代が違う事もありますが、世に送り出された理由の違いも大きいでしょうね。
それにしても、ガンディーニ氏のデザインは凄いです!!
ディーノとストラトスの目的の違いは見た目からも解りますが、乗るとより鮮明なようですね。
またまた展示場の方の話ですけど、それぞれのクルマの助手席にお乗りになられてまして、ディーノは街乗りでもしなやかさを感じる良い乗り心地で、ヒラリヒラリと軽快に走るのが印象的だとおっしゃっってました。
対するストラトスは、街乗りは苦痛を伴う乗り心地で、尋常ではない回頭性に驚いたそうです!!
オーナー様の話だと、コーナリング中は決してアクセルを離してはいけないそうです(^_^ゞ 油断すると即スピンモードに入ってしまうのでしょうね…
それこそがストラダーレとコンペティオーネという産み出された目的の違いでしょうね。
ストラトス使いのサンドロ ムナーリ選手、恐るべし!! ですね。そんなクルマでラリーに勝ちまくるのですから…
ついつい長文になってしまいました(^_^ゞ
それだけ、憧れの思いが詰まったクルマ達という事で…
これだけの芸術性や魂を感じるクルマって、今の時代ごく僅かですよね。
Posted at 2014/10/27 22:29:21 | |
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クルマ見学 | 日記